2.397回例会  2006.2.17(金)  No.2288


司会 藤森郁男SAA
ゲスト・ビジター 哈爾濱師範大学講師 佐久隆明様
出席報告 本日 87.27% 7名欠席、前回訂正 90.91% 5名欠席
ラッキーナンバー No.13 河西保美君

ニコニコボックス 八幡一成君 佐久先生をお迎えしての担当例会です。小林恭一君 重ねてお願いします。明日のIMにはご家族お揃いでご参加下さい。藤原吉彦君 誕生祝いありがとうございます。「ぬのはん」が旅館100選に選ばれました。河西正一君 「新鶴」定休日を日曜より水曜に、本日長野日報で記事に。関口良一君 明日のIM欠席で申しわけありません、早退します。小飼康平君 何回も欠席申しわけありません。小口武男君 佐久先生楽しみにしています。河西保美君、ラッキーNo.に当たって。

会長告知 北澤晃会長 [[子孫に美田は残すな 17%] 子供や孫のためによく肥えた田畑を残しても、自ら努力する機会を奪うのでよくないということわざです。日本一の農家数を誇る長野県だけに、この小さな数字と思われます。しかし本当に残してあげられるものは土地や建物などの財産や肩書きではなく、すこやかな身体・自分の考え・生きていく知恵と知識・人を受け入れる広い心と、どれもが美田に匹敵します。アメリカで男の子を育てるとき欠かせないものに「魚釣り」「たき火の仕方」「キャッチボール」と言われます。自分の力で生き抜いていける事が自立で、親が一番望んでいる事だと思います。
幹事報告 河西正一幹事 18日のIMはガバナー補佐・実行委員会以下順調に準備できましたので、奥様やご家族多くの方の出席をよろしくお願いします。本日のクラブ協議会は来週に。3/3はローターアクトとの合同夜間例会です。米山奨学会へ20万の特別寄附を理事会で承認。

クラブフォーラム (世界理解月間):国際奉仕委員会 八幡一成委員長 佐久先生は昨年3月まで諏訪中の校長先生で、現在は哈爾濱師範大学で教鞭を執っておられます。現地で感じた事をお話頂きます。 

佐久隆明先生: 諏訪中を最後に38年間の教員生活を退職し、今哈爾濱師範大学で外国語日本語学科を担当、週16時間授業を持っている。学生の様子は、皆真面目で前向きで勉強家が多い。大学は設備修復の金が乏しく職員の給料も遅れがちだが、何が彼らをそうさせるのか・・今の中国体制の中で、厳冬に耐え限られた電気の下で勉学に励み、「普通の労働者で終わりたくない、国に認められる有益な人物になりたい」と努力をしている。彼らを理解したいと考え、職員学生と週一度「日本料理の日」を作り我が家へ招き、私自身も「二鼓」のレッスンに通っている。中国へ来たきっかけは1998年の長野県教育者中国視察から始まる。李淑芝教授と知り合い、01年に彼女が来日し家族付き合いが始まった。勉強家の息子さん史琳君が04年に日本留学中にお世話した縁もあり、同教授から強く中国行きを要請され、定年退職を機に決心した。昨年から中国の反日感情が報道されている。南部ははっきりしているが、戦前の日本との関わりのある北部は、簡単には感情を出さないようだ。満州国時代を過ごした年輩の人に尋ねると決して悪い話ばかりではないようだ。私も彼らの本当の心はまだ分からないから余計な言動は控えるように心がけている。さて中国は偽物の商売が当たり前だ。貧しい人が多く、中国人はその日の生活の為に当然と思いながらも賛否両論だ。私は学生に偽物作りで満足する生き方より、しっかり勉強し中国の広大な国土と資源を活用し基幹産業がもてるよう努力をすべきだと述べている。あこがれの日本留学ができる学生は一部の金持ちの子たちだ。今私は、生活苦でも勤勉な農村部の貧しい子供達に留学援助が何とか出来ないか悩んでいる。それと社会主義体制下であるが、若者に自分の意見をはっきり言う事を教えている。それが今後21世紀を背負っていく次世代の中国人にとって一番必要なことと信じている。




慈愛の種を播きましょう


      



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