riemblem  International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2,693回例会 2012.07.27(金)  No.2,584


司  会 折井俊美SAA
ゲストビジター 太田蓮花さん 2010-11年度ロータリー財団国際親善奨学生
出席報告 本日76.92% 15名欠席、前回訂正93.18% 4名欠席
ラッキーナンバー No.18 有賀昭彦君

ニコニコボックス 岡村裕司 親睦・クラブ親善委員長
8月17日(金)夜間納涼例会がありますのでご家族の方に沢山参加いただきたいと思います。
11月11日(日)バスハイクでスカイツリーへの旅行があります。40名で予約してありますが増やすことも可能ですのでご家族の方の参加をお願いします。

・小口会長、長田幹事
  太田さんようこそ。
・三澤清司君
  元ロータリー財団国際親善奨学生の太田蓮花さんをお迎えして。
・増澤洋太郎君
  総会、出張、6月11日に腰を痛めたことなどが重なって4回欠席
  をしてご迷惑をかけました。
  三宅さん写真を沢山ありがとうございました。
・小林恭一君
  連続欠席深謝。
・小口秀孝君
  先日の諏訪よいてこ祭のローターアクトのバザーに多数のご協力に感謝。
・有賀昭彦君
  ラッキーナンバーに当って。


会長告知 小口武男会長
 オリンピックのサッカーの試合が始まりましたが、男子サッカーで日本がスペインに勝つのは難しいだろうと思っていましたが、今朝新聞を見ましたら日本が勝ったということで大変驚きました。サッカーは試合期間が長いので開会式の前から始まります。オリンピックの開会式は27日、日本時間の明日朝5時からです。オリンピックはどのくらいの種目があるか数えますと26種目、302競技ありますが、8月12日の閉会式までのほぼ2週間の間に詰め込んでやりますので、ロンドンは大いに賑わうことと思います。
 なぜオリンピックが4年に一度なのかと多くの方が疑問に感じています。調べてみますと、古代ギリシャで始まったオリンピックは元々暦を司る神官の祭典であったと言われています。神官は8年を重要な周期として祭典を開催していましたが、8年では長すぎることから半分の4年周期にしたという説があります。また、有力な説としては太陽暦と太陰暦の関係で、8年という太陽暦は太陰暦で99ヶ月になるようで、太陽暦の8年周期が最初に決まり、後に太陰暦を50ヶ月と49ヶ月の二つに分ける周期に変わったようであります。古代ギリシャは月の満ち欠けを基にした太陰暦でしたが、一ヶ月は太陽暦にすると29.5日でした。近代オリンピックはクーベルタン男爵で有名な第一回アテネ大会が1896年に始まりました。
 昔から物事には陰と陽があり、ヨーロッパでは陰の女性名詞と陽の男性名詞があります。東洋でも陰と陽があり、それを解明したのが易学です。宇宙とか人間とか樹木というのは無限の力や創造力を持っており、分化・発展していく力を「陽」と言い、発展したものが枯れていく、あるいは減っていき根本に吸い寄せられる力を「陰」と言いました。どちらが根本かというと東洋の考え方では「陰」が根本だと言われています。
 男性と女性はどちらが陰であるかというと女性が陰になり、男性が陽になります。また、肉体や干支などいろいろなものを陰と陽で表しますが、肉体ではアルカリ性は陰、酸性は陽でありまして安岡先生は人間はアルカリ性が51%、酸性が49%の弱アルカリがたいへん体によろしいと言っていますが、小口先生本当でしょうか?(笑)家庭でも女房の権力が51%、夫の権力が49%であるように、女性が強いことが家庭円満の秘訣であると言っています。(笑)
 本日は世の中には陰と陽があるというお話をさせていただきました。
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幹事報告 長田司幹事
太田さんようこそお越しいただきました、後ほどよろしくお願いします。
昨日は東京、群馬に行ってきましたがたいへんな猛暑でへとへとになって帰ってきました。皆様体調にはお気をつけください。
8月のロータリーレートについては1ドル80円と本部から連絡がありました。
9月の家族例会や早朝例会等の予定表を配りましたのでぜひご出席をお願いいたします。


委員会報告
増澤洋太郎 IM実行委員長
 皆さんこんにちは、本来ですと新役員の就任でご挨拶をしなければいけなかったのですが、欠席いたしましたので本日はお時間を頂戴しお願いを申し上げます。
 欠席の間ガバナー補佐事務局との幹事会を2回実施いたしました。そこで決定していることは2月17日IMを諏訪クラブがホストすること、当日200名位の会員が来られますが、待機・移動等がたいへんですので会場は「ホテル紅や」さんで開催することとなっています。また、実行組織については固まり次第皆様にお諮りしたいと思います。内容については憂うべきいじめ等の状況を踏まえ、昨年の諏訪大社ロータリーと同様に教育に的を絞ったIMを開催したいと思っています。
 もうひとつ社会奉仕委員長を勤めさせていただきますが、いずれも会員皆様のご協力がないとできませんのでよろしくお願いいたします。
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増澤洋太郎委員長


クラブフォーラム 三澤清司 ロータリー財団委員長
 皆さんこんにちは,本日の卓話の太田蓮花さんをご紹介します。
 2010−11年度のロータリー財団国際親善奨学生としてアメリカのオハイオ州立大学に留学されました。修士課程を修了後、博士課程に進まれあと5年間がんばるそうでございます。
 こちらで最初に自己紹介をされたときには30分話せなかったとのことですが、今は経験を積まれ時間はいくらあっても足りないと言われていますのでたっぷりとお話を伺いたいと思います。因みにお父様は中央道晴ヶ峰カントリー倶楽部をホームグランドにされている太田英雄さんですのでご存知の方も多いと思います。本日はよろしくお願いします。

卓話 太田蓮花さん 2010−11年度ロータリー財団国際親善奨学生
   こんにちは、只今ご紹介いただきました2010−11年度ロータリー財団国際親善奨学生の太田蓮花と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 本日は二つのことをお話したいと思いますが、ひとつは受入れ先のロータリークラブでの経験、ふたつめは留学した大学院での経験についてです。まずコロンバスのあるオハイオ州はどこかということですが、アメリカの地図をご覧いただくと五大湖の南にあるかなり内陸の州です。
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オハイオ州はこちら
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バナーを交換して
 私を受入れていただいたロータリークラブはWorthingtonA.M.で6690地区です。受入れ側カウンセラーはWilliam J.Wahoffさんと奥様のCathy Wahoffさんです。例会は毎週金曜日の朝7:30から朝食をいただきながらやっていました。会員数は37名で出席は大体25名から30名程でした。Williamさんは裁判所近くに弁護士事務所を構えていますが、弁護士という仕事柄毎日忙しく出張も多いこともあり例会は欠席することが多かったのですが、空いている時間には電話で何か困っていることはないかなど細かな気遣いをしていただきました。また、日本語が堪能で最初に「ようこそ」と言っていただいたのですが、20年前にはGroup Study Exchange Programでコロンバス市と埼玉県が姉妹都市関係にあり、埼玉のロータリークラブを受け入れ先として来日されたことがありました。最初の1週間は埼玉のロータリークラブで交流され、その後2週間は日本中を回ったということでかなりの日本びいきです。いまでも日本語を勉強されており、偶に日本語の書き方を聞かれ一緒に勉強したこともありました。私が最初に入居することとなったアパートは家具がなく冷蔵庫のみのワンルームでしたが、Williamさん夫妻が自宅の家具を集めてトラックで運んでいただいたり、そこは車がないと生活できないような田舎町でしたから買い物ができるスーパーや移動手段などいろいろと教えていただきたいへん助かりました。また、ご自宅の空き部屋にはホストファミリーとして3ヶ月毎にYouth Exchange Studentを受け入れていました。
 WorthingtonA.M.RotaryClubではバナー交換を何度もお願いして4回目にやっと交換していただきました。また、近くのDublinA.M.RotaryClubにも参加しましたが快くバナー交換をしていただきました。
 例会には毎回ロータリーと関係がないゲストが参加して20分間話をします。教育委員会の委員長であったり銀行員であったり普段は会えない分野の方々と交流することができてたいへん良い勉強が出来ました。また、例会では毎週変わったことや良いことがあった人が挙手をして話をするゲームが行われています。例えば失くした財布が出てきたことや息子が結婚したことなど些細なことを聞いてもらい、感銘や共感した人は1ドル〜5ドルを出し、集まったお金を団体に寄付していました。良いことを共有すると会場は和やかになり、聞いた人も幸せになれるのだと思いました。
 私も諏訪ロータリークラブや長野県の紹介、国際親善の役割や州立大学での勉強についてプレゼンをしたことがありましたが、途中でどんどん質問が出ますので時間が足りなくなることもしばしばでした。プレゼンの後のQ&Aでは日本の教育について多くの質問を受けました。日本の高校生は受験だけに勉強しているのではないか、学校には先生も生徒も遅くまで残って勉強しているのではないか等、日本の教育に対する興味があるようでした。日本と違いアメリカでは授業が終わるとスクールバスですぐ送り届けるようになっていますから、学校に残って勉強するとか部活動や委員会活動はありません。
 次に留学した大学院での経験についてお話します。オハイオ州立大学は1870年に創立された公立学校で学校規模が全米第2位、学生数が6万人を超える大規模な大学ですが、大学院生は1万3千人くらいです。まず驚いたのはアジア人の学生が非常に多いということです。中国人が4千人、韓国人が700人、台湾人が3〜400人、インド人も非常に多いです。日本人はどうかというと、私は学校内で会ったことは一度もないくらい少ないです。統計上は69人とのことです。
 私がおりますのは教育学部の英語教授法を学ぶ学科ですが、特にアジア人が多く中国・韓国・台湾がほとんどです。同時期に入学したのは40名でしたがアメリカ人が3名で残りは全員留学生でした。多くの学生は1年半の修士課程を終えて自国に帰り英語教員になるわけです。
 私が修士課程修了後なぜ博士課程に進んだのかというと、アメリカの教員教育が優れていることにあります。日本で教員免許を取った私は、日本とアメリカの教員教育を比較し疑問を持ちました。オハイオ州では大学院でないと免許が取得できませんし、教科に関する科目がたいへん多いです。いじめ等様々な問題がある日本では教員を育てる内容が濃いのですが、アメリカでは躾とか人間教育は家庭でやることとなっており、教員は教科を教える人としての専門性が問われます。日本は生徒と接する時間が長いことから躾等に係ることとなり、教科を教える専門性が足りないと感じました。日本の教育実習は3週間程度ですが、アメリカでは3か月の期間を要します。3週間で教員になるのはやはり準備不足であり、慣れない仕事に合わず辞めてしまうこともあるように感じます。私の先生は日本人の教授でアドバイザーとして、教員教育が足りないことを教えていただきました。私は教員教育を変えるにはどうしたらよいかを考え、教員を目指す人を教えることや教員を育てる立場になること目指し博士課程に進むことにしました。
 多民族国家のアメリカでは英語が必ずしも第1言語ではない生徒が多くいます。2001年にカリフォルニアに住む中国人夫妻が小学生の子供の勉強の遅れについて、不得意な英語の授業に追いつけず学校もフォローしなかったということで国を訴えました。これにより国は英語ができない生徒に対するサポート体制を義務付ける法律を作りました。今では英語力を判定し特別クラスで授業を受けたり、通訳を付けて授業を受けることができるようになりました。また、オハイオ州立大学はソマリアの難民学生を多く受け入れていますが、言語や文化の違う学生をどのように教育したら良いのかをグループで研究しました。ソマリアは表記文字が最近できたところなので、書くことよりも会って対話することが何よりも大切なことであると考え実践しています。
 最後にこの奨学金を得て一番の収穫は、留学により多くの人と出会えたことです。本当にありがとうございました。


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