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 諏訪ロータリークラブ

    ■会長/早出 由男  ■幹事/小口 秀孝
    ■例会/毎週金曜日 ぬのはん

世界へのプレゼント

<週報: No.2,738 >   weeklyrogo

 2,847回例会 2015年12月4日(金)


司  会 小口武男SAA
ゲストビジター 諏訪赤十字病院 感染制御室 藤森洋子看護師長
誕 生 日 宮坂圭一君、河西正一君、古屋了君
結婚記念日 宮坂直孝君、山田文雄君、岩波寿亮君、折井俊美君
出席報告 本日77.27% 12名欠席、前回訂正88.64% 7名欠席
ラッキーナンバー No.8 伊藤武利君

ニコニコボックス
早出由男君、小口秀孝君
本日の例会よろしくお願いします。
河西正一君
誕生日によせて。
藤森省作君
長らく欠席して申し訳ありません。やっと、りんご(ふじ)の収穫が終わり
ました。今年のりんごの品評会は一等賞でした。
伴在賢時郎君
今日は、社会奉仕委員会の担当例会です。感染症対応のプロである藤森洋子
看護師長にお話しをしていただきます。
大和眞史君
本日、藤森洋子師長卓話の機会を頂きます。よろしくお願いします。
伊藤武利君
ラッキーナンバーに当たって。

会長告知 八幡一成副会長
 冬が近づいてきますと、食品を扱っている者にとってノロウィルスによる 食中毒が気になります。国内においてノロウィルスによる食中毒は1年を通して 発生しますが、11月くらいから発生件数が増え始め、12月から翌年1月がピークになります。 食中毒の中でノロウィルスによる食中毒がどれくらい多いかと言うと、平成26年の全国の 食中毒発生件数976件のうちノロウィルスによる食中毒は293件で約30%、患者数では19,355人 のうち10,506人で約54%と大きな割合を占めています。同じ年の長野県では11件発生し、 患者数は287人となっています。
 ノロウィルス食中毒の特徴は、その感染力の強さと多彩な感染経路にあると言われています。 感染力の強さでは、例えばサルモネラ菌では通常1万から10万個程度の菌を摂取すると発症しますが、 ノロウィルスはヒトの腸の中で爆発的に増えるので、100個以下の摂取でも発症します。
 感染経路ですが、次の3つが考えられます。
・食品取扱者が感染していて、その人によって汚染された食品を食べた場合
・汚染されていた二枚貝を、生あるいは加熱不十分な状態で食べた場合
・汚染された井戸水などを消毒不十分で飲んだ場合
です。最近は食品取扱者を介した食中毒の事例が増えています。
 最後にその予防ですが、一つは、食品を十分加熱することです。この場合、食品の中心部が 85℃から90℃で90秒以上の加熱が必要とされ、さっと湯通しする程度ではだめです。
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二つ目は、石鹸と流水による手洗いです。石鹸はノロウィルスを死滅させることはありませんが、 手からノロウィルスを剥がれやすくする効果があります。ノロウィルスを死滅させるには塩素系漂白剤が 有効ですが、手を塩素系漂白剤に浸す訳にはいきませんので、石鹸による手洗いでノロウィルスを洗い流す ことが予防となります。どうぞ皆さん冬を健康にお過ごし下さい。


幹事報告 小口秀孝幹事
今月は、疾病予防と治療月間です。本日、諏訪赤十字病院の藤森洋子 看護師長をお招きしています。
ユネスコ世界寺小屋運動支援のため、書き損じハガキの収集活動に協力したいと 思います。ボックスを受付に置いておきます。
今月は11日に年次総会、25日はクリスマス忘年例会が予定されています。
本日例会終了後、理事会を開催します。

ニコニコ3分間スピーチ
飯田兼光会員
 今まで色んな車を乗り継いでいますが、先日ちょうどリースが切れま したので、2.2Lのディーゼルターボエンジンの車に替えました。私は、 どちらかというと大型四駆車系が好きなんですが、会社の車で乗る訳に もいきませんのでセダン系にしました。
 実は、この車が3.5Lの車よりも力があるんです。皆さんの中には、 ディーゼルのターボってどうなのって思いになられている方がいると思うん ですが今、ディーゼルがこれだけ売れている理由は、やはりクリーン ディーゼルだと思います。
 この2.2Lの車は街乗りもそうですが、山道それと高速まったく問題なく、 乗った感想として大袈裟かも知れないですが3.5Lの車の比じゃないくらいの加速感です。
 皆さんもご自分の車を決められる時には、試乗して体験されることが非常に良いと思います。
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クラブフォーラム 卓話
社会奉仕委員会 伴在賢時郎委員長
 今日は、疾病予防と治療月間ということで、感染症の危機管理のプロである 藤森看護師長さんから最近の傾向、対応の仕方をお聞きして、これからの生活に 役立っていただければと思います。
大和眞史会員
 看護師さんは、どちらかと言うとジェネラルプレイヤーで、どんな患者さんの 状況でも見れるんですけども、一方では安全とか認知症ですとか色んな領域の 専門をリードしていく認定看護師制度っていうのがありまして、藤森洋子さんは 7年前に日赤の看護大学で取得され、当院の感染制御室の専従として頑張って いただいています。
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伴在賢時郎委員長
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藤森洋子看護師長を紹介する大和眞史会員

諏訪赤十字病院 感染制御室 藤森洋子看護師長
 インフルエンザは、1933年にインフルエンザウィルスとして発見されました。 A型インフルエンザは、HA抗原16種類とNA抗原9種類の全部で144種類の 抗原亜型が存在します。自然宿主はカモなどの水禽類の腸の中にいます。 1918年のスペイン風邪など大規模なパンデミックを起こしてきたものが いくつかあります。B型インフルエンザの宿主は、どうもヒトだけらしいです。 抗原は、1種類でA型に比べ流行の規模は小さいです。C型というのもありますが、 ちょっと風邪をひいたくらいで終わってしまいます。
 インフルエンザの感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染と直接接触、 あるいはものを介しての間接的な接触によって起こる接触感染がありますが、 基本は飛沫感染です。飛沫を飛ばさないというのが非常に重要な行動になります。 皆さんにお願いしているのが、「咳エチケット」と言われるものです。咳をする時は 周りの人から顔をそむけて1m以上離れる。ティッシュで飛沫が飛ばないように鼻と口 を押さえ、そのティッシュは蓋付ゴミ箱へすぐ捨ててくださいということと、そういう 症状のある方はマスクをしましょうということです。これは職場の中、家庭の中でも 十分やっていただけると思います。
 インフルエンザにかかったら半日位は、ウィルスが増えないと検査が陽性に なりませんので、陰性でも周囲にインフルエンザの方がいらっしゃったら、かかって いるという対応をしていただきたいと思います。感染性が最も高いのは最初の3日間と 言われていますが、約7日間はウィルスが排泄されますのでこちらも注意が必要です。
 感染防止策としては、ワクチン接種を受ける、あとはうがいと手指衛生とか 先程の「咳エチケット」、換気を良くする、流行時の人混みに出るのを避ける、 栄養・休息をとり体調を整えるなどがあります。加湿も非常に重要ですが、加湿器の中で 増殖した微生物を空気中にばら撒いてしまうことがありますので、清潔に管理し使用して いただければと思います。
 次に肺炎になります。肺炎は今、死因の第3位となっていてやはり、冬に多くなります。 肺炎は主に細菌とかウィルスが肺に感染を起こす病気です。主な病原微生物としては 肺炎球菌です。肺炎球菌はヒトの鼻腔や咽頭などに常在し、健康な成人でも3〜7割が 保有しています。体力や免疫力の落ちた高齢者の肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症や 副鼻腔炎、中耳炎、骨髄炎などを起こします。他の病原微生物としてインフルエンザ菌や マイコプラズマというようなものがあります。
 肺炎を起こすリスクとしては、風邪とかインフルエンザのウィルスによって喉や気管などに 炎症が起こり、気道の防御機能が低下しているところへ別の細菌が感染し「2次感染」を 起こすことがあるので注意していただきたいと思います。
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藤森洋子看護師長
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〜インフルエンザと肺炎について〜


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