幹事報告 笠原宏文副幹事
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長田幹事が体調不良ですので、しばらく代行させていただきます。
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新入会の川村総一郎さんは昭和44年生まれの43歳です。詳しくは11月2日に推薦者から紹介いただきます。
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11月の例会予定ですが、11日はバスハイク、23日は法定休日です。
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島田甲子雄ガバナーより公式訪問の礼状が来ていますので回覧します。
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松本ロータリークラブの事務局員が大原操さんから藤原純子さんに交代したので回覧します。
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24年度の医療通訳養成講座の案内が来ましたので回覧します。
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ANPIE NEWSが来ていますので回覧します。
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「信州グローバルセミナー2012」が12月9日に開催されますので回覧します。
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委員会報告
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プログラム委員会 古屋了委員長
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今後のプログラムを紹介します。本日は早出先生よろしくお願いします。
2日は三澤先生に財団についてお話しいただきます。
11日はバスハイクです。
16日はIMのパネリストの小池みはるさんにお話しいただきます。
30日は職場訪問例会としてLCVさんに訪問します。詳細はFAXで連絡します。
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グラブフォーラム 米山月間
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米山奨学会委員会 早出由男委員長
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私は平成6年10月に諏訪ロータリークラブに入会させていただきました。本年米山奨学会の委員を仰せつかり任務を果たしてまいります。
本日は今年度の米山奨学会への特別寄付をお願いしたいと思います。米山奨学会とはどのようなものか、寄付金は何に使われるのか、ロータリーの奉仕の精神につながるものなのかということを皆様にご理解いただき、その上でご寄付を頂きたいと考えています。レジュメに沿って説明します。
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.米山記念奨学会の概要
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米山記念奨学会は日本に初めてロータリーを設立した米山梅吉翁の功績を記念して1953年(昭和28年)に発足した。その後1967年に「財団法人ロータリー米山記念奨学会」として設立され現在に至っている。当初は一般財団法人でしたが最近公益財団法人に変更になりました。
当初はアジア諸民族の相互理解と共存共栄の実をあげることを目的とし、現在は日本の大学院や大学に在学している外国人留学生(アジア、南北アメリカ、欧州、アフリカ等)に奨学金を支給して留学生を支援している。
米山奨学会の発足は日本で一番最初に設立された「東京ロータリークラブ」の創立者米山梅吉翁の遺徳を偲び、ロータリーへの功績を記念して奨学金を設け、アジアの国からの留学生を支援しようとの東京ロータリークラブの深い思いからスタートした。その背景には戦争によって一番迷惑をかけたアジアの国々に対する償いの心と、次の時代を担っていく青年たちに勉学の機会を与え、国際理解と交流を深め合い、平和な世界を築いてもらおうという熱い思いがあった。しかし、現在はアジアのみならず南北アメリカ、欧州、アフリカ等の留学生にも奨学金を支給しています。
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.米山奨学生の選考
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2600地区は米山奨学生の選考について次のような方法をとっている。信州大学を事実上の指定校として推薦制をとっている。信州大学から優秀かつ将来性のある留学生を厳選していただき、地区の選考委員会に置いて厳しい面接審査をして最終決定する。
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.奨学金の支給等
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・修士課程及び博士課程 月額 14万円
・学部課程 月額 10万円
世話クラブとカウンセラー制度により人生経験豊かなロータリアンが留学生一人ひとりの心のケアに当たる。このような制度が長く続き、国際社会のためにできるだけ多くの国々の方と国際交流ができるための基になればよいと思います。
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.寄付金の種類
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(1)普通寄付金
日本の全ロータリークラブ会員から各クラブごとに会員一人につき年額一定の額を米山奨学会へ送金される。当クラブでは一人当たり6,000円の寄付をしています。
(2)特別寄付金
個人、クラブまたは法人として普通寄付以外に寄付されるもので、この特別寄付に対しては免税措置で税法上の優遇措置を受けられる。
(3)米山月間
毎年10月を「米山月間」と定められている。クラブはこの月を特に米山奨学金の寄付金を募る活動の月としている。
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.米山表彰制度
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特別寄付に対しては内容により表彰制度が設けられています。詳しくは資料をご覧ください。
日本人のアメリカへの留学生が極めて減っています。そのために日本人とアメリカ人との交流が学生の頃から将来に亘たり繋がりが薄れてきています。経済的な繋がり、仕事上の繋がりが薄れてきている。このような経済情勢の下もっと日本の若い人たちがアメリカに留学することを考えなければいけません。今後米山奨学会は日本や国際情勢等により変化していくと思います。そのためには米山奨学金の資金が沢山あればあるほどいろいろなところに活用できると思います。このような経済情勢の中特別寄付をお願いするのは心苦しいですが是非ご理解を頂きお願いしたいと思います。
なお、本日小口会長より特別寄付をいただきましたのでご披露いたします。
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早出由男委員長
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三井章義会員
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私は地区の米山奨学委員会のカウンセラーを務めていおり、本会では常務理事を務めています。担当は広報です。その立場からお話しさせていただきます。
お手元に「ロータリー米山記念奨学事業豆辞典」を配りました。是非ご一読いただき米山奨学会をご理解いただきたいと思います。
今年度は信州大学が指定校になっています。指定校制度以前はロータリアンやロータリークラブが学生を推薦するようになっていましたが、不公平感を無くすために指定校制度が設けられました。指定校の基準は留学生の有無、指導教官の有無等があります。去年までは東京理科大学、長野大学、松本大学がありましたが今年は指定校から外れています。
なぜ寄付金が二つに分かれているかですが、以前財団法人になる時に文部省に申請した際、ロータリアン全員が寄付をすることが許可の前提となっていましたのでそれが普通寄付となりました。それとは別に個人、法人が個別に寄付をするものを特別寄付としました。普通寄付の金額はクラブ毎に区々です。長野県においては4千円や1万円のクラブもありますが、そのクラブが年度目標を決めて普通寄付を実施していただくこととなっています。
米山梅吉さんについて紹介します。米山梅吉さんは東京ロータリークラブを作った方ですが、三井銀行に入り三井信託銀行を作られた日本の信託銀行制度の創始者として知られています。生まれは東京の芝田村町(現、西新橋)です。子供の頃から聡明でアメリカに留学しています。帰国後は15歳で東京英和学校(現、青山学院)に入り、21歳で再びアメリカに留学しました。
10万円以上特別寄付していただいた方は米山功労者になりますが、諏訪クラブでは藤森吉三さんを筆頭に全部で27名の方が米山功労者です。その中で2回以上寄付している方が20名いらっしゃいます。ロータリーを引退した方を含めると総勢61名が米山功労者になっています。先輩を見習い現役である我々も少しずつ寄与したいと思います。
長野県では累計で12億5,100万寄付しています。諏訪クラブは累計で3,984万になります。歴史の古いクラブは高額になっており、1番は長野クラブ(1962年設立)の7,400万です。諏訪クラブは6番目になります。
なぜ日本のロータリークラブは米山奨学金を一所懸命やるのでしょう。@この制度はRIと関係なく日本独自にやっている素晴らしいプログラムです。このプログラムを大切にする皆さんの気持ちにより今日まで続いています。Aロータリアンには米山梅吉さんの遺徳を偲ぶ気持ちがあるからです。B当時から留学生の面倒を見ていた米山梅吉さんの遺志を継いでいるからです。この背景には二度と戦争の悲劇を繰り返さないという覚悟と迷惑をかけたアジアの人々に対する償いの心があるからです。
日本に留学している63%が中国人です。米山奨学生も50%以上は中国からの留学生になります。理事会ではチャイナリスクを経て過激な意見もありますが、ロータリーの思想、設立趣旨からそんなことは言うべきではない。政治は我々とは関係がないのです。少しでも良い学生を育て、日本の文化を理解してもらい、母国に帰って日本との懸け橋になってほしいというのが米山梅吉さんの遺志であります。基本的な考え方としては国際親善と世界平和に寄与する人間を作ることです。
米山奨学会はカウンセラー制度、世話クラブが特徴です。日本で最大の規模を誇るのが米山奨学金です。世の中には出し放しにしている奨学会がかなりありますが、米山奨学会はカウンセラーによる心のケアや教育、世話クラブによる例会招待による教育が彼らに良い影響を与えています。
制度が始まって60年経ちますが、成果としは3年目になるホームカミング制度がありますし、各国では奨学生が各界で重要な地位を占めています。また、学会、教育界でも成果を上げています。韓国の駐日大使はここ3代米山奨学生です。奨学会を通じてそれぞれの国の理解が深まり平和につながると良いと思います。
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三井章義会員
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