2,669回例会 2012.01.13(金) No.2,560
司 会 |
藤森和敏SAA |
ゲストビジター |
山田勝文諏訪市長、後藤慎二秘書係長 |
出席報告 |
本日71.43% 19名欠席 前回訂正89.36% 7名欠席
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ラッキーナンバー |
No.23 三澤清司君 |
ニコニコボックス
河西正一君・伊藤武利君 山田市長本日はありがとうございます。年頭所感よろしくお願いします。
三澤清司君・笠原宏文君・八幡一成君 山田市長さんようこそ。諏訪市政の発展を期待しています。
小口寿夫君 暮れの新棟内覧会には大勢お出掛けいただきありがとうございました。人間ドックのご利
用よろしく。
笠原宏文君 本年は年男です。新年例会欠席深謝。
古屋了君 三女が成人しました。
三澤清司君 ラッキーナンバーに当たって。
会長告知 河西正一会長
山田諏訪市長様今日はようこそおいで下さいました。後ほどよろしくお願いいたします。
開会に先立ちご報告を申し上げます。昨年末に清水孝基会員、細川昭八会員、伴在賢時郎会員の3名の方から退会届が提出され、先週の
理事会で退会が承認されましたのでご報告いたします。49名から46名に会員数が減少しました。会員増強に皆様のご協力をお願いしま
す。
本日は小正月についてお話致します。正月の15日までを小正月と言うそうです。小正月に対して7日までを大正月と言うことです。松
の内は7日までですが昔は15日までが松の内だそうですが、今は7日までと言うことになっているそうです。大正月は歳神様や先祖を迎
える行事が主となりますが、小正月は豊作祈願や家事に関連したことを主にするそうです。それから忙しく働いた人を労うために女正月と
言っている地方もあるそうです、この時期に昔は小豆粥を食べる習慣もあったそうです。何かお正月は小豆を含めた赤いもの食べてはいけ
ないということで、それが終わった後で小豆を食べる習慣もあったようです。
諏訪大社の下社では15日に筒粥神事を行います。これは15日の朝5時に行いますが、火入れを前の日の8時ごろから行って、1年間
の農作物の作況と世の中の景気を占う神事ということで、葦の木44本に43種類の農作物の名前を書き、1本には世の中と記してそれを
束にして、小豆と水の入った釜の中に入れて、一晩中、神職が占い言葉を称えながらかき混ぜて、朝火を消して粥の入った葦の木を一本一
本割って行き、その中の入り状態でその年の作況や世の中がどうなるかと言うようなことを占うそうです。昨年の筒粥神事では権宮司さん
が、今年は大変なことが起こると言うようなことをおっしゃったようです。
かつては小正月には元服の儀式を行っていたということで、15日には成人式が行われていました。2000年からは国民の祝日の改正
により、1月の第2月曜日に変更になりました。今年の成人式について新聞を見ますと各市町村の成人者数が出ていましたが、諏訪市459
人、岡谷市564人、茅野市が445人、下諏訪町220人で人口比では下諏訪町が1.05%と総人口に占める成人者の割合が最も多く
なり面白い結果が出ています。
松の内が15日まででしたが7日に替ったというのも江戸時代にそのような理由があったようで、徳川家光が4月20日に亡くなって、
昔は1月20日に鏡開きをやっていたそうですが、20日と言う日が忌日となり避けるようになったため、1月11日にするようになった
そうです。1月11日にすると、まだ松の内に鏡開きをするのはおかしいということで、松の内を7日に替えたという事だそうです。大阪
の方ではまだ15日と言う話もあるそうです。大阪には昔は松飾りがなくて〆縄を飾っていて、〆の内と呼んでいた記述もあります。松の
内は門松を立てるのですが、江戸時代の門松は大変色々あったそうで大名屋敷がそれぞれ競っていたようです。一番変わっていたものは
秋田の佐竹藩の門の前の砂利に敷物を引いて、
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その前に裃を着た侍が5人ずつ松の内中座っていたという習慣もあったようでございます。
15日を過ぎると正月気分も終わって皆さんお仕事に励むものと思います。どうぞ頑張って下さい。
幹事報告 伊藤武利幹事
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20日の例会に秦野市のロータリーから総勢7名の方が参加します。 |
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米山奨学会から藤森吉三会員に14回目の感謝状の贈呈があります。 |
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3月4日にIMの総会があります。会員皆さんの出席よろしくお願いします。 |
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ロータリー財団からハンドブックの斡旋があります。 |
委員会報告
◇職業奉仕委員会 小口寿夫副委員長
災害対策講演会が1月21日(土)午後2時から諏訪市文化センターで開催されます。講師は宮城県石巻赤十字病院の石井正医師の基調講
演と医療行政関係者によるパネルディスカッションです。テーマは「災害〜今わたしたちに出来ること」ですので、大勢の参加をお願いし
ます。
年頭所感
山田勝文諏訪市長
あけましておめでとうございます。また1年よろしくお願いたします。
去年は選挙を控えていましたから十分に言いたいことを言えませんでした。昨年は何か一生懸命やらなくてはいけないということで、
随分肩に力が入っていたような気がします。ゴルフでも野球でもそうですが、肩に力が入っているといいボールが出ないそうですから、今
年は肩の力を抜いて速い球をピシッと投げていこうかと思っています。
先ず諏訪市が目指す将来像と言うことで「豊かな自然と社会が調和する心豊かな活力ある環境文化都市」が10年間の諏訪市のまちづく
りの目標でございました。今新しい総合計画を策定しており、来年度から「自然の恵み・活力・調和・ふれあい」といった観点を文言の中
に入れていきたいと計画を策定しているところです。
山田市長による年頭所感 |
今諏訪市を取り巻く環境は大きく変化しています。日本中そうでありますように、少子化、人口の減少、高齢化が着実に進んで来ていま
す。そして、経済的には非常に低迷をしています。雇用も回復基調には入っていません。市民の皆さん方のニーズも非常に多岐にわたって
きているということで、困ったことに何でも言った方がいいというような風潮が蔓延しています。特に参加していただけるのはよいわけで
すがアンチ的なものでなく皆で協力してやろうということが、少し欠けてきている傾向が強くなって来ているのではないかと思います。も
う一度、皆で力を合わせながらやって行くことが必要だと思います。
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一方、国の方も消費税増税を含む様々な問題が出てきています。これから非常に分からない時代がしばらくは続くのではないかと思って
います。少子化と言うことでありますが諏訪市でも、かつて53,000人あった人口が今、51,000人と言うところまで落ち込んで
きました。逆に高齢化率はどんどん進みまして、今、25.3%ということで4人に一人が高齢者と言うことになっています。もう少した
つと3人に一人になるだろうと思います。65歳以上と言うことでありますので昭和22年組の皆さんがいよいよ高齢者の仲間入りする、
これが団塊の世代がどんどん入ってきますと、かなりの数字になろうと予測されます。ただ、年少人口はちょっと諏訪市の場合は全国平均
よりいいのかなと思います。これから10年20年後ということですが団塊の世代が高齢者になって行く、団塊ジュニアも非常に多いわけ
で35歳前後この方々が年をとって行く時代が来るということであります。
この中で生産人口と言うものが激変していくと考えられます。生産人口は消費人口であり、一番お金を使う部分がこれから激変していく
ということでありますので、日本国内の消費が上がる要素がなくなり、従って消費は下がって行くだろうという予測が立ちます。そして、
高齢者を皆さん方で支えていかなければならない時代がそこまできているということであります。有効求人倍率が昨年の11月で全国が
0.69、諏訪市が0.81から0.79に落ちてきているということで、以前は1.0を下回ることがなかったわけでありまして、ここにき
てリーマンショック以来、一貫して下回ってきています。お話を聞いていますと工業関係ではずいぶん良いとこが出てきました。忙しくな
ってきたと聞いています。ただ、あらかじめ整理をしている関係で求人をしにくいということもあるそうです。これから求人や投資が伸び
てくることをちょっと期待しているところです。
次に諏訪市の財政状況を決算ベースで見ますと市税が落ちてきています。昔はかなりのところまであり、不交付団体の時期もありました
。それに比べると低くなってきていますが歳入に占める比率は大きくなります。国から来る地方交付税は諏訪市の交付額は非常に少ないと
ころで推移しています。臨時財政対策債は国が交付税を払うことができないので、とりあえず借金をしていただいて、後で国が支払うとい
うお約束のお金です。そんなものを使いながら財政運営をしている状況です。ただ、全体的には下降傾向にありますので、地方財政はどん
どん苦しくなってきている状況です。そして、基金の地方債借金の残高はピークでは232億円あったのが、今は200億を切れる状況で
す。地方債は100という仕事をするのに半分は国から補助金が出ます。残りの50をどうやり繰りするかと言うことで、50の内40を
起債に当てる中で、その内の何パーセントは国が支払いますと言う約束のもとに所謂ローンを組みます。ですから、すわっこランドや高島
小学校の改築事業などにより、一時起債残高は増えましたが今後は200億円前後で推移していくものと思います。195億円の起債残高
の内訳を見ますと、国の交付税措置のあるものが117億円、税として払わなければいけない部分が78億円と言うことであります。
約200億円あっても60%は交付税、40%はこれから税金で払っていかなくてはならないもので、すべての地方自治体はこういう形で
財政運営を行っています。
もう一つは基金であります。私が市長になった時点では10数億円しか基金がなくて、それからだんだん増加してまいりまして最高34
億円まで増えてきました。ここでは、すわっこランドの建設に使いました。駐車場会計とリフト会計において11億円を使っています。少
しずつためて、大きな事業に効率的に使うということです。国の三位一体の改革が進んでまいりますと、急速に基金を使わないと回ってい
かなくなってきました。少し楽になってきましたので、これからもう少し基金状況も伸びてくるのかなというような気がしています。何れ
に致しましても健全財政と言う中でこれを組み立てていかなければならないと思っています。諏訪市が一番伸びてきた主な理由は使い切り
予算を辞めたということで、これを財源に回してきたことがこの中に表れてきています。第5次総合計画を現在策定中ですが、来年度を起
点として10年間の将来設計、これは国の指導によるものです。これに基づいて5年間の前期計画と3年間の実施計画を毎年の予算を立て
ることになります。この中で、一昨年の6月の行いましたアンケート結果で面白い結果が出まして、昔は1番が諏訪湖浄化、2番が道路整
備、3番目が高齢者対策と言う結果でしたが、今回は、1番が高齢者対策、特に20歳代では諏訪湖浄化の次に高齢者対策と言う順序にな
っています。高齢者に対して自分がそうなったときの不安が数字に表れています。その次に河川浄化、道路整備と言う結果になっています
。健康と言うものに対して非常に不安や感心を持っている一つの表れがあります。
次に継続事業の中で進みつつあるのが20号バイパスの事業ですが、もう30年越しの事業ですが、都市計画道路の付け替えと言うこと
で今の現道をルートを移さなければいけないところに来ています。ただ昔の反対運動が国土交通省の頭に残っていますので、再び反対運動
が起こるのではないかと懸念している状況です。今、諏訪市として一生懸命に国土交通省にお願いしながら臨んでいることです。駅前の丸
光の問題ですが今数社と交渉をしています。面積的、価格的に折り合わない状況ですが民民の中で進めていきことを望んでいます。最終的
には行政が乗り出して行かなくてはならないと考えていますが、すでに駅前に大分投資をしてきていますので、諏訪市が駅前に対してお金
を投資することについて市民がどういう感情を持っているかです。また、豊田保育園の改築、湖南保育園は建築
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中、文出・きみいち・渋崎の覚保育園の改修、豊田小学校の仮校舎をつくりながら改築、諏訪湖の湖底のしゅんせつ、諏訪インター出口の
小山の削って土砂を排除する、蓼の海周辺整備、諏訪湖清掃せせらぎの復活事業、し尿処理場の完成、ごみ処理場清掃センターの建設とゴミの減量
化運動の推進30%ダウン等も進めます。
子供たちへの施策ですが病児病後児保育の実施年間400名の利用、小学6年生から中学校3年まで年齢を引き上
げて入院費通院費の無料化を進めます。それから温泉リハビリセンター建設構想実現化に向けて委員会立ち上げて10月頃本格的に動きま
す。今諏訪赤十字病院を中心とした諏訪市を含めて南信地区の医療圏が成り立ってきていますので、もう一度医療圏域を守るその中で温泉
リハビリセンターがどういう役目を果たさなければならないのかと言うことを含めて再構築をしていく必要があります。
子供のものづくり教育の推進ということで、小中学校で25時間モノづくりの教育を進めてきています。昨年から高校生や大学生が子供
たちにものづくりを教えていく講座を設けています。英語教育の推進と言うことで小学校では話せる英語教育を進めています。将来韓国中
国に負けない子供たちを育てていく必要があると思います。10月には技能五輪が東バルの跡地を中心に開催されます。ぜひ応援していた
だきたいと思います。併せまして東バルの土地活用ができるものと思います。今年から産業連携推進室を設置しました。工業、商業等のい
ろんな結びつき、国、大学NPOを有機的に結び付けることによって諏訪のブランドの構築をしていきたいと思っています。幸いにもトヨ
タ自動車との提携が出来まして車の学校が開催されます。大蓮市との交流が10年を経過致しまして日中友好40周年と言うことで何らか
の提携を進めていきたいと考えています。また、片倉館が国の重要文化財に指定されまして、藤森照信さんが西の道後、東の片倉と言われ
るように道後温泉に行ってきました。うまく提携が出来ればと思っています。諏訪地方が観光で生きていくためのイメージアップ事業の推
進、片倉館のそっくりの建物が台湾にあると言うことでそんな観点からも提携出来ればと思っています。駅前駐車場が無料と言うことで3
時間無料化が図られ、一日平均6,000台が9,100台となり、駅前がかなり伸びてきました。1年間で市の支払い額は約9,000万円
位になります。25年が過ぎますとだいぶ楽になります。縁結びサポートと言うことで男女比を見るとどの年代でも男性の方が女性より多
いということで、女性が全部結婚しても男性が溢れる状況です。いろんなサポート事業を各市町村、広域でも実施しています。
今お願いをしておりますことは、皆さんがた少し力を貸して下さい。出払いでもいいですから各地区にお願いして林道や階段や橋の付け
替えなども自主的にやっていただいています。かなりの効果が表れてきています。震災につきましては、引き続いて震災復興支援事業を実
施していきたいと思います。一年間厳しい時代が続きますが、職員にも知恵をしぼって厳しい時代を乗り越えるよう話しています。どうか
明るく元気に乗り越えようではありませんか。
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