riemblem International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

weeklyrogo

2595回例会 2010.06.04(金)  No.2486


司  会 長田 司 副SAA
結婚記念日 平林 明君、藤森和彦君、武田道仁君
誕生日 中島伸一君、折井俊美君、上原富男君
出席報告 本日77.8% 15名欠席 前回訂正89.8% 6名欠席
ラッキーナンバー No.28 藤森吉三君

ニコニコボックス
藤森和敏君、八幡一成君
 早くも任期の年度末になってしまいました。
増沢洋太郎君
 担当例会に太田蓮花さんを迎えて。
藤森省作君
 欠席深謝、天候不順の回復にホットしています。
古屋了君
 御柱の写真をいただいて。
長田司君
 長期欠席深謝。
玉本広人君
 本日早退します。
藤森吉三君
 ラッキーナンバーに当って。

会長告知 藤森和敏会長
 私の任期も残すところ、後1カ月余りとなりました。
 今日は「平成の大修理」ということで、お城についてお話します。築城時の姿のままで現存する城(天守閣を含めて)は12あります。 何れも国宝、重要文化財に指定されています。国宝は犬山城、松本城、姫路城、彦根城の4つ、重要文化財としては、弘前城、松江城など の8つです。また昭和になって戦災で焼失した城は、名古屋城、広島城など6つ、それに加えて、松前城は火災で焼失したので、その7つ とも今は再建されています。
 国宝の4つのうち姫路城が2009年10月9日から大規模な改修工事、「平成の大修理」が行われています。 2014年まで約5年間で総事業費28億円ということです。外壁の塗り替え、屋根瓦の葺き替え、耐震性を高める補強工事等が行われる ということです。今現在は素屋根ですっぽり覆われ、内側には見学者用のエレベーターが設置され、地上30mの高さの見学室からガラス 越しに修理の様子が眺められるようです。
 有名な大阪城は1931年に再建されました。昭和以降各地で再建された天守閣の第1号で、この大阪城も平成7年から9年にかけて、 大規模な改修工事が行われました。屋根工事では銅版瓦の葺き直しと緻密な防水工事を実施され、軒先の金箔瓦はすべて新調、銅版瓦は 約55,000枚すべてを一旦撤去し、8割が清掃・修復のうえ再使用されました。アルカリ回復工事でコンクリートの耐久性が確保され、 その他、外壁及び軒裏改修工事、建具、および高欄改修工事,錺金物改修工事、内部改修工、構造補強工事等が行われ大阪のシンボルたる 大阪城がさらに美しく、さらに丈夫に再び黄金の輝く天守閣に甦ったということです。
素材
大阪城
出展:フリー百科事典『ウィキペディア』

幹事報告 八幡一成幹事
◇会員セミナーを6月24日(木)PM6:30〜「まるみつ」で開催します。会費2,000円で食事 があります。出席をお願いします。
◇本日例会終了後理事会を開催します。

委員会報告ロータリー情報委員会 三井章義君
 5月30日に東京の「ホテルニューオータニ」で、国際ロータリー加盟認証状伝達式が行われ出席をし ました。
 米山奨学生学友を中心に「東京米山友愛ロータリークラブ」が誕生しました。東京世田谷中央RCがスポンサーになり、会員29名のう ち18名が米山学友で非常に国際色豊かで、平均年齢が37歳、会長は中国出身の女性の方です。



クラブフォーラム
◇ロータリー財団委員会 増沢洋太郎委員長

 ロータリー財団国際親善奨学生として留学される太田蓮花さんを紹介します。
 留学期間は本年9月中頃から1年間になります。ロータリー財団奨学金にはいくつかの種類がありますが、すべての奨学金の共通の目的 は国際理解と世界平和に貢献することであります。太田蓮花さんは、現在諏訪市豊田在住、桜美林大学英語英米文学科卒業、東海大学第三 高等学校の英語教師として4年間勤務、現在は韓国の高麗大学において韓国語を習得中であります。大学2年時に10カ月間、カルフォル ニアの大学に交換留学をされています。

卓話 太田蓮花さん
 私は2010年度ロータリー財団国際親善奨学生として、アメリカのオハイオ州立大学に留学が決定しました。
 本例会に出席させていただき直接、感謝とお礼を申しあげることができうれしく思います。
 私の専攻は英語教育です。オハイオ州立大学の教育学部において、特に英語教育に関して研究してくるつもりです。私は東海第三高校で 4年間英語教育を担当させていただきました。大学2年の時にアメリカに10カ月間、留学して英語を本格的に勉強させていただきました。
写真
太田さんによる卓話
 その時の事を振り返ってみますと、私の留学した大学は小さい大学で、ちょうど10周年という大学でした。留学生はほとんどいない状 況でキャンバス全体で2,000名くらいの学生がいましたが、留学生は私を含めて3名でした。全く日本語が通じない環境の中で、知ら ない人がたくさんいて非常に怖かった思い出があります。周りからのサポートもほとんど受けることがなく、最初の6ケ月位は孤独な留学 生活でした。
 その状況から脱するためにダンス部に入部してダンスを習いました。そこでアメリカ人の女子学生と仲良くなり、かたことでコミュニケ ーションする中で非常に英語力が伸びました。そして彼女から生の英語を教えてもらって、アメリカの文化や考え方も教えてもらいました。
 私は日本人ですので日本のことを教えたり、日本の出来事や様々なことを話して残りの4ケ月を過ごしました。その彼女に言われて心に 響いた言葉があります。私が帰国する時に、日本は遠いし行ったこともないし、全く興味もなかったが私に出会って、日本という国が非常 に近くなった。次に日本人を見たら必ず話しかけるし、積極的に関わりたいというように彼女が語りました。アメリカでの10ケ月の生活 は、私が英語やアメリカの文化を学ぶことだけだと思っていましたが、その彼女に私が影響を与えていた事を教えてもらい感動しました。 私はアメリカ留学から帰ってもう6年以上が経過しましたが、今でもEメールを送ったり、クリスマスプレゼントを交換しています。一生 の友人だと思っています。
 私が教員生活をする中で、やはりもう少し勉強しなくてはと日々感じていました。私は再び今アメリカで勉強したいと思ったのは、私の 大学2年時の留学の10ケ月間は、非常に世界が狭くて、その女子学生1人と密接にかかわった事は確かですが、現地の人との関わりは 非常に少なかったと思います。今度の留学は、必ずもっと多くの人と話をしたいし、もっと多くの人に日本の事を伝えたいと、ずっと心の 中で思っていた時に、この国際親善奨学金の話を聞きました。ほかにもたくさん奨学金制度はありますが、私は滞在させていただく国で多 くの事は出来ないかもしれませんが、一人一人の交流が一番重要だと思います。私が学ぶことも重要でありますが、その国に何か貢献させ ていただく事が私のもう一つの目標です。
 なぜ留学したいのかということについて、私は4年間の教員生活の中で気付いたことがたくさんあります。先ずは日本人の英語力が低い という話を多く聞きます。いろんな世界のテストを見ても日本人の平均点は低い。ただそれだけで判断することは疑問でありますが、やは り日本人の英語力は低いのではないかと思います。その原因は学校教育に原因があると思います。日本人の言語能力が低いとか、今までの 勉強が間違っていたのではということではなく、ほかに要因があると思います。
 私の研究テーマとして2つあります。一つはやる気の問題だと思います。高校生を教えていますと、小中学校で英語を学んできている生 徒が非常に多くいます。ただ最初の授業で、この中で英語が好きな人手を挙げて聞くと、クラス40人中ほとんどの人が好きですと言わな い。逆に英語が苦手、嫌いな人はと聞くと10人から20人位います。この状況が英語嫌いの原点ではないかと思います。勉強したくない 、やる気が起こらないというのは今までの勉強の仕方に問題があると思います。特に、一番の問題は中学校、高校の6年間でどのくらいの 英語力をつけるのか、英語が理解でき喋れたら自分がどうなるのかということが分からない。正直に言いますと私もよくわかりません。 やる気を起こさせるためにはどうしたらよいかということについては答えが出ていません。アメリカの大学院には世界中の英語の教員が集 まります。アジアをはじめヨーロッパからの先生も非常に多いと聞きました。私の行く大学ではそのやる気をどのように起こさせるのか、 人間はどういう風にしたらやる気が起こるのかということについて非常に詳しく研究している先生もいますので、そのことを学んでみたい と思いました。
 二つ目は英語ができるようになったという、英語がわかったという達成感が非常に持ちにくい状況にあると思います。私の授業の中でも 、必ず今日の目標というものを掲げるようにしました。達成感を味あわせる事業は非常に難しいと感じました。そこが苦しかった点です。 一人ひとりの生徒に英語わかるという思いをさせたいということが、留学を思い立った要因です。現在、私は韓国の高麗大学で韓国語の勉 強をしています。英語教育が専攻なのに何故韓国語を勉強しているかといえば私の目標は英語で英語を教えることです。そうでなければや はり英語を使えるようになる日は来ないと思います。いつまでも日本語で説明をして、日本語で理解するのであれば英語力が向上すること は難しいと思います。 写真
会長から奨学金の贈呈
 私は韓国語は全くわかりませんし、初めてのチャレンジで韓国語で韓国語を勉強したらどうなるのだろうか、学生の立場でどんな気持ち になるのだろうか、ということを自分で実験してみようと思いました。今学生に戻りまして全くわからない言語を全くわからない言語で 授業を受けています。ただ一つ言える事は韓国語で韓国語を教えられても理解できるということです。いま2ケ月目ですが英語で英語を教 えられるなという自信が出てきました。先生が本当に一生懸命教えれば生徒に伝わるのだと思います。絵やビデオやCDを使っていろんな 方法で、とにかく理解させることを念頭に置いた授業を体験しながら、私が英語を英語で教える時にどういう風な授業を行ったらよいかと いうことを日々勉強しています。
 韓国では日本語の授業にも参加しています。日本語を学んでいる韓国人の学生、社会人のクラスで日本語で話をします。どんな言語も同 じだと思いますが、その対象言語で教えるのが一番いいのではと思います。
 私は大学院の2年間を終えましたら、また中学か高校で教員をしたいと思っています。
 

←前週報へ  週報ホームに戻る  次週報へ→
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り3−2−9 ぬのはん 8:00〜18:00(火・金)
TEL:0266-52-5500 FAX:0266-52-5636   E-Mail:suwarc@nunohan.co.jp
Copyright:(C) 2009 Suwa Rotary Culb. All Rights Reserved.