2.311回例会  2004.4.16(金)  No.2202

司会 宮坂 寛副SAA
ゲスト・ビジター 信大花里教授、コレット留学生
出席報告 本日81.82% 10名欠席  前回訂正87.27% 7名欠席
ラッキーナンバー No. 61 古屋 了君

ニコニコボックス 増澤洋太郎君 過日10日の地区協ご苦労様でした。島田 寔君 長野での地区協いい勉強になりました。藤森省作君 本日は環境問題委員会の担当例会です。信大の花里孝幸先生には大変お世話様になります。藤森和敏君 結婚記念日にお花ありがとうございました。3週間ぶりの御無沙汰でした。朝倉副幹事にお世話になりました。八幡一成君 梃子係として下社山出しに参加しました。日没後の木落し約3時間遅れで星空の下注連掛に引き付けました。遠藤智義君 花里先生をお迎えして、伴在さんの入会に感謝して。河西保美君 新入会員伴在賢次郎さんを歓迎して。丸茂眞君 宮坂寛君 連続欠席をしてすみません。小口武男君 来週21日より古屋さん宅にてコレットのホームスティをして頂くことになりました。よろしくお願いします。古屋了君 コレットさんをおあずかりします。ようこそコレットさん。ラッキーナンバーに当って。

会長告知 森幸俊会長 諏訪の皆さんが大変盛り上がる御柱が、上社下社それぞれのドラマを作りながら終りになりました。今日は花里教授をお迎えして諏訪湖について卓話をしていただきます。私が諏訪へ来た昭和40年頃は、諏訪湖は大変綺麗でしたし、広く大きな湖に感動しました。当時は「デコイチ」の隣に諏訪の風物詩である四ツ手の仕掛けが沢山ありました。石垣よりのぞくとフナの泳いでいるのや、エビが石垣にはっている姿が見えました。諏訪ロータリークラブに入会した昭和60年頃は、諏訪湖は大変汚れており「諏訪湖の清掃」というテーマをもち、清掃作業に入りました。ぬのはんの前はヨシの枯れたのが山ほどあったり、タイヤの古くなったものが捨ててあったり、大変苦労した思い出があります。藤原正男さんが「泳げる諏訪湖を」と呼びかけ、真剣にとりくんできた結果見た目には大変綺麗になってきました。諏訪の皆さんが作り出したのが御柱のイベントであり、諏訪湖は自然が作り出したもので諏訪のシンボルです。心を新たにして諏訪湖浄化にとりくんでもらいたい。

幹事報告 藤森和敏幹事 今後の予定ですが、来週はカンフンRCとの提携調印式。5月9日(日)には瀬戸、秦野RCから40名程来ます。5月12日(水)新旧役員引継会。5月23日(日)世界大会と大きな山が2つ3つありますのでよろしくお願いします。

新入会員紹介 伴在賢次郎君 長野日報社代表取締役専務。58歳趣味は読書、庭いじり。

環境問題委員会 藤森省作委員長 先程、空とやわらぎ像ならびに周辺の清掃をしました。10年前に比べるとウソの様に綺麗になったきています。これは地域の人々の温かいご協力の賜物だと思います。

卓話 信州大学山地水環境教育センター長 花里教授 1977年より3月から12月の間、10日から2週間に一度定期調査を行ない湖の変動を追ってきました。基本的には学生のボランティアでやっております。1970年代アオコの大発生ですごく汚れた時がありました。水質を測る簡単な方法として透明度板があります。全国で一番透明度が高いのは摩周湖で20m、諏訪湖で0cmの記録があります。平均して40cmでしたが、1979年に下水道の終末処理場が出来て平均70cmになりました。下水の90%普及にもかかわらずなかなか綺麗にならなかったが、1999年から突如アオコが少なくなった。要因として湖岸の自然化や下水の普及によりチッ素、リンを減らす努力によるところが大きかったと思います。生態系は一つのバランスを保とうとしていますが、ある閾値を越えてしまうと急に不安定になりアオコの発生をおさえる現象がみられました。琵琶湖、宍道湖に比べると諏訪湖は目立って綺麗になってきており、浄化が進むと生態系はどう変化するか全国でも注目されています。まだ時々アオコが発生しますが、以前のアオコと違い毒素を作らない種類のアオコであり、中身が大きく変りました。ユスリカの激減と同時に水草や水生昆虫が増えてきました。しかし、浄化が進むと魚種が変わり魚獲量が減少するという欠点もありますので、色々の立場で総合的な判断により自慢できる諏訪湖にしたいものです。




慈愛の種を播きましょう


   



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