riemblem International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2584回例会 2010.03.12(金)  No.2475


司  会 山崎 晃SAA
ゲストビジター 諏訪大社 平林成元宮司
誕生日 朝倉英仁君、玉本広人君、高橋正司君、山崎晃君、竹上幸治君、
早出由男君、稲垣雅哉君
結婚記念日 小飼康平君、伴在賢時郎君、中島伸一君、小松茂君、古屋了君、
早出由男君、太田啓君、原敏雄君
出席報告 本日85.41% 51名中10名欠席 前回訂正 80.00% 51名中11名欠席
前々回訂正 90.00% 51名中6名欠席
ラッキーナンバー No.40 塩田徹也君

ニコニコボックス
早出由男君、平林明君、伴在賢時郎君
 本日は社会奉仕委員会担当例会、御柱を控え、諏訪大社平林宮司をお迎えして卓話をいただきます。
藤森和敏君
 平林宮司様、本日はありがとうございます。参加者皆に素晴らしい御柱祭になります様に。
藤森省作君、小林恭一君
 平林宮司様、本日はようこそ。
笠原宏文君
 ローターアクト合同例会、大勢の参加ありがとうございました。
三澤清司君
 長期欠席深謝。本日早退します。
山崎晃君
 連続欠席深謝。
太田啓君
 先週土曜日次男が無事結婚しました。2/26に人間ドッグを受検し、翌朝より毎朝30分歩き始め、目標3ヶ月で5k減、10日で 1.2k痩せました。
塩田徹也君
 ラッキーナンバーに当って。

会長告知 藤森和敏会長
 昨日は上社の御柱の伐採でお疲れの方もいらっしゃると思いますが、今日はよろしく お願いします。
 さて建物の関係は終わりにして、観光名所に成りつつある新東京タワー、東京スカイツリーについてお話します。
 1958年(昭和33年)12月23日に開業し東京のシンボルとして親しまれてきた東京タワーが、開業50周年を迎えようとする 2008年7月(新東京タワー)東京スカイツリーが着工されました。
 高さ634m(日本1の高さと、武蔵(むさし)にこだわり当初の610mを変更した)、第一展望台350m、第二展望台450mで放送 設備、店舗、レストラン等が入ります。事業主体は東武鉄道株式会社と東武タワースカイツリー株式会社。投資額は約650億円で、20 11年12月に竣工、12年春にオープン予定となっています。
 3月8日現在304mを突破し着々と建設進行中で、3月下旬〜4月上旬東京タワーの333mを超える予定です。
素材
東京スカイツリー完成予想図
出展:東京都HP
 都心の超高層ビル増加による電波障害軽減が目的の電波塔で、弱い地盤に対しては、地下50mまで特殊構造のくいで足元を支えていま す。約1300年前に建てられた法隆寺をはじめ各地の五重塔は、地震で倒壊した記録がなく「心柱」が揺れを吸収している説が広く支持 されており、スカイツリーも鉄骨造の「タワー本体」と鉄筋コンクリート造の円筒で内部に非常階段がある「心柱」の二重構造になっていて、 地震発生時には「タワー本体」と「心柱」が異なる揺れ方をし、振動を打ち消しあい、共振による揺れの増幅を防ぐことが出来るということ です。
 様々なシミュレーションをし、結論として関東大地震と同じマグニチュード7.9でも無損傷と言う結論に達しているそうです。

幹事報告 八幡一成幹事
◇2月21日、岡谷エコーロータリークラブ創立20周年式典に会長と幹事が出席しました。記念誌は回覧します。
◇瀬戸クラブと秦野クラブとの御柱例会について、親睦委員会にてアレンジ中です。4月9日瀬戸クラブと懇親会、5月9日秦野クラブと 合同例会後に下社里曳見物、夜懇親会、翌10日、ゴルフと観光に別れ其々に諏訪クラブが付きたいと思いますのでご協力と出欠の報告を お願いします。
◇本日理事会を開催します。

委員会報告
◇笠原宏文新世代活動・ローターアクト副委員長

 ローターアクトクラブからのお願いで、会員増強をしたいとの事から新メンバー募集の「お年頃のあなたへ」の冊子を皆さんのお手元に 配布しました。宣伝をよろしくお願いします。
◇古屋副幹事
 4月11日(日)地区協議会が長野の国際21にて開催されます。該当者、出席義務者には通知が行きますのでよろしくお願いします。

クラブフォーラム  伴在社会奉仕委員長
 今日は諏訪大社の平林成元宮司をお迎えして、来月2日に開幕する式年造営御柱大祭についてお話を伺います。タイミング的にもふさわ しいと思います。
 平林宮司はかつてロータリアンであって、三井章義ガバナーの時大町クラブの幹事だったそうで、ロータリーの奉仕の精神について熟知 されていられる方です。この御柱大祭は、私心のない神様への超我の奉仕で成り立つもので、ロータリーの奉仕の哲学に相通ずるものがあ るのではないでしょうか。来るべき御柱大祭について思いを馳せ、またロータリーの社会奉仕について思いを巡らせていただきたいと思い ます。

卓話  平林成元宮司
 このような席に私が出てよいかとも思いましたが、よく考えて見ますとここにいらっしゃいます皆様は、この地域を担っていて、大社に とって大変な浄財を頂いている皆様ですので、御礼の挨拶にお伺いしてもいいではないか、そんな気持ちで参りました。
 あらためて御礼申し上げます。
写真 平林宮司による卓話  私は大町の出身でして、たまたま大町のロータリーに入り、幹事を務めている時、三井さんがガバナーでしていろいろ教えていただきま した。たまたま諏訪大社クラブの認証式の伝達式にも幹事の故呼ばれて参りました。その当時諏訪大社にお世話になるとは夢にも思いませ んでしたが、これも神様のお引き合わせだと思っています。
 昨日は本当に皆様のお陰を持って上社の伐採式が終わりました。本当に皆様方のお力があってこのような御柱が出来ることを感謝いたし ます。
 諏訪大社は上社二社、下社二社、四社がある訳で全国的にも珍しく諏訪大社だけです。
 何故諏訪大社だけが四社かと言うことですが、お宮は大体千五百年位前に出来たと思います。その頃諏訪湖の水位が25m位今より高く 785m位で、春宮、秋宮、本宮、前宮も同じ標高で湖の端に四つのお宮が出来たと考えればよいと思います。それには「御神渡り」が 関係しているのではないでしょうか。最近地球の温暖化に伴い、平成になり6回しかなく、神様の領域まで迫って来ていると思います。 このまま行くと、「昔はあった」なんてことになるかも知れません。
 御神渡りは南北二本、東西1本あって、東西には人の住めるところが無く、南北に住んでいた人々が、ある日突然轟音と伴に出来る御神渡 りを「これは神のなせる業だ」として、神に対し自然に対し畏敬の念を持ち、驚きの念を持ってそれを鎮める聖地、祭りをする清らかな 場所を定め、そこに柱立てをして神々をお迎えした、これが御柱の最初だと考えています。
 少なくとも二千年以前には日本に神社は無く、伊勢神宮でも千三百年前で、つまりお宮は無いがお祭りや集会をする場所が以前から四ヶ 所あり、そこが春宮、秋宮、本宮、前宮の場所で柱を建ててお祭りをしていて、後世になってお社が建てられるようになり、四つのお宮が できたと考えています。すべては御神渡りが由縁であると思います。
 御柱は何の為にという説は様々あり、私はこれが正しいとかそれは違うと言う事でなく、総てが正しいと思っていますが、それは分らな いままでいい、昔からあると言う事だけでいいと思っています。ただ私は社より柱建ての方が先だったと考えたいと思っています。建御名 方神といいますが、建は偉いという意味で、御名方は水方の意味で、水辺の里に因んでいると思います。諏訪の水辺の神様が建御名方の神 で、諏訪という言葉は以前からあり、古事記や日本書紀皆字が様々ですが、私の考えは諏訪は「州」と「端」つまり水端と言う意味であり、 水の神様を祭り、建御名方命、「すわ」と言う地名が出来たと思っています。
 今諏訪大社には年間二百十余のお祭りがあり、今年は御柱のお祭りが六十何回ありますので合わせて二百八十数回のお祭りになりますが、 何故こんなに多いのかと言うと、明治5年までは上社、下社が別々の宗教法人であったことが影響しています。その多くのお祭りの中で、 式年造営御柱大祭が一番の大祭です。必ず決まった年に、七年目毎に、同じ間隔で行われていて、だから式年と言えます。 日本では(ギリシャのオリンピアードは八年暦によって四年に一度ですが)持統天皇の頃には既に十二進法が浸透していて、諏訪人はその 当時からの尺度を崇めて、つまり式年七年目毎やられています。かつては(伊勢神宮の様に)総てを造営しなくてはなりませんでしたが、 またかつては様々な木を使っていましたが、江戸時代から樅の木に統一され宝殿だけの造営となりました。それと柱建てが諏訪の皆さんの 生活に入り込み、生活の尺度になっていると思います。古書にみる諏訪明神・諏訪大社という資料がありますが、1356年に小坂(諏訪) 円忠が「諏訪大明神絵詞」を著しています。そこには過去より御柱が行われていたことが書かれていまして、その桓武の二十五年間の寅年 から計算しますと、今年の御柱は二百三回目になると言えます。
素材
豪壮かつ華麗な建御柱
出展:諏訪地方観光連盟HP
 古代ギリシャのオリンピックはゼウスの神を祭る宗教的なものでしたが、近代オリンピックは宗教ではなく平和の祭典となりました。 (今御柱は諏訪大社のお祭りで宗教と言わざるを得ませんが、)かつての諏訪の御柱もそれと同じだと思っています。諏訪の平和の祭典も、 お祭りの間口論や争いを止め、諏訪の総ての人が総てを超越してお祭りをする、オリンピックと同じ平和の祭典だと思います。古事記の 時代から、諏訪には伝統があり、ただ大勢の人が出て柱建てのお祭りをするという以前の問題として、諏訪の人は凄いものを持っていると、 私のように外の人間から見るとひしひしと感じます。こんなに体を挺して政をする、これは原始の信仰に返るという事、それは信仰の原点 に返る、自然を崇拝する人間の信仰の原点に戻ると言う、すごいお祭りだと思います。諏訪の人が一つになり平和の祭典をする、その姿を 子供たちが見ている、子供たちがそうして育ち、地域の皆が子供たちを育て指導する、他所から見れば、青少年育成を地域文化を通して行 う、これは諏訪の人しか出来ないことです。また沿道のおもてなし等、諏訪人の持っている心、言いかえれば、日本の失われつつある物が あり、いつか日本中が「諏訪を見習え」と言うことになると思います。

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