riemblem International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2634回例会 2011.04.08(金)  No.2525


司  会 藤森省作SAA
ゲストビジター 米山奨学生 宋寒(ソウ・カン)様
出席報告 本日80.85% 12名欠席 前回訂正95.92% 3名欠席
ラッキーナンバー No.6 中島伸一君

ニコニコボックス
 折井俊美君・古屋了君
  宋寒さんをお迎えして。写真をいただいて。
 藤森省作君
  48回目の結婚祝いをいただいて。先日の職場例会小口さんにお世話になりました。
  写真をいただいて。
 太田信男君
  4/20(日)神宮球場中日vsヤクルト線チケットが5枚あります。希望の方は太田まで。
 細川昭八君
  写真をいただいて。
 藤森郁男君
  出席が思うようにならず欠礼しています。
 中島伸一君
  予測アンケート景品をいただいて。
 宮坂直孝君
  本日早退致します。
 那須要一郎君
  先週の欠席深謝。写真をいただいて。
 高田稚彦君
  結婚記念日のケーキありがとうございました。
 中島伸一君
  ラッキーナンバーに当って。

会長告知 折井俊美会長

 早いもので、もう4月の2週目です。エレクトの河西さんはすでにPETS(会長エレクト研 修セミナー)を終え次年度の準備に入っています。今年度の例会も残すところ本日を入れて11回となりました。今年度を締め括り、次年 度にしっかりと引き継げるよう努めたいと思います。
 太陽がだいぶ上がってきて気温も日中は15度を超えてきました。日本のあちこちから桜の開花が伝えられています。諏訪の桜は4月 15日を過ぎて咲きそうですが、サンシュユはすでに満開で、梅も咲き始めました。モクレンも大きいつぼみが開けかけています。日向の スイセンも咲きました。これから1ケ月間にすべての植物が一斉に花を咲かせて葉を茂らせます。花は昆虫を惹きつけ受粉を行うためにあ ります。人間にとっても様々な色の花は生活に潤いをもたらしてくれます。花の色が赤や黄色のなど様々に見えるのは、その植物に色々な 色素が含まれているからです。色素の代表的なものはフラボノイド、べタレイン、カロチノイド、クロロフィルの4種類の色素群です。 素材
梅の花
撮影:長田定久
 これらの色素群は単独あるいは共存して、淡黄から黄、赤、紫、青、緑へと広い範囲の色を発現し ています。フラボノイド群は植物界に広く存在し、花のほか根、茎、葉にもあります。花の色の中心はアントシアンです。アントシアンは 橙から赤、紫、青、水色の広い範囲の色を発現します。カロチノイドは黄から橙、赤の範囲の色素です。クロロフィルは緑の色素で葉や茎 に普通に含まれますが、多くの花もつぼみの時期はクロロフィルが含まれています。花が開く頃になるアントシアンやカロチノイドが急速 に合成されます。一方クロロフィルが消失していくため、緑色から赤や黄色に染まっていきます。
 古くからより美しい色の花を作りだすため品種改良が行われてきました。近年においては、色素研究よりさらに新しい品種が開発され、 実にたくさんの色の花が見られるようになりました。

幹事報告 古屋了幹事
地区協議会が明後日にあります。
義援金の報告をします。65万円が会員の皆様からの浄財をいただきました。予備費の35万円と併 せて100万円を先日ガバナー事務所を通じて送らせていただきました。
地区の方からニュージーランドの地震についての報告がありました。49クラブから124万550 円が集まった旨の報告がありました。
ガバナー事務所から連絡があり、久慈市の方から久慈ロータリークラブを通じて寝具100組の支援 要請がありました。数組でも可能です。

伊藤武利副幹事
2月25日に配布した役員名簿について変更がありましたので改めて配布します。
10日に地区協議会があります。車で分乗して参加したいと思います。9時受付開始、10時点鐘です。

クラブフォーラム  クラブ奉仕委員会 小口武男委員長
 2ケ月ほど前に諏訪東京理科大学から研究テーマを会社で取り上げてほしいという依頼がありまして、 宋寒さんが大学の方から見えました。
 宋さんはわが社に来て卒業研究を続けられています。ところが彼女がロータリークラブの米山奨学生になったと言うことで、これも縁だ と言うことで、オリエンテーションの前でありますが今日担当例会に来ていただきました。ちょうど諏訪の担当の奨学生となりました。
 カウンセラーは山ア晃さんが担当されます。これからよろしくお願いします。

米山奨学生 宋寒様
 皆さんこんにちは、このたび米山ロータリーの奨学生になりました。心から感謝いたします。
 今日は最初に自己紹介をします。1986年3月29日生、これは中国の旧暦で日本では5月7日です。私のふるさとは中国延辺朝鮮族 自治州です。ふるさとの食事、週間、風土、人情は韓国とほぼ同じです。上はロシア下は北朝鮮に隣接しています。朝鮮は毎日見ることが できます。面積は北海道の札幌市と大体同じです。すごく寒いところです。
 中国には漢民族と55の少数民族がいます。中国の少数民族の人口は1億500万人います。少数民族の地域は治安はとてもよいが経済 は遅れています。
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米山奨学生 宋寒さん
 私の出身大学は北京にある中国防衛管理学院です。この大学は軍隊管理と大学教育を組み合わせた高等教育機関です。私は2004年9 月に入学して2008年4月に卒業しました。専門は観光管理です。大学2年生の時中国共産党に入党しました。大学は規律の厳しい軍隊 管理の生活ですが、授業は普通の大学の授業です。今振り返るとすごく大変な大学生活でしたが今はよい生活習慣になりました。
 次は私の趣味です。私の趣味は中国細密画と書道です。私の書いた絵を紹介します。私は小学1年生から高校2年生まで、約10年位デ ッサン、水彩画等の勉強しました。もともと落着きのない性格でしたが、絵と書道の勉強を続けることにより性格にも影響されて几帳面な 性格になりました。
 次に留学生活についてです。私の家は兄弟3人で、姉・弟・私です。今は弟と一緒に留学しています。弟は長野国際文化学院で日本語を 勉強しています。弟はべーチェット病で13歳の時に片目を失明しました。私は弟の面倒を毎日見ながら通学しています。大変ですが家族 として守らなければいけないと思っています。来日してから毎日忙しいけれど充実しています。私はモノづくりの工場でアルバイトしたこ ともあります。いま、理科大学の英語教室でアルバイトをしています。
 次に理科大学で研究していることです。私は2010年4月東京理科大学大学院工学マネジメントの研究科に入学しました。大学1年生 の時はビジネスホテルの経営管理品質保障について研究しました。2年生になってモノづくり企業におけるPDFの品質保障について研究 しています。
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宋さんによる自己紹介
 最近関心のあることは皆さんと同じだと思います。2011年3月11日の東日本大震災が発生しました。その後、津波や原発などによ り広範囲で甚大な被害が出ています。昨日まで死者行方不明者合わせて2万7千人以上になりました。私は毎日、インターネットでニュー ス等の状況見ながら日本のために、亡くなった人たちのために、家族のために何かできることはないかと考えています。日本はとてもきれ いな国だと思いますが、なんで急にそうなったのかすごく悲しくて涙が出ます。私は日本のために何ができるかということを考えています が、今日本にいる外国人は取りあえず日本を離れようと考えている人が結構いると思います。帰国ラッシュになっています。日本各地の入 国管理局の窓口は再入国のための手続きをする外国人の長蛇の列が生じています。
 今日本にいる外国人が自粛、留学中止などにより外国人のいる工場企業が労働力不足になりました。休業になったところもあります。留 学生が多く在籍している学校は新学期を延期しているところもあります。大変だと思います。
 東日本大震災に対して我々のなすべきことは何だろうかと私は毎日考えています。私のできることは次の3点です。一つは外国人として 先ず冷静になること、帰国の必要性があるかどうか、何故日本の中の安全と言われている地域から何故帰国するのかと言うことです。2番 目は責任感です。自分の仕事には責任を持つべきであります。3番目は感恩の気持ちです。私たちは日本からお世話になっています。こん な大変な時にこそ仲間として、我々は日本と一緒に協力すべきではないか、そういう気持ちが必要です。
 私は毎日まわりの日本人を見て感動しながら日本人の精神について感心しています。例えば、私の大学院の担当の先生は自分の家でコメ を作りたいと言っています。私の研修している会社でも自主的に節電しています。日本人は非常にすばらしいと思います。感動しています。 私は小さな力だけど大きな力になることを信じています。先日、私は諏訪の献血センターで献血しました。「献血センターに来た中国人は 初めてです」と言われました。少しショックを受けました。中国人として恥ずかしく思いました。今中国では日本のマイナスなニュースば かりです。私は母国の皆さんに「日本は積極的に災害に勝利して状況が段々良くなっている」ことを分かるように、毎日日本の状況を詳し くブログに載せています。これは小さなことですが私の力の範囲で出来ることです。
 次に私の立場から見て「留学生は世界の架け橋」です。世の中に何故橋があるかと言えば、橋があればいけないところへ行けるようにな ります。後は距離を減らします。私達のかけ橋のポイントは情報の距離を減らし、情報を正しく伝えることです。今は世界のどこへでも飛 行機があるのでいけますが情報はうまくいけるか、情報を正しく伝えるのが我々留学生の責任です。情報を正しく伝えることは非常に重要 だと考えています。
 最後は私の将来のビジョンです。私の将来やりたいこと二つがあります。一つは今身に付けた知識を活用して地元企業で働くことです。 通訳、管理技術の開発に関する仕事をしようと思っています。特に、中国の政治、経済情報の収集分析、経営活動に関する仕事をしたいと 思います。2番目は社会奉仕に関する活動です。できれば弟と同じ病気を持つ家族の気持ちがよくわかるので、べーチェット病を抱える患 者さんや家族皆さんの為に何かやりたいと思います。最後に日中友好交流で諏訪と中国のまちの連携についてやりたいです。諏訪と大蓮の 連携活動にボランティアで通訳の仕事をやりました。これはこれから非常に重要だと考えています。
 ご清聴ありがとうございました。


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