riemblem International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2607回例会 2010.09.10(金)  No.2498


司  会  藤森省作SAA

会長告知 折井俊美会長

 天気を心配していましたが、涼しくて過ごしやすい大変良い天気になりました。
 朝倉委員長の行いが良かったのではないかと思います。水源の見学は皆さん貴重な経験をされたと思います。
 今月のロータリーの友の最初の記事に、諏訪東京理科大学の天野教授の水の問題に関する記事が載っていました。今回の見学とタイミン グが良くていい機会でした。朝倉委員長にはいい企画を作っていただきありがとうございました。非常においしい水を飲むことができ諏訪 のおいしい水の原点が霧ケ峰にあるんだと良くわかりましたし、毎日水に感謝しながら日常のわれわれの活動に活かしていければと思いま す。
 昼食後に時間のある方はこの近辺をゆっくりと散策されたらいいと思います。


幹事報告 古屋了幹事

 今日はホテル強清水さんを会場にさせていただき皆さんに大勢お集まりいただきました。
 朝倉委員長に仲のいい奥さんとスタッフの皆さんには大変お世話になります。

11月7日の地区大会ですが20名の登録をいただきました。行き方については後日連絡をします。
小口ガバナー補佐さんの事前訪問が10月8日にあります。例会終了後、クラブ協議会を開催します。
17日は矢崎和広県教育委員長さんの卓話です。

委員会報告 社会奉仕委員会 朝倉英仁委員長
 今日はお山の例会で10人位しか来ないと思っていましたが、大勢の皆さんにお集まり頂きありがとうございました。
 私はここに住んでおり、ここからロータリーに通っています。信号が一つも無くて元町までは15分〜20分で通えますが、飲み会があ る時は代行代が高く7,000円程かかるので女房に送り迎えをしていただき、仲間には叱られますが「11時には飲み会を終了しなさい」 と言われています。
 9月になるとお客様がだんだん少なくなり、山を歩くにはとってもいい季節です。今日もこの上まで登ると八ヶ岳・富士山・南アルプス ・中央アルプス・北アルプスが見え、景色は上々であると思います。
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朝倉社会奉仕委員長
 この上の丘は「忘れずの丘」または「ゲーロッパラ」と呼ばれていて、国鉄の初代総裁が霧ケ峰に来てここは景色がいいと褒めて頂いた のが霧ケ峰高原の始まりと聞いています。今の時期はススキが風になびいて、松虫草が薄紫の花を咲かせ始め、リンドウも咲き始めていま す。
 このホテルの水はどうなっているのかとの質問がありましたが、この場所で100メートルも掘ると水は豊富に出ます。諏訪市の皆さん とは別の水道が完備されていて、下諏訪の水源の関係で迷惑がかかるので、岩本市長の時から下水道が完備されています。私共は昭和27 年に入って来て私が二代目です。一時は30軒の事業場がありましたが殆どの銀行などの保養所が撤退して現在は7軒になってしまいまし た。旅館が6軒と台東区の山荘があるだけです。
 ここの温泉は1,800メートル掘って汲みあげているところが1,525メートルでポンプアップしています。温度はここは水ガメの ようなところでもあり30.7度で加熱をして使っており毎分100リットルが出ています。水はチョット掘ると湧き出してきて、スノー マシンに使う水は80メートル掘って毎分1,800リットル出ます。
 困っていることは朽ち果てた旅館などがあちこちにあり年々どうにもならない状況で、行政も税金を使って建物を壊すことが議会に通ら ない状況で、観光客がとても気にしていて建物の撤去を願っています。皆さんも何かの機会に口添えを頂きたいと思います。
 昼食後に時間があればグライダーふれあい館やゲーロッパラの滑走路までご案内できますので霧ケ峰高原の涼しい風に身を浸して頂きた いと思います。松虫草の歌は、「うれしくも わけこしものか はろはろに 松虫草の咲つづく山」 ちょうどこの季節であり、長塚節が 詠んだ歌です。「こわしみず」は、強い清い水で「こわ」は「おこわのこわ」です。このホテルは初め強清水山荘と親父が名付けて、こわ しみずと読めなくて「きょうせいすいさんそう」ですかとか読まれたこともありました。私が帰ってきてひらがなにしました。
 ここの地名は強清水で良い水が出る昔からの場所です。長塚節の碑はグライダー館の西側にあります。

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ホテル強清水さん前で記念撮影


移動例会<清水橋水源> 朝倉英仁社会奉仕委員長

 本日は移動例会で清水橋水源を見ていただきます。
 昨年は藤森吉三会員に水の話をして頂きました。私も近くに住んでいる関係もあり皆さんをご案内することになりました。普段中に入れ ない所です。諏訪市水道課の小泉さん、相澤さんから、水源の歴史や管理方法や皆さんの所までの配られ方などを聞いて頂き、自分たちが 飲んでいる大切な水なので質問もしっかりして頂きたいと思います。

諏訪市水道局上水道係 小泉さん
 清水橋水源とお水神水源を合わせた年間取水量は、平成21年5月から平成22年4月までの合計で約120万トンで、1日平均で 3,000トンです。
 水源の歴史は清水橋水源が大正13年から運用を開始し、その後お水神水源が運用を開始しました。2カ所とも伏流水で、穴の空いた管 を地中に埋めてその管を通して水を集めていて、一切ポンプを使わずそのまま湧き出た水を集めています。夏でも水温は10度以下です。 水質検査結果書の9月の結果ですが、水温は8度で、水の硬度は清水橋が16、お水神が13です。60未満が軟水で、60〜120が 中程度の軟水で、120以上が硬水です。ですからここは癖のない飲みやすい水です。
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諏訪市水道局 小泉さん
 検査数値は未満との結果が多いですが、図れる基準値より非常に少ないため安全な水が出ていることになります。諏訪市全体でも浄水処 理を一切することなく消毒(滅菌)して配水しているため安心して飲める水です。
 霧ケ峰水系の地図ですが、13箇所の水源があります。それらが水道管を通して清掃センター近くの足倉配水地に全ての水が集まります。 配水地でジア塩素酸ナトリウム(消毒薬品)を注入し、角間新田に配りながら立石町配水地や桜ケ丘配水地や茶臼山配水地や小和配水地に 配られ、以降上諏訪地区などに配っています。諏訪市の1日平均の使用料が25,000トンであり、角間沢水系で約3分の1を賄ってい ます。新井の水は井戸水であり若干硬度が高めで30〜40位あり、水質的にはこことあまり変わりません。大きな違いは水温であり夏場 で10度以上になります。
 山の水は自然に浸みて濾過されるので、東京の川の水とは元々大きな違いがあります。東京は消毒の量も多し、検査基準値ぎりぎりであ ると思います。ここは基準値よりはるかに低い数値です。
 諏訪市全体で渇水になったことはありませんが、仮に需要が増えた場合には伏流水は出る量に限りがありますで、茅野市新井浄水場の 井戸の汲み上げ量を増やすことになります。緊急時に対応できるよう茶臼山配水地と西山配水地と神戸配水地は管が繋がっており、それぞ れ水が行き来をしています。基本的には伏流水を全部使って調整を井戸のポンプで行っています。おそらく水脈は調査をすれば他にもたく さんあると思います。鉄分の差は若干あり新井の方が多く、元町の酒造場の水もおそらく系統は一緒かと思います。


清水橋水源&御水神水源 見学アルバム



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石積みの清水橋水源地
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清水橋水源の水を頂く(水道局 相澤さん)


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御水神水源の祠
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御水神水源の湧水


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手に手を取り目的地を目指しました
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朝倉社会奉仕委員長の挨拶


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美味しい水を頂きながら
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熱心に説明を聞きました

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