riemblem  International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2,653回例会 2011.09.02(金)  No.2,544


司  会 高橋正司 副SAA
ゲストビジター 米山奨学生:宋寒さん
誕生日 山崎壯一君 小松茂君
結婚記念日 那須要一郎君 榎田誠一郎君
出席報告 本日83.72% 14名欠席 前回訂正91.49% 7名欠席 
ラッキーナンバー No.39 高橋正司君

ニコニコボックス
 三井章義君
  皆勤賞をいただきありがとうございました。
 藤原吉彦君
  私の息子がそば屋を開店しました。場所は旧河内屋さんの処です。名前は「半助」と言い
  ます。ロータリーのみなさまよろしく。
 八幡一成君
  諏訪湖のワカサギ漁が昨日解禁になりました。台風の影響もあり、初日の漁獲量はわずか
  でしたが、今後に期待します。放射性ヨウ素セシウムは不検出、ひと安心です。
 小口寿夫君
  先週のガン講演会にはたくさんの方にお出でいただきありがとうございました。
 宮島・小口・三宅会報委員
  榎田さんの卓話期待します。
 小口秀孝君
  連続欠席深謝します。
 高橋正司君
  ラッキーナンバーに当って。


会長告知 河西正一会長

 先週はガバナーの公式訪問ご協力ありがとうございました。記念撮影も外で撮影できよかった と思います。ガバナーの方から公式訪問の折には「おにぎりかカレーライスで」と言う要請がありカレーライスを用意させていただきまし た。
 今、2600地区による東日本大震災の義援金の箱が回っていますのでご協力をお願いします。今月は新世代のための月間です。当クラ ブでも今年から定款を変更して、今までの4大奉仕を5大奉仕とし、新世代奉仕が追加されました。また今月末にはローターアクトとの夜 間例会を計画していますのでよろしくお願いします。
 さて今日は9月2日ですが、「今日は何の日」と言うことでお話しします。9と2の数字のごろ合わせで、一つは「靴の日」、もう一つ は「宝くじの日」だそうです。
 宝くじと言うのは「当せん金付証票法」に基づき発行されるくじで当せん金付証票と言うそうです。宝くじの販売金額は平成21年のデ ータでは9,875億円で、その内収益が3,944億円で、当選金が45%、収益が40%、印刷手数料が約15%だそうです。これは すべて地方自治体、都道府県と政令指定都市で発行しています。発売された枚数によって振り分けられるそうです。
 宝くじにもいろいろ種類がありますが全国自治体宝くじ、東京都宝くじ、関東中部東北宝くじ、近畿宝くじ、西日本宝くじ、地域医療振 興宝くじ等があるそうです。
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 当せん金付証票法に基づき、購入金額の100万枚までの当りと言うことで決めら れているそうで、ドリームジャンボくじが200円で2億円、前後賞5,000万円ずつを入れて3億円だそうです。宝くじと税金の関係で すが、宝くじには税金が かからないということですが、例えば1億円当選して、それを子供に半分あげると贈与税がかかるということですので、初めから子供と一 緒に購入したということになれば5,000万円ずつで税金は0円になります。5,000万円を贈与することになれば、2,200万円 の贈与税がかかるそうです。もし当選した場合はどのように当選金をもらうか考えておいた方がよろしいようです。
 最近は東日本大震災復興宝くじが出ていますが、これは東京都だけで販売しており、当選額はすべて被災地に分配するということです。


幹事報告 伊藤武利幹事

先日の家族例会に扇子を忘れた方、預かっています。
10月16日の地区大会、多くの会員の出席をお願いします。特に入会3年未満の会員の出席をお願 いします。
9月30日の例会はローターアクトの合同で夜間例会になります。
先週公式訪問でガバナーがお見えになりそのお礼状が来ています。地区として東日本大震災復興支援 の募金をしたいということで、箱を回させていただきましたが今回限りでなく毎回回させていただきます。お一人月500円位を目標にお 願いします。
本日例会終了後理事会を開催します。

挨拶 米山奨学生 宋寒さん

 只今奨学金いただきどうもありがとうございました。また皆様に会えることを大変うれしく思っています。先日の納涼会の時も楽しかっ たです。本当にありがとうございました。
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宋寒さん
 最近、夏休みの内に品質管理に関する本をたくさん読みました。その中でちょっと気がついたことをお話します。
 品質管理の専門的な話ではなく例えば雨の降っている日、雨が降っていない日に傘を持っている人は「あわて者」だと言われています。 逆に雨が降っている日に傘を持っていない人は「ぼんやり者」だと言われています。日本では何かが発生する前にいろいろ準備をする人が 多いと思います。例えば電車の中でよく傘を持っている人もいるし、毎日スケジュール表を見ながら暮らしている人もいます。今地震を予 防するためにいろいろ用意する人もいるし、なんでも準備する「あわて者」の日本人が多いと思います。逆に中国は「ぼんやり者」が多い かもしれません。例えば日常の生活も普通の仕事も、先日の新幹線の電車事故も同じです。全く準備のない中国人が多いです。
 天気予報を見ると、雨が降るか降らないかすぐわかります。けれども人生の天気予報はありません。だから私はよく皆様に、一緒に考え てみてなんでも準備することが一番安全ではないですか。実はなんでも準備していれば疲れて幸せの質が低いです。逆に「ぼんやり者」が 何にも準備はしてないとっても危ないけど、よく幸せだと感じられます。
 私の思うには、日本人はちょっとだけ「ぼんやり者」にして見ることも必要であり、逆に準備が苦手な中国人はちょっとだけ「あわて者」 にして見ることも必要だと思います。自分自身のことも考えて将来は「あわて者」になるか、「ぼんやり者」になるか悩んでいます。


クラブフォーラム 卓話 榎田誠一郎君

 昨年12月に諏訪ロータリークラブに入会いたしました。
 諏訪ロータリークラブは諏訪のエリアを代表する著名な皆さんや大先輩の皆さんが大勢おられる中で何を話したらよいか戸惑っています。 実はインターネットによりロータリー用語事典で、「卓話」を調べてみました。内容は会員相互の職業、業界のお話により会員の考え方を 知るというような意味合いでございましたので、今回、ストレートに私の自己紹介と私の所属している損害保険業界の現状につきましてお 話させていただきます。
 先ず自己紹介をさせていただきます。私は宮崎県宮崎市の出身でございます。現在の住まいは今回の震災で液状化現象が話題になりまし た千葉県の浦安市です。中3と中1の息子と家内の3人を残して現在諏訪に単身赴任をしています。宮崎といえばダンロップフェニックス トーナメントで有名なフェニックスカントリークラブがあることなどをイメージされると思いますが、私はゴルフが大変へたくそでありま す。いまだにフェニックスカントリーでプレーしたことはありません。また宮崎と申しますとプロ野球のキャンプでも有名であり、読売ジ ャイアンツが私の小さい頃からキャンプを張っていました。本当に温暖な地域であり雪が舞うことはありますが積もったところは見たこと がありません。従って非常に寒さには弱い男でございます。宮崎県はよくいえば控えめであり、悪く言えばインパクトの薄い県だと思いま す。最近よく九州新幹線が話題になりますが、新幹線が通りましたのは九州で言いますと西側の方で、所謂福岡・熊本・鹿児島県で宮崎県 や大分県など九州の東側は陸の孤島と言われるほどの地理環境です。また九州の出身者はお酒が強いと言われますが私は決してお酒が強い 方ではありません。また世間では九州男児は雄々しいとか力強いといったイメージがあるようですが決してそんなことはありません。むし ろ九州の女性は男性を上手に表に立てながら、その実は実権を握っているのは奥さまの方で、ご主人を上手に持ち上げているのも事実であ ります。
 話は変わりますが私は宮崎西高校の理数科という理科系の専門のコースに通っておりました。宮崎県に宮崎医科大学という医学校があり まして宮崎県の医療を盛り上げるべく、大学が出来た時に地元占有率を高めようと理数科が出来たと聞きましたが、大変極端な学校でござ いまして、朝7時から夕方6時くらいまで授業があり、数学の授業が多いときは1日5時間もあるというような学校でありました。私の母 がお医者様なら将来経済的に困らないと私をそそのかしたせいですが、最初医学部に入ろうと頑張りましたが、早々に医学部など無理であ るとあっさり諦めまして、家庭の経済的な理由もありなんとなく広島大学に入学したような状況です。せめて辛い高校時代を忘れたいと大 学時代は広島大学合唱団に入部いたしました。このクラブはクラシックの音楽系のサークル 素材
榎田会員による卓話
でありながら非常に体育会的な厳しいサークルでした。100名の団員の中、女性が6割以上いまして、教員を目指している少々真面目な 学生が多く、よく女子の先輩から呼び出され懇々と諭され鍛えられました。そのような環境であったからこそ、社会人になりまして女性の 多い環境でも多少は順応出来る様になったのかなと思っています。大学4年生の就職活動時はバブル期であった為今の就職氷河期の時代に 比べれば怒られそうな時代でした。ご縁がありまして東京海上日動に勢いで入社した感があり現在に至っています。
 それでは本題の損害保険業界についてちょっとだけお話させていただきます。
 先ず今回の大震災は余りにもインパクトが大きすぎて我々業界の人間とって避けて通れないお話であると思っております。社会的使命も 大きいので報告させていただきます。保険金のお支払いですが、今回の東日本大震災における日本国内の損害保険協会全社の合計で8月 17日現在ですが受付ベースで約77万6,000件、実際にお支払いされたのは66万1,300件で保険金額で1兆1,218億2,800 万円をお支払いしている状況です。また6月30日に松本を中心に発生した長野県中部地震は、弊社単独の状況ですが8月31日現在で 約6億8,000万円の保険金のお支払いがありました。
写真  次に東日本大震災後、保険会社がどのようなアクションを取ったかと言うことですが、3月11日14時46分に発生しまして、私ども もそこから戦いが始まり、代理店も社員も津波の被害に遭っている状況の中で、お客さまに保険金をお支払いする体制づくりを緊急立ち上 げる必要があることから早速準備に入りました。本店に災害対策本部を早速立ち上げ、あらゆるヒト・モノ・カネを投入しながら体制を整 え最終的には4月3日時点で約2,200名の応援体制を組み対応させていただきました。さらに間接部門を含めますと3,000名以上の 人間が関わっております。営業担当者も不慣れながら軒下までもぐりこみ少しでも契約者の皆様にご納得頂ける査定に努めました。スムー ズな体制を構築することがいかに大事なことであるか改めて実感致しました。
 次に地震保険の成り立ちと仕組みですが、一般の家庭分野の住宅などの保険の仕組みですが、昭和39年の新潟地震を契機として社会的 要望が高まり昭和41年にスタートしました。どちらかと言うと国が主導して立ち上がった仕組みです。民間の保険会社単独では巨大地震 に対応できませんので国と按分する形で再保険などによりリスクの分散を図る必要があります。その仕組みとして1,150億円までは民間 の保険会社で負担し、1,150億円を超えて8,710億円まで支払わなければならない状況が発生した時は、国と民間の保険会社が半分 ずつ負担しましょうということになっています。さらにその数字を超える場合は95%を国が負担し民間の保険会社5%を負担することにな っています。5.5兆円まで保険金を支払う体制を組みましょうということですが、地震保険の総支払限度額は5.5兆円ですが、実際の積 立額は現在1.3兆円程度しか無いようです。今回すでに1.1兆円お支払いしているわけですから残りの積立額は2,000億円、今後、大 震災が起こり積立金が不足した場合は国は特別会計を計上して保険金を支払うことになります。BR>  このような背景もあり、必ずしも十分な保険金額を引き受けることは難しい状況が考えられます。地震保険制度の課題としては、ご希望 の保険金額100%をお引受できる仕組みが十分ご提供できていないわけですが、現在の地震保険制度の考え方は広く国民の皆さんが地震 保険に加入できるように、そのようなお引受の仕組みとなっている点ご理解いただければと思います。また、地震保険の料率ですが実は国 の機関である地震調査研究推進本部と言うところが保険料率を決めています。全国で73万か所の震源モデルをスーパーコンピュータでシ ミュレーションし保険料率が決められています。ちょっと驚きますのは全国の地域を被害が発生するリスクが高い順番により4段階に分か れているのですが、今回地震被害が発生した岩手県と福島県は一番危険が低いところに組み込まれている事に、実態との乖離を感じます。 国と民間保険会社は今回の地震を契機として地震保険制度の見直しを行っていく必要があるかもしれません。
 地震以外のお話になりますが、その他保険会社では独自のソリューションをいろいろと有しております。損害保険会社は事故が発生し、 保険金を支払うことで経済的損失を少しでも補填させて頂く使命を担っていると思いますが、そもそもお客様にとっては事故が起きないこ とが一番なわけです。事故が起きればお客様自身その処理に多大な時間と労力がかかるわけで、例えばそこを少しでも削減するためにドラ イブレコーダーと申しまして自動車に、車載カメラを積んでいただいてヒヤリハット事例を集め、社内の安全教育活動に役立てていただく ことができます。ドライバーごとの特徴を分析しデータを提供できるような仕組みもあります。
 もう一つ独自のソリューションと言うことで、ドイツの会社と提携して実際に火災事故が発生した時、製造ラインの復旧などに海外から 機械を新たに輸入しなければならないことにより半年くらいかかるような場合に、少しでも早く現状復帰出来る様に機械の洗浄を行うとい ったサービスも提供しています。要は保険金のお支払いだけでなく一刻も早い現状復帰に貢献出来ればサプライチェーン断絶の影響を最小 限に止めることが出来ると思います。
 最後に一言申し上げたいのは今回震災後、多くの評論家が「今回地震が起きる事は予想されていて、津波が来れば今回の被害のような事 が起きる事は分っていた。」というようなことを言いましたが、「分かっているんだったらどうして先に注意してくれないんだ。」と多く の皆さんが思われたと思います。実は一歩間違うと我々保険業界も同じリスクを有していると思っています。お客様が事故された後で「実 はこんな保険やソリューションもあったんですが。」とご案内するのでは無く、お客様に対して「こういうリスクに対してこういう対処の 方法が考えられます。」ということを事前にしっかりと広くご案内していくのが我々損害保険業界として重要な務めなのではないかと思っ ております。


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