<週報:
No.2,790
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2,899回例会 2017年2月10日(金)
司 会 |
朝倉英仁SAA
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ゲストビジター |
NPO法人 子どもサポートチームすわ
理事長 小池みはる様
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出席報告 |
本日64.29% 17名欠席、前回訂正90.48% 4名欠席
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ラッキーナンバー |
11 藤森省作君
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ニコニコボックス
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竹上幸浩君、高橋正司君、北川和彦君
小池みはる様ようこそお越しくださいました。 本日の卓話よろしくお願いします。
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伴在賢時郎君
本日は途中退席させていただきます。申し訳ありません。
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加藤明博君
本日欠席させていただきます。申し訳ありません。
「ぬのはん感謝の集い」は、多くの会員様にご出席いただきありがとう ございました。
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横澤良君
第34回カーリング日本選手権大会で中部電力女子カーリング部が優勝
することができました。
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藤森省作君
ラッキーナンバーに当たって。
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会長告知 伊藤武利会長
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会長告知を始めてから何となく日本の神話に興味を持つようになりました。
先週までは神武景気とか岩戸景気の話をさせていただきましたが、今日は、
次の「イザナギ景気」のお話をさせていただきたいと思います。正に神話からの
ネーミングとなっていますこの「イザナギ景気」は、東京オリンピック後の
昭和40年から5年間続いたようです。
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当時、自家用車はとても高嶺の花でしたが、エンジンが1000tのカローラとか
サニーとか800tのパブリカという名前の大衆車がでてきたのがこの頃です。
頑張れば一般の人も自家用車を手に入れる事ができるような時代になり、随分
カローラやサニーが売れました。それからオリンピックで普及したカラーテレビ、
今はエアコンですが当時はクーラーと言い、この「3C」(カラーテレビ・クーラー・カー)
が「新3種の神器」と呼ばれ、メーカーも販売店も勢いは随分良かった訳です。
それから戦前もあったようですが、戦後初めて建設国債をこの頃に発行し、
どんどん発行された国債が現在、赤字国債になっており今は手に負えない金額までに
なっていますのは、皆様ご承知の通りだと思います。
神武・岩戸・イザナギ景気と続けてきましたので、来週から日本の神話について
話しをしていきますので、皆様飽きずに聞いていて下さい。
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幹事報告 竹上幸浩幹事
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創立60周年実行委員会の部会担当の組織変更について承認されました。
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2017-2018年度諏訪RC役員及び委員会構成が承認されました。
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報告事項で秦野RCゴルフ同好会との交流について、後程担当より説明があります。
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2月24日の例会に諏訪湖RCの交換留学生及びホスト会員を招いての卓話をお願いしております。
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本日の例会は、プログラム委員会主催で「NPO法人 子どもサポートチームすわ」の小池理事長様をお招きしており、
後程卓話をお願いしております。
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2016-2017年度の半期会計報告として、予算執行状況を藤沢会計に作成していただきました。
中間決算ですので皆様、目を通しておいてください。
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次回、2900回の例会は、創立60周年記念式典祝賀会に向けて古屋事務局長より時間
の前倒しについて説明があります。
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委員会報告
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八幡一成会長エレクト
次年度RC役員名を配布してありますのでよくご参照ください。4月に入りますと地区協議会
がありますが、出席される方には別途通知します。6月の60周年記念式典等が終了しますと、
すぐに次年度が始まりますので皆様よろしくお願いします。
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諏訪RCゴルフ同好会 平林明会長
今年、第1回のゴルフ同好会の活動として、秦野RCからお誘いをいただきましたので、
一緒にプレーを行いたいと思います。詳細は同好会の会員に通知いたしますので
多くのご参加をお待ちしております。
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クラブフォーラム 卓話
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プログラム委員会 高橋正司委員長
2月は平和と紛争予防紛争解決月間です。
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ローカルな視点では子供のいじめ、不登校の課題にもつながると思いまして、
本日は2012-13年に諏訪グループIMでパネラーを勤めていただいた、小池みはる様に
不登校の児童生徒に向き合う「フリースクール」の取り組みについて卓話をお願いしました。
小池様は茅野市出身、東京で全国社会福祉協議会事務局に勤めた後に地元に戻り学習塾で
初めて不登校の中学生に出会い、当時の校長先生の依頼もあって支援活動を行いました。
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そして、「フリースクール」を立ち上げ、現在中洲で「NPO法人子 どもサポートチームすわ」
の理事長として不登校の子供達やご家族の支援活動を行っています。
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NPO法人 子どもサポートチームすわ 理事長 小池みはる様
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今日は、不登校について自分が現在考えていることなどを通して語っていきたいと思います。
私が不登校に関わりだしましたのが、学習塾を初めてその子供達の中にポツポツ不登校が出始めて
いる時代になります。スクールを立ち上げて20年になりますが、前身の3年間に貴重な体験がありました。
きっかけは、知り合いの中学の先生からの依頼で、荷が重いなと感じながら不登校の生徒さんの家に
行くことになりました。訪問させていただいた家の部屋では、生徒さんが黒の上下服で部屋の隅に
ずっとうずくまり声を掛けられないような状況で、私が学習塾をやっている中で出会った子供と
全く違う印象で衝動を受けました。
学校にいられない理由は、いじめだったり、子供達それぞれ違う訳ですが、このように
最初に出会った子供達は強烈で、全く信じられない印象を私に与えました。
そこからカウンセリングを学び、子供達と関わるようになりました。そこで私の人生も
変わっていく訳ですが、一般的には身近にそのような状況がなければ理解できない事だと思います。
不登校になってしまった心身の状態だと、どうあがいても絶対に学校に行かれませんので、
子供達の心に寄り添いながらゆっくり休ませるしかないと思っています。目の前の子供を
元気にしたい、これがきっかけで「フリースクール」を立ち上げました。不登校ですが、
子供達は1人ずつ色々な理由があって、どうして・なぜ学校に行かれないのか、そこの
ところしっかり受け止めてくれる人がいれば子供達は随分楽になり、長期化する事を防げる
かもしれないと思っています。
いずれ不登校はなくなるのではと思っていましたが、このところ、むしろ増えている
状況だと思います。私は、教育制度、環境を変えないと学校の中での「子供達に保障されて
いる教育の権利」、「誰でも学ぶ権利」がなくなるのではないかと感じています。
社会で生きていく上で、土台となる基本的な学び教育を受ける権利は憲法ですべての国民に
保障しています。
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民間ではこれまで、子供を苦しめている現実から、子供の気持ちを尊重して
成長を支援する学校外の居場所・学びの場の「フリースクール」を学ぶ権利として保証する
活動を進めてきました。国も10年位かかりましたが、昨年12月、不登校の子支援の
「教育機会確保法」が成立し、応援していただけるようになりました。正式名称は
「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」となります。
さて、皆様にお願いがあります。子供達が社会・職場体験できるインターンシップ制度のような
形で子供達を3〜4日でも引き受けて下さる取組みをしていただければありがたいと思います。
本人達に学校外の学びというものも理解させたいと思っています。
それから財政支援のお願いですが、「フリースクール」は利用者の金額と寄付金で運営しています。
昨年、法律はできましたが、まだまだ財政支援まではありません。皆様のご支援をいただき、
貴重な財源を大切に使わせていただきながら子供達のために努力したいと思っています。
私達は微力ですけれど、子供達が近い将来「フリースクール」だけでなく、安心・安全な
教育の場が沢山でき、色々の場で子供達を受け入れてくださる保障された社会を目指して、
子供達と共に頑張っていきたいと思っています。
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