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 諏訪ロータリークラブ

    ■会長/早出 由男  ■幹事/小口 秀孝
    ■例会/毎週金曜日 ぬのはん

世界へのプレゼント

<週報: No.2,756 >   weeklyrogo

 2,865回例会 2016年4月22日(金)


司  会 古屋了副SAA
ゲストビジター 諏訪赤十字病院 第一小児科部長 馬場淳先生
誕 生 日 飯田兼光君、笠原宏文君、藤井晴康君、森幸俊君
結婚記念日 藤森和敏君、藤森省作君、北川和彦君、横澤良君、
結婚記念日 森幸俊君、山崎晃君、小口泰幸君
出席報告 本日65.0% 18名欠席、前回訂正90.91% 4名欠席
ラッキーナンバー No.9 竹上幸浩君

ニコニコボックス
早出由男君、小口秀孝君
4月は瀬戸RC招待、お花見例会と続き、本日はじめての昼間の例会です。
5月も秦野RCの招待、新旧役員引継会と続きます。会員の皆様のご協力をお願いします。
本日卓話、馬場先生よろしくお願いします
伴在賢時郎君、大和眞史君
本日は担当例会です。日赤の馬場先生から普段あまりなじみのない話がふんだん出てくると思います。
親睦委員会 玉本広人君、古屋了君、高橋正司君、平林明君
お花見例会ありがとうございました。小口幹事様に会場をお貸しいただき感謝します。
加藤明博君
例会2週連続欠席となり申し訳ありません。
グループ会社で諏訪市赤沼に「てんや」がオープンしました。皆さん是非、
お出かけください。
笠原宏文君
連続での欠席陳謝。
森幸俊君、山崎晃君、藤森和敏君、古屋了君、北川和彦君、横澤良君
結婚記念日にお花をいただいて。
竹上幸浩君
ラッキーナンバーに当たって。

会長告知 早出由男会長
 前回の花見例会には所用で欠席してしまい、皆様にご迷惑をおかけしましたことに お詫び申し上げます。私も法光寺さんの素晴らしい桜の花を見たかったのですが、 当日は、長野地方裁判所諏訪支部の支部長裁判官と長野地方検察庁諏訪支部の 支部長検事が新任され、法曹三者の歓迎会と重なってしまいましたので、参加できなく 誠に残念でした。
 しかし、当日は偶然にも午後3時から諏訪商工会議所主催による高島公園での 観桜会が開催されて諏訪ロータリークラブの会長としてご招待を受け、わずかな時間 でしたが楽しんで参りました。
 また、4月16日には松本ロータリークラブの創立60周年の記念式典にも出席させて いただきました。松本ロータリークラブは諏訪ロータリークラブ創立のスポンサークラブで、 長野県内のロータリークラブの中では最も歴史のあるクラブだそうです。諏訪ロータリー クラブも来年は創立60周年を迎えますが、松本ロータリークラブに負けず劣らず、 クラブを盛り上げて参りましょう。

 さて、話しは変わりますが、九州熊本地方で発生した地震は異常で、28時間後の「本震」、 地震は330回を超す多発地震で、これによる被害は計り知れません。また、地震は日本だけ ではなく、4月16日には南米エクアドルでもマグニチュード7.8の地震が起き、死者は350人 と報道されています。
写真
 地球の状態がどのようになっているのか分かりませんが、いつ、どこで起きるか分からない 地震を想定して、私達も何等かの準備をしておく必要があると思います。
 地震の被害にあった熊本や大分の方々に対して、私達ロータリークラブは何等かの支援を しなければならないと考えますが、具体的な方策は分かりません。皆様と共に考えてみましょう。

幹事報告 小口秀孝幹事
今月は瀬戸RC御柱交流夜間例会、お花見例会と続き、ご協力ありがとうございました。
本日は、母子の健康月間と言うことで、社会奉仕委員会の担当例会とし、諏訪日赤小児科部長 の馬場先生に卓話をいただきます。
熊本震災にRI2720地区(熊本・大分県)より、義援金の要請が来ております。
ご協力よろしくお願いします。
5月15日〜16日は秦野RC下社里曳き御柱招待行事があります。
ご参加をお願いします。
5月9日は新旧役員引継ぎ会の予定です。
今月のロータリーレートは1ドル116円です。
本日例会終了後、理事会を開催いたします。

委員会報告
社会奉仕委員会:伴在賢時郎会員
予測アンケートの未提出の方は是非ご提出ください。
5月13日AM11:30から「やすらぎ像」の清掃への参加をお願いします。
伊藤武利会長エレクト
先日のアンケートへの協力ありがとうございました。次年度のクラブ運営の参考にさせて いただきます。


クラブフォーラム 母子の健康月間
伴在賢時郎委員長
 今月は母子の健康月間です。本日は諏訪日赤小児科部長の馬場先生にお願いします。
諏訪赤十字病院 小児科部長 馬場淳先生
−−周産期医療の現場から考える社会的基盤の構築−−

 地球上で起きた生物の進化の過程を振り返ると、35億年前にバクテリアの様な生物がまず 海の中で誕生し、進化と絶滅を繰り返しながら陸上に進出し、そして現在の我々人間が あることがわかる。
 この過程の情報はDNAに蓄積されており、母親の子宮の中で、受精卵はこのDNAに刻まれた プログラムに従い発生の過程をたどる。羊水の中で水中生活を続けてきた胎児は、分娩を契機に 子宮外の生活を開始することになるが、これは、かつて我々の先祖が、陸上に上がった苦難の 歴史を追体験しているといえる。
 出生とは、呼吸開始の準備が整っているか否かにかかわらず、胎盤と言う生命維持装置から 切り離される人生最大の試練である。出生時に、胎外生活に必要な呼吸循環動態への移行が 順調に進行しない事例は、全出生の約10%にもみられる。このことはあまり知られていない 事実である。また、全出生の約1%は、出生後、直ちに積極的な心肺蘇生処置を受けなければ、 死亡するか、重篤な障害を残す。 写真
諏訪赤十字病院 馬場淳先生
 従って、分娩施設には新生児蘇生に習熟した医療スタッフが、突発的な出産に備え24時間 体制で常駐していることが必須となる。長野県は全国でも新生児死亡率の低い県である。 安曇野市に総合周産期母子医療センター(こども病院)をつくり、更にそれらを支える地域 周産期母子医療センターを高速道路沿いに配置し、長野県内ほとんどの地域から重症新生児を 一時間以内に運ぶことのできる周産期システムを構築してきたことも、大きく寄与している。

 少子高齢化社会を周産期医療の側面から見てみると、平成15年頃から分娩数が急速に減少して きたことがわかる。かつては妊娠しやすい年齢(20〜34歳)での出産数が圧倒的に多かったが、 最近はこの年代層の出産が激減している。逆に高齢出産(35歳以上の出産)は増え続けている。
 卵巣の中の卵胞数は加齢に伴い30代半ばから急速に減少するため、妊娠自体が成立しにくくなり、 妊娠したとしても児の染色体の異常率は高くなっていく。しかしながら、社会的な背景等で妊娠時期 を先送りにせざるを得なかった結果、不妊治療の助けを借りるなどして高齢出産となっているのが 現状といえる。
 長野県における低出生体重児の割合を見てみると、平成のはじめ頃までは5〜6%で推移していたが、 それ以降急速に増え続け、現在は10%近くまでに達し、高止まりの状況である。この要因のひとつは、 満期まで妊娠を継続することが難しい高齢出産の増加にあるといえる。

 今後取られるべき方略として、新生児仮死は10人に1人に生じるという事実からは、新生児蘇生が 24時間体制で行える病院に、周産期医療を集約していくことが重要だと考える。また、低出生体重児 が10人に1人にまで増加している現状を改善するためには、女性が出産適齢期に出産できる社会を 構築していくことが、喫緊の課題といえる。
写真  全国各地で論議が巻き起こっている待機児童問題に対して、諏訪赤十字病院は諏訪市の子育て支援 に協力し、院内託児所に地域枠を設けて市民に開放した。
 我が国では平均寿命が延び、老年期が延長して高齢化社会を迎えている。子育て世代の支援に老年期 のマンパワーを生かして行くことは、少子化社会の急速な進行に歯止めをかける重要な鍵になりうると考えている。
 リタイア後は、それまでに培ってきた人生経験を伝えるつもりで、積極的に次世代の育成に参画して いってはどうだろうか。


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