2.339回例会　　2004.11.12(金)　　No.2230

司会　原　亙ＳＡＡ ゲスト　矢崎新二・元会計検査院長 出席報告　本日71.43％　16名欠席　前回訂正76.79％　13名欠席 ラッキーナンバー　No. ２０　小飼康平君 ニコニコボックス　河西保美君：先週セントルイス市姉妹都市提携�ｽ周年記念行事に参加、現地ＲＣにおじゃまして参りました。藤森省作君：ふじの収穫が始まり、欠席がちで申し訳ありません。小飼康平君：矢崎先生をお迎えして。小林恭一君：矢崎様には大変ご多用のところ、本日のためにわざわざお越し頂き誠にありがとうございました。よろしくお願いいたします。山田銀次朗君：矢崎様ようこそ。藤森吉三君：矢崎さんを迎えて。山崎壮一君：結婚記念日にお花をいただきありがとうございました。小飼康平君：ラッキーナンバーに当たって。 会長告知　増澤洋太郎会長　諏訪地区法人会は昭和54年４月に社団法人化の認可申請書を関東信越国税局に提出しました。そのときの局長さんが本日の卓話をいただく矢崎新二先生でした。諏訪税務署長さんらと何回か矢崎局長を訪ね、同年６月法人化の認可をいただきました。私はその後法人会の副会長、会長を務めさせていただきました。 幹事報告　朝倉英仁幹事　11月度の理事会報告を含めご報告します。中越地震の義援金一人１０００円の要請が来ています。かごを回しますのでよろしくお願いします。最近出席率がよくないと理事会で指摘されました。会員に声をかけたり、手紙によるお誘いをしたいと思います。先週のＩＭへの出席ご苦労様でした。「新エネルギーと諏訪」をテーマに有意義な会議となりました。河西保美会員がセントルイスを訪問し、バナーをいただいてまいりました。本年も今日を含めあと6回の例会を残すのみとなりました。12月はＸマス・忘年会例会が予定されていますのでいまから奥様方にお誘いをかけて大勢のご出席をお願いします。 卓話　矢崎新二・元会計検査院長　公の仕事をしていると、突然に緊急の突発事態が発生して短時間に処理を迫られることがしばしばあります。公務員時代に緊急事態に直面した時の経験をお話します。これは企業統治のあり方にも参考になると思います。会計検査院長時代の平成7年に食糧費の検査という問題が発生しました。同年7月半ば、ある新聞に公共事業の補助金を地方公共団体が接待費に流用しているという記事が出ました。直感的に「これは見過ごすわけにはいかない」と思い、事務総長に「検査に入る必要がある」と指示しました。しかし、事務総長は「実地検査はもう終わりの時期で、いまから検査しても検査報告には間に合いません」と言うし、検査では不当に飲食に使われた証拠を金額的に確認しなければならないわけです。しかし、これは税金の無駄遣いで、放置すれば国民の批判を受けることになります。そこで逆転の発想でいくしかないと判断、「具体的な飲食の実績が確認できないということは、裏返せば補助金の使途が不明確で杜撰だということになる」という点を根拠に、異例の特別検査をサンプル方式で実施しました。使途不明確の状況を把握し、農林、運輸、建設各省に迫り、補助金交付要綱を改正することが出来ました。これが成功した原因は直ちに行動を起こしたこと、逆転の発想が出来たことだと思っています。 もう一つは防衛庁防衛局長時代の新電気通信事業法制定の時。電電公社の民営化で、防衛出動の際の自衛隊の通信回線優先利用権を廃止する条項が盛り込まれ、事務レベルでの交渉が続いていました。国防に関する重要項目が、法案内容が決まる事務次官会議にかかる3日前になって突然防衛庁幹部に上がってきました。背筋が寒くなりました。事務次官室に対策本部を設けて、郵政省との折衝が昼夜の別なく行なわれました。これもきわどいところで防衛庁の優先利用権を認めさせることが出来ました。原因は職員の経験が未熟で、組織内の意思決定の基礎的ルールを身に付けていなかったことです。

慈愛の種を播きましょう


　　 　　


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