riemblem International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2606回例会 2010.09.03(金)  No.2497


司  会 玉本広人 副SAA
結婚記念日 那須要一郎君
誕生日 山崎壯一君、小松茂君、原敏雄君
出席報告 本日72.72% 17名欠席 前回訂正95.83% 3名欠席
ラッキーナンバー No.39 藤原吉彦君

ニコニコボックス
 八幡一成君
  諏訪湖のワカサギ漁が始まりました。12月まで続きます。豊漁を期待しています。
 宮島康君
  都市対抗野球でNTT東日本野球部が第一戦を突破しました。
  第二戦はトヨタと対決します。応援よろしくお願いします。
 小口寿夫君
  本日所用で中途退席させて頂きます。
 藤森郁男君
  本日卓話させて頂きます。
 藤原吉彦君
  ラッキーナンバーに当って。

会長告知 折井俊美会長

 9月になりましたが残暑が厳しく30度以上の真夏日が続いています。
 今年の暑さは113年前の明治35年に観測を始めて以来最高だそうです。6、7、8月の平均気温が軒並み平年を2度以上上回りまし た。
 温暖化の影響は極地と南太平洋の島々への影響ばかりクローズアップされてきましたが、最近日本でも首都圏で南国の果物が育ったり 海水温が上昇して秋刀魚が獲れなくなったりと影響が身近に顕在化してきています。ゆっくりとした環境変化には植物も動物もついていけ ますが、こう急激だと順応できずに絶滅する種が増えてきます。今年になって何年も経った木が弱ったり枯れたりしているのですから、 今年の春植えた木は悲惨です。毎日灌水していますが多くの木を枯らしてしまいそうです。
 早く涼しくなってほしいものです。
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【植物あれこれNo.6】
 植物の害虫「アメリカシロヒトリ」の話をします。
 北アメリカが原産であり1945年頃からアメリカからの物資にまぎれて日本に入り、関東から日本全国に生息範囲を広げてきました。
 名前の由来はアメリカから来た「白い火盗り」からきています。ヒトリガ属という夜に灯に集まる仲間に分類されます。
 バラ科の桜や果樹・楓類などあらゆる落葉樹を食害し、6月に発生し8月末頃2回目の発生をします。今年の夏は暑く雨も少ないので 比較的多く発生しています。
 ふつう蛾や蝶は決まった食草しか食べませんし、木が枯れるほど食べつくすことはありません。ところがアメリカシロヒトリは何でも食 べ尽くし木を枯らすこともあります。1匹の蛾が80から100個の卵を産み天敵が非常に少ないこともあり大発生をします。天敵はモズ などの小鳥・アシナガバチやスズメバチ・クモなどですが、3齢頃までは孵化した幼虫が自ら張り巡らした巣網の中で守られているのと 1年に2回発生するため、天敵による発生の抑制は難しいと思われます。1番良いのは巣網のうちに補殺するか焼殺するのが良いですが、 消毒するときは木全体に散らばる前に発生局部だけにスミチオンなどを散布してください。
 皆さんにできないことがあれば私に相談してください。


幹事報告 伊藤武利副幹事
11月6日〜7日の地区大会ですが最終締め切りになります特に入会3年未満の方は全員出席をお願 いします。
10日は霧ケ峰へ移動例会です。欠席をされる方は7日までにぬのはん事務局まで連絡してください。
本日例会終了後、理事会を開催します。

委員会報告
◇親睦・クラブ親善委員会 太田啓委員長
 暑い東京から今朝あずさで帰って来ましたが上諏訪は天国のようだと感じました。秋らしい空で高い雲 が出ており初秋を感じました。
 先月8月のニコニコBOXは8万4千円集まりました。ありがとうございました。
 10月15日のゴルフ例会ですが、今のうちからスケジュール調整をお願いします。次々回の例会から出欠の確認をします。

◇プログラム委員会 平林明委員長
 お手元に9月の例会スケジュールを配布しています。
 本日3日はクラブ奉仕委員会で、藤森郁男会員から「食」について卓話をいただきます。
 10日は移動例会をホテル強清水で行います。普段見ることができない清水橋水源を見学しますのでぜひ参加ください。
 17日は矢崎和広県教育委員長の卓話をいただきます。
 24日はローターアクトとの合同夜間例会を予定しています。

◇社会奉仕委員会 朝倉英仁委員長
 清水橋水源の場所ですが、元町の真澄さんを曲がり二葉高校を過ぎ角間新田を過ぎ、蓼ノ海入り口から 2キロ位先に清水橋の入り口になります。そこの科ノ木バス停で出席委員会の皆さんが案内していただけるので目印にしてください。
 当日は諏訪市水道課の職員2名が中まで鍵を開けて説明していただける予定です。

クラブフォーラム
◇クラブ奉仕委員会 藤森郁男会員
 小口武男委員長が今日急に葬式ができて代わりに卓話をお受けすることになりました。
 以前茶飲み話で話したことを小口さんが覚えていて「食」の話でもしてほしいと頼まれました。
 私は早食いの大食らいで無芸大食です。これは食べ物が無い時代に育ったからだと思います。最近は少し衰えてきて昔のようにはいきま せんが、できるだけ食に絡んだ話をしたいと思います。
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藤森郁男会員による卓話
 お手元に新聞のスクラップのコピーを配布してありますが、12年も前に朝日新聞が長野県の食のことについて何か書いてほしいと依頼 をしてきまして、書かないと味噌の記事を出さないと脅されました。朝日新聞では各県で1人ずつシリーズで県の食のことを書くことを やっていたようです。たまたま長野県でいろいろな統計が出されて、皆さんご承知の通り男性も女性も寿命が長いのですが、その理由が 良くわからない。自然環境がいいからだとか言われますが、住んでる者にとっては夏暑く冬寒く乾燥していて長生きできるような環境とは 思えない。こじつけて考えて結論を言うと全部食べてしまうことだと言える。それが長生きの秘訣ではないかと書いたのです。
 厚生省からは1日に何十品目も食べなさいとの指針が出されています。実際にはそれだけたくさん食べるのは大変です。そんなことをし ないでも頭から全部一つのものを食べてしまえば、いろいろなものを食べているのと同じではないかと素人ながら思います。リンゴでも 皮ごと全部食べればいいのに何で皮をむくのかということです。ご飯も白米にして食べればデンプンしか食べていないことになり、他の ミネラルを全部捨てていることになる。エスキモーはアザラシかオットセイを一頭捕まえると全部食べてしまうようです。真っ先に食べる のは内臓でありライオンも内臓から食べます。内臓にはビタミンCが多く含まれています。人間はビタミンCを作れないので、エスキモー は野菜を食べずにどうして生きていられるかと思いましたが、アザラシの内臓を食べてビタミンCを摂取しているようです。はちのこ程度 なら頭から全部食べても問題ないですが、アザラシ一頭を全部食べるのは大変だと思います。
 いろいろなものを食べるということは残さずに全部食べるということで昔から知恵としてあって栄養的な面から必要なことでありました。 今はいろいろなものが簡単に手に入るので何品目も食べられます。また、長野県の高齢者の就業率を見ますとダントツの日本1位です。年 を取っても皆働いているのは長寿に関係している真実ではないかと思っています。
 全部を食べきってしまうことは玄米食もそうではないかと思います。昔ロータリーに諏訪証券の大宮サダオさんがおられましたが、この 方は玄米食を食べており、私にも勧めてくれました。玄米で食べるといろいろなミネラルが摂取できます。日本酒の場合は大吟醸だとお米 を半分くらい削ってしまいお米の真ん中しか使いません。玄米は外側の脂分や胚芽のミネラルも食べるので栄養的にはずいぶんと違ってし まいます。タンパクも13パーセント入っており補給できます。ただリジンが入っていないのでそのためにリジン強化米を売っていること があります。
 この辺から味噌と絡めて話をしたいと思います。
 大豆はリジンが沢山あります。日本人がお米と味噌を組み合わせて食べたのは栄養学的には頭の良いことをやっていました。大豆は 殆どのアミノ酸が揃っていてリジンも沢山入っているのでお米のタンパクが全部利用できる食べ方です。ただ全部食べようとする時に 困ることが一つあります。そのほとんどは消化が悪いことです。玄米も消化が悪いのでどうやって消化を良くするかが問題です。 大宮さんは良く分かっていて玄米を蒸かす釜まで勧めてくれて、それで蒸かすとふっくらと炊けて美味しいだけでなく、こなれも良いよう な気がしました。
 食品はみな生命を持っているのでそれを防御するようなものが必ずあります。それをどうやって体に取り込んでいくかが一つのポイント です。いくらいい栄養を持った食品でも吸収されなかったら無いに等しいことになってしまいます。大豆も例外ではなく、大豆をそのまま 食べると吸収がとても悪い。分解がされにくいし阻害剤のようなものが入っているので、熱を加えてそれらを壊して食べる方法があります が、日本人の頭のいいところは微生物を使ってそのことをやらせたところが鍵になります。大豆を食べる時に熱を加えて柔らかくし、さら に酵母菌や乳酸菌をアタックさせ、こなれの悪い糖分が多いものを微生物の酵素が全部分解して吸収しやすくしてくれるので非常に食べや すくなります。
 全部食べる時に一つは調理の方法で食べやすくすることと、もう一つは微生物を使って食べやすくすることが有効です。それを頭のいい 日本人の先祖が考えてくれたことに感謝しています。お手元のスクラップのコピーですが本当の結論は入っていません。実はタイトルは、 「はちのこ」ではなく信州味噌でありました。結論は全部食べることは味噌のことが書いてありました。味噌は大豆を全部使いますので 大豆の良いものも悪いものも全部入っています。豆腐の場合はおからが出てしまい、おからの中に良いものが残っている。醤油も絞りカス が出てしまいます。大豆を丸ごと食べるのは味噌と納豆であり、体にとっては良い面を持っています。
 味噌の消費量は長野県は大きく全国のトップ3には入っています。結果として大豆を丸ごと食べているので長寿につながっていると書き たかった。朝日新聞は「味噌屋でそれを書くと宣伝臭くなるからやめろ」と言われ、記事をかなりカットされ信州味噌のタイトルでは面白 くないから、はちのこが面白いと勝手に直されてお手元の記事のようになった次第です。私は結論を信州味噌にもっていきたかったしタイ トルも信州味噌で良かったのですが本当はそんな裏話でありました。
 消化の問題は発酵や微生物で日本人の知恵で補ってきましたが、もう一つ調理の問題があり食にとっては重要であります。調理の一番の 基本は自分の命を守ることであります。今は加工食品の加工度が上がってきており、ほとんど調理しないでもお湯を入れるとか熱を入れる だけで食べれるようになりました。メーカーを100パーセント信じていないと食べれませんが、日本人はいいお客が多く信じているから 売れているのだと思います。本当は包丁を入れてみて確認することが自分の命を守ることになるから調理をすることが大切です。
 どういう食べ方が一番おいしいかと考えると究極は家庭料理だと思います。パリのどこかのレストランがおいしいとの話もありますが、 世界で最高の料理は家庭料理じゃないかと思います。家庭料理はその家族の分しか作らないので少量です。大量に作るとどうしても味の 特徴がなくなるような気がします。同じことをしても1キログラムを作るのと1トンでは何か違ってくる気がします。家庭料理の場合は そこで作ってすぐ食べるため鮮度も高い。食育の観点からも重要です。私はお葉漬けと味噌汁と諏訪の水さえあれば最高の食事になると 思っています。身土不二という言葉がありますがその場所で取れたもので調理するのが一番美味しい。その場所で取れたものを食べてずっ とその場所で育っていくのが体にとって一番いいという説であります。その場所で何百年も家系でずっといる場合には、体もそこで上手く 行けれるように体質ができているような気がします。ただそうしたことができなくなっている人も多くなってきています。
 全部食べるということは、もう一つ免疫と関係があると思います。あまりにも加工食品できれいにしすぎてしまうと、たぶん免疫が落ち てしまう気がします。丸ごと食べていたほうが免疫力が上がると思います。免疫に対する体の反応が昔と違ってきているといわれています。 味噌の中にいる微生物を生きたままお届けするように努めていますが、それは必ず免疫力を上げるんだと考えています。だから微生物を殺 さないようにしています。
 最近暑い日が続いているため水分補給のためスポーツドリンクが売れていると思います。味噌の塩分濃度は12パーセント位ありますが、 味噌汁のおいしい塩分濃度は1から1.1パーセントです。食パンの塩分も同じです。血液の塩分は0.8位なので味噌汁は近い濃度にな っています。これがスポーツドリンクの代替にならないかと思います。
 あまり暑いとビールは売れるが味噌や醤油は売れなくなる。私は夏は味噌汁の中に梅干を入れています。梅干は塩味と酸味を補給してく れます。今の食品は酸味が少なくなっています。売れる食品は甘くするか脂っこくすればよく、酸を強くすると売れません。味の骨格は塩 味と酸味であり、しっかりとした味になります。味噌汁を少し薄くして梅干を入れると結構いける味になるので、それをスポーツドリンク の代替にできないかと考えています。
 私は今まで微生物をたくさん犠牲にしてきましたので感謝しないといけないと最近思い、先日菌塚を作りました。筆塚や針塚の供養と同 じです。
 それが免疫へのお礼のつもりで作りました。

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