2,654回例会 2011.09.09(金) No.2,545
司 会 |
高橋正司 副SAA |
ゲストビジター |
丸山和夫 諏訪西中学校校長 |
出席報告 |
本日60.00% 23名欠席 前回訂正95.74% 5名欠席
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ラッキーナンバー |
No.18 朝倉英仁君 |
ニコニコボックス
河西正一君 丸山先生ようこそ、本日はよろしくお願いします。
中島伸一君・増沢洋太郎君 丸山先生よろしくお願いします。
宮坂直孝君 日本酒カンパイフェスティバルにご協力ください。
朝倉英仁君 ラッキーナンバーに当って。
会長告知 河西正一会長
本日は丸山先生ようこそおいで下さいました。
当クラブでは50周年の記念事業として諏訪市の小中学校に本を寄贈させていただきました。また本年は55周年ということで、規模は
小さくなると思いますが同様の趣旨で行いたいと考えております。今までの利用状況や希望等をお話いただければと思いますのでよろしく
お願いします。
お盆以降、大変不順な天候が続き、西日本では台風により各地に甚大な災害が起こりました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ
ます。
今日は「中秋の名月」についてお話をさせていただきます。
昔から旧暦の8月15日を「中秋の名月」と呼んでまいりました。一年には春夏秋冬の四季があります。旧暦では3カ月毎に季節が変わ
り、1〜3月は春、4〜6月は夏、7〜9月は秋、10〜12月は冬となり、旧暦の8月15日は秋の真ん中ということで、この日のこと
を「中秋」と言っているそうです。昔は大陰暦で15日と言うのは十五夜に近いということで、秋のど真ん中の満月の日を「中秋の名月」
と言っているようです。15日と言っても、月は30日でぴったり回るわけでもないので多少ずれがあるようです。今年の旧暦の8月15
日は9月12日の月曜日が「中秋の名月」となり、時間まで出ており6時27分だそうです。 |
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と言うことで満月と15日が合うということは今回旧暦の15日が満月になるというのは6年ぶりのことだそうです。昨年は9月22日
が旧暦の8月15日で実際の満月は9月23日だったようです。月が満月から真月になるまで13.8日から15.8日の間で変化するので
ずれが生じるそうです。
「中秋の名月」の晴天率ですがこの時期台風があるので余り天気が良くないことが多いようで、江戸時代の書物には「中秋の名月、十念
に九年は見えず」と言うような記述もあるそうです。今年の9月12日の月曜日は、週間天気予報では晴れ時々曇りです。7時頃見ていた
だくと一番良い月が見えるかと思います。もう一つ「十三夜」と言うのが10月9日で「十五夜」次によい月だと言われています。昔から
一つだけでなく両方見なさいと言われています。日本ではお月見にはお団子ですが中国では月餅だそうです。月餅を皆さんに贈る習慣があ
るそうです。今、中国で話題になっているのは、月餅に貴金属など高価なものを添えて贈ることから「月餅税」という税金を取られるとい
うことが出ているそうで、庶民の楽しみに課税するのはいかがなものかとの批判が多いようです。日本ではお団子に税金がかからないよう
にしたいものです。
幹事報告 長田司副幹事
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10月30日にローターアクトでアクターミーティングが諏訪で開催されます。参加依頼があると思
いますが、諏訪ロータリーの方から10万円を上限に補助します。 |
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9月16日のゴルフ例会は11時点鐘です。 |
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9月23日は祝日で休会になります。 |
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9月29日はローターアクトとの夜間例会です。 |
委員会報告
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親睦・クラブ親善委員会 玉本広人委員長
来週はゴルフ例会です。例会参加者29名、ゴルフは16名参加予定です。 11時点鐘、12時スタートです。 |
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ご案内 宮坂直孝君
宮坂直孝君 |
日本酒業界は今大変苦境の中にいます。3月11日の大震災以降業界全体の売り上げがかなり落ち込んでいます。
そんな中で日本酒の売り上げを守ろうということで、長野県内の若手の酒蔵、若い小売り酒屋さんが協力してカンパイフェスティバルを
企画しました。9月15日の木曜日の午後6時30分を期して、どこかで長野県の地酒で乾杯をしてくださいということです。
よろしくご協力をお願いします。 |
担当例会 創立55周年実行委員会 中島伸一委員長
ボックスの中に実行委員会の名簿を入れておきました。会員の入退会があり、記念誌委員会が副委員長不在となりますが朝倉委員長並び
に委員の皆さんご協力よろしくお願いします。また、本日は50周年に市内の小中学校に図書を寄贈させていただきました。本年も55周
年記念事業として引き続きこの事業を行うということで決定しています。学校図書の充実とともに人間形成や情緒形成また教育面からも読
書活動の進展を図るべく、ロータリークラブとして参加協力したいと思います。
今日の例会はこの記念事業を理解して、多くの皆さんに参加していただき明日に向かう事業として行うために、ご多忙の中、丸山先生に
お越しいただきました。今日は「読書指導の新しい視点、読書の幅を広げ感動を共有する試み」と言う演題でお話をいただきます
講話 丸山和夫 諏訪西中学校校長
本年55周年ということで誠におめでとうございます。50周年に学校へ寄贈された図書は有りがたく利用させていただいています。今
日は読書活動について今の諏訪市の現状や諏訪西中学校の読書活動の様子をお話しします。
先ず読書指導からどういうことが得られるかということについてお話します。学校の現場ではかなり前から読書の大切さとともに、一方
では子供たちの本離れ読書離れもあって、何とか子供達の中に読書を位置付けたいことから朝読書活動を始めました。そいう中で我々も読
書の効果や良さを感じていますが、実際先生方が指導する現場でどのように感じ取っているかと言うことについては調べたことがありませ
んでした。この話をいただいて、これをきっかけに諏訪市の小中学校の先生方の意識を調べてみました。読書活動に取り組むようになって
子供の姿勢に変化があったかと言うことに対しては、非常に落ち着きや集中力と言った点で肯定的な意見が多くありました。もちろん手放
しのことばかりでなくマイナスの指摘もありました。それでは心の面に働きかける部分はありますが、教科学習に朝読書活動はどのように
影響があるかという点では、学習の姿勢や書くことに対してよい影響が表れています。今年は全国学力状況調査がありますが、その調査は
単に読み取りだけでなく活用の力が期待されます。それに対して読書、所謂本を読んでいるということが非常に内容を捉えて自分の中で吟
味する力を付けていくというような面で効果的であると思います。
それから学級経営上とか生徒指導上の問題ですが、ある現場では非常に内容がよくなってきました。朝の落ち着いた雰囲気の中で学校の
一日が始まるという時間であるといった感想があります。私どもの学校も朝一番に朝読書の時間が始まります。朝読書の基本は先生も子供
たちと一緒に読書をすると言うことで、全員がその時間帯を子供たちと読書の時間を共有しています。何れにしても我々職員も非常に肯定
的に朝読書を捉えていることが分かりました。子供たちもだんだん読書の意味を理解するようになってきて、読む本の内容、質の高さみた
いなものも生まれてきています。
本をご寄贈いただいたわけですが城南小学校と諏訪西中学校の貸し出し冊数の推移を見ますと、城南小学校では平成14年から21年度
まで年を追うごとに貸し出し数が伸びています。それに伴って一人当たりの平均冊数も24冊から50冊まで増加しています。諏訪西中学
校では没頭して本を読む子とたまに本を読む子が分かれていますので、小学校よりは伸びは少ないわけですが順調に伸びてきています。ま
た、小学校の方は物作りに向けての資料図書や事典を活用しながら物づくり学習をやっています。読書活動の課題として、読み聞かせ等の
ボランティアにお越しいただいて読み聞かせを行っていますが、どちらかと言うと小学校で絵本が多くなると思いますが、もう少し子供た
ちの情感に訴えるような内容量のあるものに入り込んでいけるようなきっかけにならなくてはいけないという課題もあります。 |
丸山校長による講話 |
それから絵本は絵本ですからそこからイメージを広げていく良さはありますが、短い言葉の中で語られていくので文字から筋を追ってい
く楽しさはやや欠けると思います。後は本の選択に偏りはないか、自分だけの読みだけでなく仲間と読書の楽しみを共有しあう時間が必要
であると思います。本の中から自分の中へ感動や知識をインプットして自分の中に取り入れていく訳ですが、それを自分の生活や普段の中
にどのようにアウトプットされていくのかということを教師指導する側から意図的に子供たちの中にそういう環境を作っていく必要がある
と思います。そうすることで子供たちの言語活動が豊かになっていくのではないかと思います。
3月10日に諏訪西中学校で読書会開催しました。読む事の楽しさを友達と共有するということで、一人の朝読書でなくてグループごと
に共通のテキストを読んで読み終わって本の物語の感想だけでなく、自分がその本からどんなことを得たのか、どういう楽しさを味わった
のか語り合うというものです。1年生の読書後の感想ですが、この時は6つのテキストを用意してそれを無作為に子供たちに与えました。
読書意欲が高まったという感想が全体として多かったです。この時お越しいただいたボランティアや図書館司書や国語科の職員の意見です
が、読書の輪が広がって行った、子供たちの姿に普段と派異なる新しい発見があった、子供たちの目線に少し近づけた等の意見がありまし
た。
今後の方針としては心の教育の中で読書活動位置付けていくためにもう少し子供たちの意識を高めていかなければいけません。「学校中
を図書館に」という言葉をキ―ワードとして10分間読書を充実させていきたいと考えました。具体的には読書会を意図的に実施していく
、12月にかけての読書旬間に意図的な読書への誘いをした方がよいと思います。本校では12月にボランティアさんにお越しいただいて
読み聞かせの練習をします。その成果を持って湖南小学校へ出かけて、小学校の全児童各学級に入って1年生に読み聞かせをしてもらって
います。これからも読み聞かせの内容充実を図るとともに今年はさらに広がって豊田小学校でも読み聞かせ行うことになっています。
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本年度の読書会の計画ですがもうすでに1回読書会が終わっています。7月に終わりましたが、これは学年毎ですのでまとまった数のテ
キストが必要です。中学校の図書館にはまとまった数のテキストがありません。テキストの不足を補うために教科書の読書単元のものを使
いました。次回は特設読書会と言うことで秋の読書旬間中に1回と2月に実施したいと考えています。これは教室で車座になって同じテキ
ストをグループ毎に読むものです。ちょうど読みやすい程度の文庫本がたくさんあればテキストとして使用できますが不足しているのが現
状です。 |
私が「読書への誘い」と言うことで6月の全校集会でお話をしました。子供たちの感想を見ると、全校朝会をきっかけに子供たちの意識
が大きく変わりました。今、読書の時間に別のことをしている児童は一人もいません。全員がきちんと読書をします。1年生には難しい本
を与えても駄目ですので、この時は絵本を紹介しました。絵本は課題もありますが子供たちの心を育てていく上で本当に道徳の事業で扱っ
てもいいような絵本がたくさんあります。校長室には本がたくさん置いてありましていつでも図書館にない本が校長室にあるということで
いつでも貸し出しています。いろんなことで教室に入れなくなったお子さんや別室登校しているお子さんが読書の楽しみを知って、最初は
短い本から入って行きまして、今は長編で厚い本を苦もなき読んでいます。先生たちの間にも読書談義が生まれたり不登校の子供も本を通
じて友達と会話が生まれたりそれをきっかけに少しずつ学級の中に戻れたという報告もあります。読書を始めてから本校生も大変落ち着き
が出てきました。軽率な行動も減ってきているように思います。
諏訪西中学校は365日学校開放を行っています。是非お越しいただきたいと思います。
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