riemblem  International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2,660回例会 2011.10.28(金)  No.2,551


司  会 高橋正司副SAA
出席報告 本日69.05% 20名欠席 前回訂正86.96% 11名欠席
ラッキーナンバー No.16 小松茂君

ニコニコボックス
 八幡一成君・伴在賢時郎君
  今日はプログラム委員会担当例会です。伊藤所長様卓話よろしくお願いします。
 岩波寿亮君
  伊藤諏訪建設事務所様ようこそ。今日はよろしくお願いします。優良工事の表彰ありがと
  うございます。
 藤森省作君
  連続欠席申し訳ありません。中日優勝おめでとうございます。太田さんワイン有難うござ
  います。
 宮島康君
  連続欠席で申し訳ありません。都市対抗野球でNTT東日本がベスト8に入りました。
  今年は震災の影響で2カ月遅れで大阪ドームで開催中です。
 小松茂君
  中日優勝して太田さんからワインを頂きました。本日のラッキーナンバーに当たって。


会長告知 河西正一会長

 みなさんこんにちは。伊藤所長ようこそいらっしゃいました。後ほど卓話をお願いします。皆さん急に寒くなって来たので風邪をひかな いようにご注意ください。
 10月30日は「卵かけご飯の日」だそうです。2005年に島根県で第一回卵かけご飯シンポジウムが開かれたそうです。 卵かけご飯は男性の方が好きな人が多いのかなと思います。卵かけご飯が料理かどうかという議論があるのですが、一般には料理ではないと考えられてい るようです。
 卵を食べるようになった歴史は比較的新しく、平安時代以降は卵は神様に供えるもので食べると罰が当たると言われていてあまり食べな かったようですが、江戸時代に鶏を愛玩用に飼うようになって、無精卵で孵化しないため、孵化しないものは生きものでないという事にな り食べる様になったようです。
写真
 生卵を食べるのは日本独特の習慣です。世界ではゲテモノ的に見られているようです。生卵はサルモネラ菌があるのですが、日本では卵 を洗って食べるので良いのですが、海外ではそのような処理はしていないので気をつけて下さいという事のようです。サルモネラ菌は主に 鶏の腸管に付いており卵を産むときに殻に付く菌だそうでひびが入った卵には気をつけて下さい。菌を保有した鳥から生まれた卵には常に 危険は付きまとうそうで、卵にあたった人の話を聞くと大変だそうで気をつけた方がよいのかなと思います。


幹事報告 伊藤武利幹事

ガバナー事務所の方からガバナー補佐の任命証が来ておりますのでこの後会長からお渡しして頂きま す。
13日のバスハイクは追加募集がいくらでも出来るとのことですので是非予定して頂きたいと思いま す。

諏訪グループ ガバナー補佐任命証授与 

写真 次期ガバナー補佐に山崎晃会員が任命され、
河西会長から任命証が授与されました。


委員会報告 

◇プログラム委員会 八幡一成委員長
 皆さんの引き出しに11月の予定を入れさせていただきましたのでご確認ください。本日配布の予定の中で11月4日の細川浩パストガ バナーを堀川浩パストガバナーに修正してください。申し訳ありませんがよろしくお願いします。

◇新世代委員会 玉本広人会員(代理告知)
 10月30日に2600地区のアクターミーティングが開催され、諏訪から10名の参加を表明頂いております。まだまだ御都合つく方 は当日でも結構ですのでご参加ください。場所はミラノサローネ、太田屋さんの二階です。


クラブフォーラム ◇プログラム委員会 八幡一成委員長

 本日はプログラム委員会の担当例会という事で諏訪建設事務所所長の伊藤直喜様にお越しいただきました。内容は諏訪地域事業について お話頂きます。
 伊藤所長様は昭和53年4月に県庁に入られまして、諏訪建設事務所の所長としては昨年4月よりこちらで御活躍でございます。
 伊藤所長様よろしくお願いします。

卓話 諏訪建設事務所所長 伊藤直喜様

 本日はこのような事務所の紹介の機会を頂きましたので、事務所のやっております事業につきまして説明をさせていただければと思いま す。
 諏訪の地形としましては2,300メートルの高低差があります。特徴としましては糸魚川静岡構造線と中央構造線の交わったのが諏訪 地域になります。諏訪湖につきましては軟弱地層でしてこの30年の間に50センチ以上沈下したところもあります。特に警察署の跡地、 市役所の付近の沈下傾向が大きいです。面積は1,300ミリです。715平方qでして、県内の5.3%を占めます。人口は20万人と いう事で県内の9.5%となっております。
 建設事務所は国道20号以外の国道、県道合計32路線320キロを管理しております。改良率は84%でして県内の平均に比して6% 程高い値です。河川については天竜川水系を管理しており、45河川、約320キロを管理しております。それ以外の砂防指定地の管理も 行っております。それから諏訪湖の流域下水道も管理しており、97.8%の進捗率となっております。
 事務所の事業の概要ですが、今年度は全体で61億円の予算となっております。今年度下水道の管理が大きな比率を占めておりますが、 これは白樺湖の下水道の管理の処理施設が老朽化しており、あそこの水を終末処理場まで引っ張ってくるための官工事を行っております。 それと河川関係の事業費が大きくなっております。小和田バイパスが平成22年3月に完成して、西友の前550メートルの工事も早期に 入るよう調整中です。また上社のところが一方通行であったものは御柱に間に合うようバイパス工事をしまして両側通行が出来るようにな りました。茅野市の駅前の開発ですが街路部分を当事務所にて整備を行いました。それから道路パトロールも行っております。冬季には除 雪作業も行っております。 写真
諏訪建設事務所 伊藤所長様
 河川工事ですが、下諏訪の砥川についても鋭意工事を行っております。近年ゲリラ豪雨が増えてきまして、これは岡谷市の大川ですが、 短期降雨で溢れてしまうため調整池を作り浸水を防げるようにしました。土石流対策については砂防を入れております。急傾斜地の事業で すがJR上諏訪駅の裏の斜面についても平成18年に崩れたためにそこにつきましても対策を行いました。
 特徴としては諏訪湖を管理しております。釜口水門を境にして下流は天竜川になりまして、辰野町までは県の管理、それ以降は国の管理 になります。諏訪湖につきましては平均水深4.7メートルと非常に浅い湖であり、入ってくる川は31あるのですが出て行くのが天竜川 一本ということでこれが水害の原因になっています。諏訪湖の昭和初期はシジミが取れ、泳げる状況だったのですが、高度成長期の40年 代にはアオコの臭いにおい、透明度ゼロという時代がありました。40年代以降に諏訪湖の下水道整備に努めまして現在では泳げる諏訪湖 にまで復活してきました。これについては湖沼法という法律を定めまして5年ごとの水質目標を定め対応している状況で現在第5次、来年 以降第6次として取り組んでいきます。COD(科学的酸素要求量)という指標ですがだんだん良くなってきております。リンは諏訪湖の 環境基準を下回ってきております。
 浄化と合わせて平成のはじめにコンクリート護岸からもとの親しみやすい水辺にしようという事で水辺再生事業がスタートし、8つのゾ ーンに分けてそれぞれのテーマを設けて取り組んでおります。課題は2つあります。一つは菱の以上繁茂です。諏訪湖の表面積の18%を 菱が茂っています。利点は魚の生息場所が確保されるなどがありますが欠点としては生えすぎますと逆に魚の生息が困難になります。また 、放置すると腐ってしまいます。もう一つは諏訪湖の貧酸素化と言いましてこれは底の方に酸素が無い状態になり、魚の生息が困難になる ということです。浅い湖であるため、上の方に温かいものがたまりますと下の方までなかなか循環出来ないためです。これについては浄化 の対策の中でなんとかならないかと考えております。
写真  それから住民の皆さんとの共同作業という事でアダプトプログラムというものがあります。これは 契約を結びまして草刈等の作業を行って頂く事です。諏訪湖周辺を32の区間に分けましてアダプトをやって頂いております。諏訪湖アダ プトに付きましては平成22年度69団体のべ4千人の方に参加頂いております。同様に道路につきましても整備活動をやっていただいて おります。それから「信州ロード観察隊」という事で郵便局やタクシーの方にお願いして情報提供をお願いしております。川も同様に河川 モニターといって見て頂きまして何かあれば連絡頂く形を採用しております。イベントとしては9月に実施しております「よみがえれ諏訪 湖ふれあい祭り」を開催し、さまざまな皆さんに参加頂き、環境に関する啓発活動を実施させていただいております。今年も約1,400名 の方に参加頂きました。
 次に災害の関係を説明させて頂きます。平成18年7月に諏訪地方を襲った大水害がございました。総雨量は釜口水門のところで約40 0ミリの降雨がありました。年間1300ミリが諏訪地方の雨ですので4分の1程度の雨が降ったという事です。この結果氾濫がおきまし て諏訪湖の水位が上がった事もありかなりの被害が発生しました。具体的には560ha、2500戸の家屋の床上・床下浸水が生じまし た。国道20号やJR中央本線も通行止めになり37時間不通となり、大きな影響を及ぼしました。この災害の特徴は釜口水門の人為的に 操作できる最大放水量は400tという事だったのですがこれを超えて413tを放出せざるを得なかったという事と諏訪湖の降雨水位は 2メートル20センチと言われているのですがこれに対し13センチ上まってしまったというのが大きな特徴です。この為天竜川について はもう少し放流量を増やせるよう上下流の改修工事を行う事とソフト対策を進めるという事で、合わせて各種護岸工事、水門工事等、合わ せて砂防ダム等の対策工事を進めました。
 構造物を作るにはお金がかかるためソフト面であらかじめ危険なところを知って頂いて、建物制限を行い、作業土砂法という法律に基づ く作業を行っております。諏訪市内についてはすでに土石流、がけ崩れにつきまして全区域指定をさせていただいております。これに指定 されますと建設や開発が制限されます。特別警戒区域等を設けこれに基づきガイドブック等で啓発活動を行わせて頂いております。
 それ以外では処理場から金が取れました。この地域は温泉が出るためヒ素が出るという事もありまして焼いた汚物をセメントと混ぜて骨 材にするのですが、灰の中に金が混じっていたという事であります。何故混じったかははっきりしませんが、工場からの排水に混じったと か温泉に影響していると言われています。平成20年度は4千万円、21年度は2千6百万円という収入がありました。今年も売る予定で すが、それが混じったものを取ってくれるところがあるかどうかが課題です。
 課題としましては国道20号バイパスです。平成18年の水災の時は道路網がズタズタになってしまいました。安心して過ごせるような 確実な道路を作らなければならないと思います。それからJR中央本線の時間短縮です。それから、諏訪湖サービスエリアからのスマート インターです。その場合地元の意欲が必要となります。それから諏訪湖の浄化ですが下流の工事をしっかり行って災害に強い体制を作って いく必要があります。諏訪バイパスについては対策委員会が1本化されました。東日本大震災を考えますとルートの確保と完成が急がれる と思います。
 最後に事務所の課題としましては、財政上の問題、少子高齢化に伴い歩道整備と今あるものの活用、補修、それと住民の皆さんと維持管 理を行う共同作業の促進、それと共に危険なエリアを知って頂く意識の浸透、想定を超える災害に対する心構えが必要かと思います。
 以上建設事務所の状況と内容のPRをさせて頂きました。


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