2,701回例会 2012.09.28(金) No.2,592
司 会 |
折井俊美SAA |
ゲストビジター |
富士見中学校 伏見之孝教諭、NPO法人子どもサポートチーム諏訪 小池みはる様、長野日報社顧問 伴在賢時郎様
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出席報告 |
本日77.27% 11名欠席、前回訂正95.56% 2名欠席
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ラッキーナンバー |
No.17 太田信男君
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ニコニコボックス 岡村裕司 親睦・クラブ親善委員長
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古屋了君
伏見先生、小池先生、伴在様 今日はよろしくお願いいたします。
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三井章義君
諏訪植木さんに初めて庭の手入れをしていただきました。大変立派な庭にして下さいました。毎日眺めて楽しんでいます。折井さんありがとう。
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宮坂直孝君
日本酒シーズンを前に各地の展示会を飛び回っており連続欠席となりました。お赦し下さい。10月6日は恒例の呑み歩きです。どうぞ酒蔵街へお出掛け下さい。
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増澤洋太郎君
IMでお世話になります。パネラー、コーディネーターの皆様をお迎えして。
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太田信男君
ラッキーナンバーに当って。
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会長告知 小口武男会長
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前回の早朝例会には大変多くの方にご出席いただきありがとうございました。前回は「元気」についてお話ししましたが、その中で元気とは精神性が強い、気力は大切だということでした。本日は「精神を溌剌とさせる心がけ」についてお話します。
安岡正篤先生はよく人に「どうしてあなたは体が弱く、病弱な体質なのにそんなに元気なのか、精力的なのか」と聞かれるそうです。そうすると先生は「一寸の注意が大事だ。一寸の注意で仕事を続けても疲れず、人と話をしても声が通る」と答えるそうです。一寸の注意とは何かというと先生は「心を養うことだ。疲れずに毎日元気に続けるために大事なことは、つまらぬことに気を散らさぬことだ」と言っています。無心とか無欲と言いますが、この言葉を先生は「何も欲しないということではなく、つまらぬことに気を散らさぬことだ。そして感激性を持って何かに向かうことだ」と言っています。
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論語の中にも同様に、ある人が孔子の弟子の子路に「孔子とはどんな人か」と問うたが、子路は残念ながら答えられなかった。その話を孔子が聞き「子路よ、なぜこう言わなかったのか。孔先生は物に感激しては食うことも忘れ、努力の中に楽しんで憂いを忘れ、年を取ることを知らない人だと(葉公問孔子於子路、子路不對、子曰、女奚不曰、其爲人也、發憤忘食、樂以忘憂、不知老之將至也云爾)」と言ったそうです。
我々が早く老いる原因は肉体よりも精神にあるようです。安岡先生は精神を溌剌とさせるための三つの心掛けを言われています。「精神に感激性のなくなることによって年をとる。一、心中常に喜神を含むこと=人から謗られ、たとえ怒っても反省し、これで鍛えてくれたと思う。そして結構結構と考える。二、心中絶えず感謝の念を含むこと。三、常に陰徳を志すこと」ロータリーの精神にも通じると感じました。
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幹事報告 笠原宏文副幹事
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本日は伏見先生、小池先生お出でいただきありがとうございました。伴在さんはコーディネーターとしてIMをよろしくお願いします。
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先週例会にお出でいただいた小池岳太さんからお礼のメールが来ていますので回覧します。
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2600地区24回のRYLA(ロータリー青少年指導者養成プログラム)の開催のお礼の通知が届いていますので回覧します。
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先週「秦野たばこ祭り」に7名で参加しました。大雨の中大変お疲れ様でした。
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プログラム委員会から今月の予定表が配られました。10月5日はガバナー補佐事前訪問を夜間例会で実施します。10月19日はガバナーの公式訪問、クラブ協議会がありますので各委員長は参加してください。
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委員会報告
◇会員増強委員会 中島伸一委員長
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8月10日に会員増強のためのグループを作りました。各グループで候補を挙げていただくにあたり、各リーダーの皆さんに集合いただき10月9日(火)の夕方6時より会合を行います。場所は幹事さんから連絡します。
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◇IM実行委員会 増澤洋太郎委員長
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IMの資料をご覧ください。組織についてはご覧のとおりです。開催日は2月17日(日)です。会場は参加者収容のキャパから「ホテル紅や」さんです。内容は本会議、会員セミナーのほか、第1部の基調講演は富士見中学校の伏見之孝先生、第2部はパネルディスカッションでパネラーに内田良子様、小池みはる様、伏見之孝様、コーディネーターを伴在賢時郎様にお願いし一般公開いたします。今後副実行委員長さんを中心に各係の打ち合わせがあると思いますのでご協力いただきますようお願いします。これまでIM実行委員会の幹事会を開催してまいりましたが。9月21日夕方6時からパネラー、コーディネーター、実行委員会幹事で最終打ち合わせを行いタイムスケジュール等を決めたいと思います。IMのPRのため11月中に諏訪グループ6クラブを訪問させていただきたいと思います。
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グラブフォーラム 古屋了プログラム委員長
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10月の例会予定ですが、10月12日は諏訪赤十字病院の宮川清先生にお話をいただきます。10月26日は米山月間で米山奨学会委員会にお願いします。本日ご出席の小池みはる先生には11月16日に例会卓話をお願いしております。
本日は伏見之孝先生をご紹介します。昭和41年1月10日に富士見町落合でお生れになり、前任校は諏訪中学校でした。諏訪中学校では不登校の子供と真正面で向き合う中で「いじめ」があることに対し真剣に取り組まれました。ひとりでは難しいことを先生がチームを組み、最終的にはいじめっ子が悔改めるまで対応したことは新聞、TV等で採り上げられました。
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卓話 富士見中学校教諭 伏見之孝様
「いじめ対応事例を通して感じた”大人にできること・・・”」
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本日はお招きいただきありがとうございます。「奉仕を通じて平和を」を拝見しました。大変すばらしいテーマを掲げていらっしゃると思いました。生徒にとって平和とは通っている学校や自分のクラスが安心して自分の力を最大限発揮できるような環境が一番身近な平和だと感じていると思います。
私は富士見中学校に勤務して3年目になります。早速ですが7月19日テレビ朝日のモーニングバードで放映された内容をご覧いただきます。なぜ私に声がかかったかといいますと3年前諏訪文化会館で長野シンポジュームのパネラーで出た折、その報告がネット上に出たことや教育評論家の森口朗さんのブログで紹介されたことで注目されたと思います。
映像より『富士見中学校ではノートを生徒とやり取りし、生徒の心の変化を発見できるようにしている。いじめの情報を得た段階で該当の生徒と話し合い、いじめに対する問題意識を共有させている。コメンテーターの立花氏は「こどもがいじめについて言いやすい環境を作るのはすごい」、松尾氏は「いじめに対処する事が、教師の評価の対象になるようにしないといけない」とコメントした。清水アナが富士見中学校のいじめの対策法を解説。富士見中学校ではいじめを1日で解決するようにしている。伏見先生は「いじめ加害者生徒に対し泣くまで反省させ、さらに被害者に対してすぐに謝らせない。職員がチームで当たれる雰囲気を作れる事と生徒が教員に悩みが打ち明けられる環境づくりが大切です」と話した』
放送後は賛否両論、相談等反響は大きなものがありました。このような取り組みをしてもいじめはなくなりません。最近のアンケートでは学年で1〜2件出てきます。内容は「仲良かった友達を盗られた」「こう言ってバカにされた」等些細なことですが本人がいじめと言ってきたのであれば、こちらで変な線引きをすることなくその通りカウントしています。蓋をすることはよくないというのが基本です。全国平均値は千人あたり7件ですが、地域や学校によりいじめの定義が曖昧ですからこの数字は意味がないと思います。3年間いじめがなく卒業していく生徒は4人に1人です。
◆なぜいじめは起こるのでしょうか?
教育評論家の森口朗氏による分類によると、@子供たちが共同生活を送る上で当然発生するであろう軋轢がある。A従来型コミュニケーション系いじめ:仲間はずれにするなど、犯罪の構成要件は満たさないもの。B犯罪型コミュニケーション系いじめ:インターネット上での誹謗中傷のように犯罪とみなしうるもの。C暴力・恐喝型いじめ:暴行や窃盗などの犯罪に問われるもの。
@からCまで相当差があります。@は子供同士で解決できるように指導するもの、Aは教師主導の仕事になります。BとCは警察連携が必要となります。
◆いじめが起きやすいのはいつでしょうか?
@入学直後やクラス替えから2〜3か月。A生徒が何かに情熱を傾けた時。B明るく楽しく笑い合える仲間を求めた時。
この時期にはストレス、やっかみ、嫉妬から仲間をはじくことが多くなります。
◆なぜ、こんなにも「いじめ」が?
@友達関係を広げたい、深めたい。A何かに燃えて目標を達成したい。Bストレス少なく笑いの多い教室にしたい。
子供にはこうした「当然」の欲求があり、学校にも目的がある限りいじめが「0」になることはありません。
◆望ましい学校のスタンスとは
「いじめはありません」というのではなく、「起きたら直ちに解決している」「起きにくいように日々努力している」と言える学校が本物だと思います。
解決とは、被害者が安心して学校生活を送れるようにすることです。
◆いじめは本当に7時間で解決するの?
@綿密な事実確認→1〜3日。A被害者・加害者へのケア→1か月が必要です。
◆いじめ解決後は
@加害側だった生徒が信用を取り戻し、リーダーに推薦された。A被害側だった生徒が加害側だった生徒のサボリを本気で心配し連れ戻す。B加害側だった生徒が被害側だった生徒の結婚式に誰より大きな花束を持って登場などがありました。
◆子供が大人を信頼していれば・・・
苦しみを誰か大人に話します。解決はここから始まります。@地域の大人との登下校時のあいさつ。A地域行事等での模範的に活力ある動き。B深い経験と広い見地からのアドバイス。
職場体験学習でもお世話になっていますが、皆様のご指導を受ける中で大人への信頼感が高められると思います。今後ともよろしくお願いします。
〜質疑応答〜
Q:いじめはなぜ起こるのか。私も小学校のとき権力闘争でいじめを受けましたが、いじめや解決方法が昔と違う感じがします。(三井章義君)
A:今は尊敬や権力を得たいという生徒は少ないです。クラス全体ではなく自分と仲の良い2〜3人をキープできればよいと考えています。仲の良い2〜3人の中に入ってこようとする子をはじくなど本当に小規模な中で起きています。また、明らかに弱いタイプにはやりません。強い者いじめが多いです。がんばってやせ我慢する子、先生にちくる子(卑怯のイメージ)が対象ですから先生は守秘義務の徹底が必要です。
Q:ネットでの問題は。(古屋了君)
A:マメーバピグでは「なりすまし」で入られ、ネットが炎上し暴力行為につながりました。仮想空間のトラブルが現実の世界に影響することが特徴的です。
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伏見之孝教諭
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対応事例を拝見して
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