riemblem  International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2,719回例会 2013.02.22(金)  No.2,610


司  会 折井俊美SAA
ゲストビジター 該当なし
出席報告 本日93.02% 6名欠席、前回訂正100%
ラッキーナンバー No.10 尾町毅君

ニコニコボックス 親睦・クラブ親善委員会 岡村裕司委員長
IM実行委員会:山崎晃君、増澤洋太郎君、折井俊美君、八幡一成君、古屋了君、玉本広人君、藤森和敏君
先日のIMは、皆様のご協力をいただいて成功裏に終えることができました。本当にありがとうございました。
小口武男君、長田司君
先日は内容のある楽しいIMをありがとうございました。特に実行委員会の皆様ご苦労様でした。
小口寿夫君
90周年沢山の方で出席ありがとうございました。連続欠席申し訳ありませんでした。
笠原宏文君
IM実行委員会の皆さんありがとうございました。会員の皆さんお疲れ様でした。
親睦委員会:岡村裕司君、藤森省作君、松下正樹君、三宅正人君
IMではハンドベル演奏はじめご協力ありがとうございました。
北川和彦君
子どもの虐待の卓話を聞いていただきありがとうございました。盛り込みすぎたのでもっとスッキリ話したいと思います。
尾町毅君
連続欠席深謝。IMお疲れ様でした。大変な盛況でうれしい限りです。
尾町毅君
ラッキーナンバーに当って。

会長告知 小口武男会長
 先日のIMは大変お疲れ様でした。特に実行委員会の皆様は準備からいろいろ大変だったと思います、大変内容の濃い密度の高いIMでした。懇親会も盛り上がりました。
 さて、今日は小学の中から友との交友、師弟の関係についてお話しします。その前に、安岡先生の本を読んでいるとよく字の話が出てきます。字の意味では新年の「新」について話しましたし、元旦の「旦」や宰相の「相」などいろいろな意味があります。儒教では「仁義礼智信の五常」があり日本人の名前の中にもよく使われています。太田さんの信は嘘を吐かないという意味がありますし、朝倉さんの仁は思いやりの心と言う意味があります。
 友との交友、師弟の関係について論語の子路篇の中に「孔子曰く、朋友は切々偲々(せつせつしし)たり。兄弟は怡々(いい)たり」とあります。切々偲々とは心をよく行き届かせるという意味です。「朋友は切々偲々たり」は、朋友とは磨き合うことができる関係でなければいけないということです。「兄弟は怡々たり」は、兄弟とはいつも和やかにいなければいけないということです。この意味は奥が深いと安岡先生は言っています。
 孟子にも「父子の間は善を責めず」があり、善を責むると離れる、(父と子が)離れると則ち不祥となると言っています。つまり兄弟、親子の肉親の間では注文することや責めたりすることはいけないということです。もし責めると親子の間は離れてしまいます。肉親は繋がって一体でなければいけない、たとえ善、良いことを指導するときもこれを責めるのは良くないと言っています。
 ところが、愛情を豊かに持ち浸っているだけだとだらけてしまう。そこで切磋琢磨して磨き合うことが必要です。そのために親子の間でできないことを師や友に託し教育してもらうわけです。ですから師弟とか朋友はお互いに磨き合うことが本義で、仲良くなってしまうのはいけないと言っています。
 もう一つ、孟子は離婁(りろう)篇の中で「孟子曰く、善を責むるは朋友の道なり」と言っており、友達同士は大いに善を責めなさい、何を言っても構わない、大いに論じ合ってお互いを磨く、これが朋友である。これで怒ってしまうようであれば、これは友にするには当たらない人物だということです。
 IMではいじめの問題がありましたが、本来の友や親子の関係はこうなければならないと小学には書いてあります。
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幹事報告 長田司幹事
IMお疲れ様でした。
書き損じのハガキ回収は2月末までです。例年のことですのでぜひご協力をお願いします。
会長より新入会員の募集について、ぜひご推薦をお願いしますとのことです。
本日は次年度8月15日に秦野RCメンバーを招待する件について、1時30分から委員の皆様で打ち合わせをしますのでお集まりください。
来月の予定について
・3月1日は加藤会員の料理の技を拝見する例会です。
・3月8日は夜間例会で世界のアクト月間、またIMの打ち上げも兼ねて行います。
 19:00の開会になりますので多くの皆様の出席をお願いします。
・3月15日は夜間会員セミナーを行います。
 3年未満の会員の皆様はぜひ出席いただき先輩会員との交流をして頂きたいと思います。

委員会報告
IM実行委員会 増澤洋太郎委員長
 過日のIMには朝早くから遅くまで長時間に亘りご協力いただき感謝申し上げます。当初企画した通りのIMを終えることができました。とりわけ事務局を担当いただきました八幡さんと古屋さんには大変お世話になりありがとうございました。

山崎晃ガバナー補佐
 2月17日のIMには朝早くから夜遅くまで大変お疲れ様でした。お陰様でいじめ問題に関心を持っていただくことができて良かったと思います。個人的にパネラーの内田先生には翌日早速お礼のメールをさせていただきました。内田先生も大変喜んでおられ、これをきっかけにいじめの問題を前向きに解決できるようにしていただきたいと言っておられました。

グラブ協議会 上半期会計報告
会計 松下正樹会員
 上半期の会計報告をいたします。昨年7月1日から12月末までの6か月間になります。中間ですから監査は受けておりません。したがって仮報告ということでお聞きください。
《上半期会計報告》
収入の部: 前期繰越金、会費、入会金、ビジター会費、諏訪グループ協力金について。
支出の部: RI分担金、地区関係分担金、全国関係、クラブ活動費、クラブ運営費について。
《2012〜2013年度 諏訪ロータリークラブ奉仕活動会計報告》
収入の部: ニコニコBOXについて。
支出の部: 新世代・ローターアクト、環境・地域問題について。
ニコニコBOXについては引き続き積極的なご協力をお願いします。
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松下正樹会員による会計報告と卓話

卓話 「今年のあれこれ」
松下正樹会員
◆今年の干支(「えと」の読みは陰陽五行説の兄「え」弟「と」による)は
 今年の干支は癸(みずのと)巳(み)年です。十干の最後・十二支の6番目で60年の中間30年目で前半の終了の年です。
 十干は「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」を二つずつ「木、火、土、金、水」に当てはめ、一回りする中でそれぞれ陽と陰を定め陽を「兄(え)」、陰を「弟(と)」と呼んでいます。例えば「甲」を「木の兄」(きのえ)、「乙」を「木の弟」(きのと)などと呼ぶようになりました。癸は十干の最後、巳年は十二支の六番目です。
 大きな流れで見ると60年も前半と後半で陽と陰があります。前半の30年の最初の年は1984年の「甲子」です。この時の株価は9,300円位、為替が230円位でした。これが30年の間で株価が39,000円近くまで上がり、7,000円を割るまで落ち込み、上下を繰り返しまた元に戻ってきたという状況です。歴史は繰り返すと申しますが、世の中もそのような流れで動いているように思います。方角は南南東(恵方)、時刻は午前10時(巳の刻)です。巳は新しいものが始まるという意味で政権も変わり新しい年が始まっていると感じます
◆安倍政権の目指すもの
 日米関係の基礎となっているものに「アーミテージ=ナイ」報告書があります。アミテージ氏は前国務長官で親日家ですが、これまで何回か米国戦略研究所から公表されています。昨年の8月15日にアーミテージ氏とハーバード大のジョセフナイ教授が報告書を出しました。日本は沖縄基地問題、日米関係が冷え込んで混乱していた時期に最後通牒として突きつけられたものです。報告書には日本は「Tier-One Nation(第1級国家)」になる気はあるのか?と述べられています。第1級国家とは@十分な経済力と軍事力を有し、Aグローバルな国家ビジョンを持ち、B指導的な役割を担う国を意味します。
 最優先課題としている経済再生の「アベノミクス」は経済力の回復です。外交戦略としては中国包囲網として中国と対立している国を訪問しており、今回の補正予算を含めかなり軍事費が増額されています。これらはどうも最後通牒に対しての動きではないかと思います。
 もう一つエネルギーの安全保障が述べられています。アメリカはシェールガス田により革命が起きエネルギーコストが急激に安くなってきています。その中でエネルギーを持たない日本はシェールガスの共有や海溝のメタンハイドレートの採掘ができればエネルギーコストが下がります。そうするとこれまで石油に依存していた日本経済もガスに切り替えることによって増強することができるということです。エネルギー面で優位に立ち共闘することを求めています。
◆3月に就任する日銀総裁は誰
 日銀総裁の就任についてはかなり重要な問題で、安部総理の経済政策「アベノミクス」に同調する人物等と考えられます。
 直近の情報では、岩田一政氏、武藤敏郎氏、伊藤隆敏氏、岩田規久男氏の4名が候補と言われています。ただG7の時に武藤氏の名前が挙がった時に円高・株安に振れました。財務省出身者が出るとヘッジファンドはたすき掛け人事かと反応するようです。黒田東彦氏も有力候補ですが、アジア開発銀行の総裁として任期途中です。
◆為替相場の行方
 急激に円安が進んでいますが、実際の為替相場はどのくらいかということですが大変難しい問題です。一般に日米の国債の金利差でいくと77〜78円との定説があります。日銀のホームページにBISベースの実質実効為替レートが95円前後と出ていますが、11月が96円、12月が93円、1月が87円でしたので90円位が実質実効為替レートではないかと思います。
 為替レートは実需で動いているのではなく、ヘッジファンドの仕掛けで動いています。今回の円安も日本の貿易赤字や株価の低迷によりヘッジファンドが動いたということです。本来であれば金融政策で文句が出るところですが、既に日本は貿易赤字国ですからG20でも追及はなかったということです。
 いずれにしても貿易赤字にエネルギーコストが大きく占めるようになっていますので益々赤字になる懸念があります。日本の貿易のドル建て比率は輸出が5割、輸入が7割ですから、円安の影響は輸入サイドで強く働く可能性があります。為替相場は90円からリーマンショック前の106〜107円あたりが目安と思います。
◆株価動向
 格言から引用〜資料参照〜巳年は天井になりやすいとありますが、最近は循環が狂ってきまして急騰急落がつきものです。これは運用サイドが株価の値下がりを判断出来ないということで、いろいろなアラームシステムを使っています。それが鳴り始めるとすべての投資家に伝わりますので、全部売りとなりますから急落になります。今の時代はそんな中で急落はいつでも起こり得るということです。
 経済が良くなると株価が上がるというものではなく、ヘッジファンドの動きで海外からの資金流入があり買い越しになると株価は上がり、それが減ると株価は下がるということです。日本は今回かなりの金融緩和を打ちますので、他国に比べ比較優位にあれば10,000円からリーマンショック前の水準13,000円がターゲットになると思います。
◆金利動向
 物価目標2%までは十分な資金供給がありますが、円安になると輸入物価が上がりますので後半は物価が急激に上がる可能性があります。物価が2%ということは金利も2%上がってチャラということですから、金利も同じように上がらないと不合理となります。
 国債の増発もありますが、金融機関は貸出が減っている中、ほとんど国債で運用しています。国債の金利が上がるということは国債の価格が落ちることです。国債の価格が暴落すると日本の銀行はすべて赤字決算になり、資本不足から以前のようなことになるので、びくびくしながら国債を運用している状況です。
 株高が続いていますが、株高は債権売になり金利上昇につながります。今年第2四半期に消費税導入が決まりますが、それまでに景気を良くしないと税収不足になりますから、6月までに積極的な財政投資が打たれると思います。最近は株、金利、債券が急激に変動していますのでご注意いただければと思います。
 「景気」も字の半分は「気」。「気」力・「気」構え・「気」持が大切です。明るい気持ちで積極的な資金利用と預金の増強をお願いします。
 最後に、今年は八十二銀行は創立82周年を迎えます。日ごろのご愛顧に感謝申し上げます。


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