2.411回例会  2006.6.16(金)  No.2302


司会 藤森郁男SAA
ゲスト・ビジター 日銀松本支店長 松永哲也様

出席報告 78.08% 11名欠席  前回訂正 87.27% 7名欠席
ラッキーナンバー No. 47 細川昭八君

ニコニコボックス 親睦委員会一同、今日の担当例会です。日銀松本支店長をお迎えして。折井正明君、松永さんようこそおいで下さいました、昨日は私が松本クラブで「諏訪圏工業メッセ」の卓話をさせていただきましたから入れかわりですね。太田信男君、中日ドラゴンズ昨シーズンは交流戦で大敗して優勝を逃しましたが、今シーズンは交流戦で勝ちトップに立ちました、このままトップが続けば毎週ニコBOXのつもりです。。細川昭八君、本日早退させて頂きます、ラッキーNO.に当たって。

会長告知 増澤洋太郎直前会長 本日の例会は先週に続いて会長代理を務めさせていただきます。今日は原油価格高騰の折りエタノール版のOPEC誕生のお話をしたいと思います、サトウキビや穀物を原料とするバイオエタノールに活用の機運が世界中で高まっています。世界最大の生産国ブラジルがアジア、アフリカ諸国と生産者連盟の設立を進めている事が明らかになりましたが、いわばエタノール版石油輸出機構です。すでに南アフリカとナイジェリアと提携して現在タイ、インド、アンゴラや中米諸国と交渉中だそうです。エタノールは燃焼時のCO2排出量はゼロとみなされ地球温暖化防止に役立つエネルギーとしてブラジルや米国、欧州で自動車燃料として利用が進んでいます。日本では石油連盟がエタノールの化学合成品である「ETBE」をハイオクガソリンに3%混ぜる方式を採用、平成22年度実用化を目指しています。昨年夏に成立した包括エネルギー法で、米国はエタノールを2012年までに実用化し今のエタノール生産量を2倍に増やす、計画を立てています。ブラジルではサトウキビからエタノールを抽出し、米国ではトウモロコシから作ります。実際粗糖も価格が倍になりました、同じ事がトウモロコシでも起こるかもしれません。

幹事報告 折井俊美副幹事 本日河西正一幹事は古屋了君の御母堂の葬儀の手伝いに行っています、もし葬儀に出席出来ず香料を出される方は私がお預かりします。来週、再来週の例会は役員退任の挨拶ですので委員長さん又は副委員長さんが必ず出席して下さい。

卓話 日銀松本支店長 松永哲也様 本日長野県経済の動向と今後の課題について話させていただきます。毎月経済の現状という事で6月は穏やかで着実な回復が続いている状態です。大型小売店、百貨店、スーパーで百貨店は昨年の9月より上向きになってきている、これは雇用が良いという事ですし給与も前年度よりも月平均2,622円増えています。製造業では自動車部品メーカーが104 1月から106 1月迄に128%の伸びをしており、又建設業も住宅の着工率が良くなっています。これからの経済面の当面の懸念材料は、石油価格、米国経済の行方、為替相場の3点です、原油高の背景には各国の消費効率をみないといけません、GDPに対して日本は年度ベースで0.05に対し中国は4倍の0.19、韓国は3倍の0.15、インドは4倍弱の0.18、タイは日本の倍強の0.27という実情です。世界経済の実質成長率の見通しとして2006年度は前年対比米国は3.6%、ユーロエリア2.0%、英国2.4%、中国は9.4%、日本2.0%の見通しです。そこで諏訪市の印象ですが、県内最大のハイテク集積地域です。個別企業レベルの技術力が高いのみならず地域全体を盛り上げようという機運が強いです。独立心が旺盛であり、交通の要所であり、中京圏首都圏へのアクセスが2時間以内であります。又文化レベルも高く美術館、博物館も多く地域の伝統産業、伝統文化に根ざしたものであります。観光面では城下町らしい街並の整備、観光を広域で考える必要があると思います。世界遺産登録の検討、名物料理の更なる充実を望むところです。




慈愛の種を播きましょう


      



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