■会長/伊藤 武利 ■幹事/竹上 幸浩 <例会/金曜日 ぬのはん>

<週報: No.2,785 >   weeklyrogo

 2,894回例会 2017年1月6日(金)


司  会 伴在賢時郎 副SAA
誕 生 日 小林恭一君、増澤洋太郎君、山本 實君、藤森和敏君、
誕 生 日 小口秀孝君、埋橋伸佳君
出席報告 本日81.82% 8名欠席、前回訂正92.86% 3名欠席
ラッキーナンバー 7 山田文雄君、33 山本 實君、35 山崎 晃君

ニコニコボックス
伊藤武利君、竹上幸浩君
明けましておめでとうございます。
ご協力により折り返し点まで到達いたしました。後半も60周年記念という
大きな事業があります。よろしくお願いします。
小林恭一君、有賀昭彦君、森幸俊君、山崎晃君
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
藤森省作君、伴在賢時郎君、河西正一君、北川和彦君、八幡一成君・
古屋了君、玉本広人君、川村総一郎君、大岩慎治君、加藤明博君・
宮坂美保子君、横澤良君、飯田兼光君

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
岩波寿亮君
遅くなりましたが結婚記念日のお花ありがとうございました。
また、昨日は会議所の新年会にご出席いただきありがとうございました。
古屋了君
忘年例会は遠路おいでいただきありがとうございました。
宮坂美保子君
1月3日に諏訪湖の環境特番を放送いたしました。ご協賛ありがとうございました。
山田文雄君、山崎晃君、山本實君
ラッキーナンバーに当たって。

会長告知 伊藤武利会長
 会員の皆様にはそれぞれのお立場で良い新年を迎えられたことと思います。 昨年7月就任以来、おかげ様でここまで半年が過ぎまして、会員皆様のご指導 ご協力に改めてお礼を申し上げます。
 昨日、諏訪商工会議所の新年会に行って参りました。
1番前の席に座らせていただき 2人の落語家さんのお話を聞きましたが、舞台の高座の周りがお堀のように 池が取り囲んでおり、見ますとその池に金色の鯉と赤い鯉2匹が仲良く泳いで いまして、年の始めから今年は縁起が良いなと感じたところでございます。
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 さて、今年は6月11日に60周年の記念式典があります。増澤委員長はじめ会員皆様方の お力により、昨年は中洲小での贈呈式、小口武男会員の特別授業、そして豊田小での授業 参観等行っていただきました。後は記念式典での準備等が残っております。是非、会員皆様方 の力強いご協力をお願いしたいと思っています。よろしくお願いします。

 今年は酉年ですが、60周年ですから60年前のロータリー設立時も同じ酉年だと思います。 干支といえば子、丑、寅と続いていきますが、12の動物の中にどうして猫がいないのか知って いますでしょうか?知っている方もいらっしゃると思いますが、昔、神様が動物達に1月1日の 新年の挨拶に1番早く来たものから順番にそれぞれの動物の大将にしてやろうとお触れを出した そうです。牛はそもそも足が遅いので前の晩から出発しました。ネズミは賢くて牛の背中に 乗っかり出かけます。夜通し歩いて来た牛は門の前に立ち1番だと思って喜んでいましたら、 背中からネズミがピョンと飛び降り先に門から入ってしまった。これによりネズミが1番、 2番目が牛、3番目が寅とこのような順番になったそうです。

 猫はどうしたかと言いますと、神様に言われた日を忘れてしまいネズミに聞きに行くのですが、 ネズミは1月2日の朝だと嘘を教えるのです。当然、元旦には間に合わず干支に入れなかった。 1月2日の朝に出掛けた猫は神様に叱られ、騙されたと知った猫は今でもネズミを追い掛け回す というお話でした。

幹事報告 竹上幸浩幹事
ユネスコ世界寺子屋運動支援のために書き損じ葉書の回収のご協力をお願いします。
2016年手続き要覧を印刷しています。個人的に必要な方は申込みをしてください。
来週の例会は金子ゆかり諏訪市長の年頭所感、1月20日は職場訪問で「ガラスの里」 で行います。出席をお願いします。
1月のロータリーレートは1ドル116円です。
例会終了後、理事会をおこないます。

委員会報告
職業奉仕委員会:小口武男委員長
 1月20日は「ガラスの里」に於いて職場訪問を予定しています。皆様のご出席をよろしくお願いします。
60周年記念誌部会:玉本広人部会長
 記念誌に掲載します家族写真の提出をお待ちしております。


新年例会 年頭挨拶
新年の乾杯:太田信男会員
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年男(酉年)による年頭挨拶@:川村総一郎会員
 明けましておめでとうございます。
 私の長男は末っ子で小学校の2年生です。昨年秋に2人で甲府駅から諏訪まで全工程65qを 1日で歩いて帰ってこようとチャレンジしたことを話してみたいと思います。

 実はこれには訳がありまして、私は36歳の時に日頃の馴れ合いの生活の中で何かチャレンジ をして達成感を味わってみようと考え、色々考慮したなかで甲府まで「往路」を1日で歩くこと に決めました。結果は、夜中まで歩き続けてどうにか完歩しました。体力的には厳しかった のですが、達成感はかなり感じる事ができました。その時に、いつか息子が出来たら一緒に、 今度は「復路」を歩いてみたいと思っていました。幸いにして息子ができ、学校にも行くよう になり時期は来たという事で、今回の挑戦に繋がりました。
 しかし、全工程65qを平均時速3.5qとしても18時間以上も歩かなければ諏訪に到達できません。 体力的、精神的にも8歳の子供が一緒にできるだろうか?さらに、息子は末っ子の甘えん坊です。 体育でも瞬発力はありますが、持続力が足りないと心配は尽きませんが、ここは親としての 厳しさを一つと決断をしました。
 息子に「厳しいけれど、歩き切ったらラジコンカーを買ってあげるけど行く?」この言葉で 誘いますと、当然、「行く」となりました。
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 そして、10月8日の早朝5時半に甲府の信玄公銅像の前を出発し、小雨の降る中快調の ペースで進みました。白州の「道の駅」で遅い昼食を取り、夕暮れ時に長野県に入って ここまで40q踏破、諏訪まで残り25q。ここからがきつくなります。富士見に入る頃は 日も暮れ、歩みのペースが少しずつ落ちてきました。私は彼を元気付けながら歩きますが、 足がだいぶ痛いようです。「休むか?」と尋ねても、気丈にも休もうとはしません。 一歩一歩諏訪に向かって、もう3時間以上も歩き続けているのです。「まだお家は遠いの?」 と再々聞いてくるようになってきました。もう限界だろうなと思いました。

 国道バイパスの茅野木舟のトンネルまで来た時、ここは歩道が広いので二人が並んで 歩けます。トンネルに入り、横に並び“手を繋いだ瞬間”、大声で息子が泣き始めました。 今までずっと我慢してきた集中力が切れた瞬間です。私も頑張っている姿に感動し 思わず涙がポロポロとこぼれました。
 そして、夜も11時半過ぎに諏訪に入ったのですが、ここで歩き疲れ、泣き疲れで 彼の歩みが完全に止まってしまいました。妻に連絡し、「ラジコンカーを買う」 約束をして車に乗せました。私はその後、さらに1時間1人で家まで歩いて帰るのですが、 子供には少し無茶な挑戦だったと反省しながらも、子供の頼もしさを感じた挑戦でも ありました。

 目標を達成するとき、色々困難はあると思いますが、そこから逃げずに少しでも前に進み 達成する事の大切さをひたむきに、そして、ひたすら歩き続けた息子の姿に教わったような 気がしております。尊敬する安川さんは「意志あるところに道は開ける」とおっしゃって います。昨年のこれらの経験を生かし、自己研鑽をし、日々精進することを本年の抱負とし 終了とさせていただきます。

年男(酉年)による年頭挨拶A:伴在賢時郎会員
 明けましておめでとうございます。
 酉年にちなんで本日は、「鶏画家」伊藤若冲という絵師の紹介をしてみたいと思います。
 江戸中期に活躍した京都の伊藤若冲の絵が一般に知られるようになったのは、つい最近の 平成12年の頃です。
 この年、京都国立博物館で若冲没後200年を記念して開かれた特別展がきっかけでした。 来館者が記録的な超満員になったようです。何故こんなに世に広まるのが遅かったのか 理由がありました。

 若冲大作「動植綵絵」30幅は、明治22年に元の所有者の京都の相国寺から皇室に献納された ため、宮内省が保管管理をし、損傷も退色もなく大変良い状態のまま保存されていたため、 一般の目に触れることがなかったようです。
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 また、ジョー・プライスというアメリカ人のコレクション収集家(ちなみに奥さんは日本人) がいました。戦後、若冲の「葡萄図」という水墨画をニューヨークで見つけて感動、度々 日本を訪れ若冲作品を熱心に買い求めていたようです。
 昨年4〜5月に東京都美術館で若冲生誕300年の特別展を開いたところ、これも連日超満員 になりました。東日本大震災後も東北の人々を元気付けようと、このプライスコレクション の巡回展示もされています。伊藤若冲は繊密な描写で極彩色の「動植綵絵」の制作中の44歳の時、 金閣寺大書院の襖50面に墨一つで水墨画を描いています。これも大傑作で50面全て国の 重要文化財に指定されています。

 さて、伊藤若冲とはどんな人物か。1716年に京都の高倉錦小路の老舗の八百屋の青物問屋 「枡源」の長男として生まれました。84歳で没しましたが、23歳で「枡源」を継ぎ、40歳の 時に家督を弟に譲ります。自分は若い頃から狩野派の絵師について学んでいましたので、 画業に専念する事になります。その後、写生画法に関心を寄せて独自の道を探ることに なります。鶏を数十羽飼っていて、その形状詳細等を観察し写生すると言う逸話が残って いるようです。
 何故鶏だったのか、日本画には鶴や鷹や小鳥などの鳥は良く見かけますが、鶏はあまり 目にしない。早くから「鶏画家」と評判を呼ぶような準備がされていたように 思います。
 若冲ブームの後は江戸琳派の旗手「鈴木其一(きいつ)」になりそうだと言われていますので、 注目していてください。

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