2,783回例会　2014.7.18（金）　　No.2,674

今回は奉仕について考えたいと思います。 　米山梅吉氏が、ポール・ハリスの著書This Rotarian Age「ロータリーの理想と友愛」を翻訳したときに、The Ideal of Serviceを「サーヴィス理想」と訳し、後に「奉仕の理想」となりました。Serviceを「奉仕」と訳すことに色々議論されるところですが、奉仕はそのまま置くとしても、Idealは「理念」と訳す方がわかりやすく、The Ideal of Serviceを「奉仕の理念」と考えたら理解しやすいかもしれません。 　数多いロータリーの公文書のなかで奉仕理念に触れているのは、「決議２３−３４」のみです。その決議には、ロータリーにはHe profits most who service best とService above selfという２つの奉仕理念があります。一つは事業の継続的な繁栄を願う職業奉仕の理念をHe profits most who service best というモットーで表しています。これはアーサー・フレデリック・シェルドンによって提唱されたもので、ロータリー運動の本質ともいうべき職業奉仕の理念です。もう一つは、他人のことを思い他人のために尽くすという弱者を助ける人道的奉仕活動、即ち社会奉仕と一部の国際奉仕活動であり、その理念をService above selfというモットーで表しています。決議２３−３４第一条には「ロータリーは、基本的には、一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務及びこれに伴う他人のために奉仕したいという感情との間に常に存在する矛盾を和らげようとするものである。この哲学は奉仕−Service above self−即ち超我の奉仕の哲学であり、『最もよく奉仕する者、最も多く報いられる』という実践的倫理原則に基づくものである。」と表記されています。 　ポール・ハリスの著書This Rotarian Age「ロータリーの理想と友愛」の中に、ロータリーの「奉仕の理想」についてポール・ハリスは「ロータリーの概念する奉仕の理想とは、物の過程の最初に奉仕を置くものである。換言すれば奉仕の理想を標榜するものは、受けるべき物質においてではなく、まず与えるべき奉仕に着眼すべきである。物質を眼の前に置けば、見とおしは困難となる。そして最も愚かな方法は金銭に集中することである。『奉仕第一、自己第二』：Service Above Self：というスローガンの中に要約され得る教養である。」と説明しています。

委員会報告

◇	ロータリー情報委員会 三井章義委員長
	本日は米山奨学会のお話をします。 　２０１３−１４年度寄付額は６月末に集計が終わり、全国で１３億３７００万円集まり、前年度を０．９％上回りました。ありがとうございました。当地区では３１７８万２千円で、諏訪クラブでは６７万８千円集まりました。全国の一人あたりの平均は１万５２００円です。当地区平均は１万５７６４円、諏訪クラブは１万５０６６円でした。あとわずかで全国平均に届きますので今年度もぜひご協力をお願いします。 　来年度の奨学生の人数は２０名増やし７２０人になります。また奨学生の例会出席規則が「月１回」から「月１回以上」に改正されました。

三井章義委員長

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クラブ協議会　ガバナー補佐事前訪問

◇	真道弘雄ガバナー補佐
	ただ今紹介いただきました諏訪グループガバナー補佐の真道です。茅野クラブに所属しています。地区とのパイプ役を務めますのでよろしくお願いします。私は木材用の手引きのこぎりをつくっている職人です。ロータリー歴は２９年になります。 　今年度地区標語は「明日のために今こそ行動を」とされ、７つの地区方針及び行動計画があります。その一つに「会員増強」が掲げられています。各クラブとも会員減少対策や退会防止に努めていると思いますが、みなさま一人一人が会員増強委員となり多くの会員増強をすることで、クラブをますます活性化するようお願いいたします。

真道弘雄ガバナー補佐

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