2,814回例会　2015.3.20（金）　　No.2,705

王さんの最後の例会となりました。会長になってすぐに王さんの故郷丹東を訪問しました。王さんがいなければ一生訪れることはなかった中国・丹東の町は印象深く、良い思い出となりました。これから立派な社会人として、米山奨学生として誇りを持って元気に活躍していただきたいと思います。 　今日は職業奉仕という言葉の問題について考えてみたいと思います。職業とは私たちが生活するために必要なお金を稼ぐための、自分のための手段です。一方、奉仕とは世のため人のためのものであり、自分以外の人のためのものです。このように正反対の言葉が一つになっているために非常にわかりにくい言葉になっています。これは完全なるロータリー用語で、辞書にも載っていません。ロータリーの職業奉仕とは職業を営むこと、つまり金を稼ぐことが世のため人のための奉仕となると言っているのです。職業を営む心と奉仕の心も同じ一つの心であると考えていただきたいと思います。 　この一つの心とは、世のため人のために奉仕する心を持って職業を営むことです。それは人を泣かしたり、騙したり、非道徳的・非社会的行為をして金儲けをしてはいけない、世のため人のためになるような金儲けをしなければならない、つまり自分の職業に対して強い倫理性を要求しています。 　職業奉仕は職業倫理の運動であり、ロータリー運動は倫理運動であるという言葉の意味につながります。ロータリーにとって職業倫理は基本的な考えであり、ロータリーの哲学なのです。

ポール・ハリス・フェロー伝達式

	平林明会長から対象会員に表彰品が授与されました。
◇	マルチプル・ポール・ハリス・フェロー
	藤森省作会員（３回目）

委員会報告

◇	太田信男会員
	来週、前年度予測アンケートの成績表をお渡しします。３名が１１点と高い得点でした。本年度の予測アンケートは短時間では回答できないので、あらかじめ準備をして来てください。

太田信男会員

◇	ロータリー情報委員会 三井章義委員長
	先週松本で米山奨学生の歓送会があり、王さんが代表して謝辞を述べました。ＲＩで米山奨学生をロータリーファミリーとすることが決まり、王さんも今後、折りにつけ参加をしてください。 　小林恭一さんがホストをされた韓国の林 成龍（イム ソンヨン）さん、ロータリーの学友情報によれば、インドネシアに移って貿易業から現在は従業員１，５００人の靴製造工場を経営しているそうです。次の地区大会のホームカミングでお呼びしたいと思います。

三井章義委員長

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クラブフォーラム　卓話

◇	米山奨学生 王玉洪さん
	２年間お世話になりました。泣かないつもりでしたが感情が込み上げてきます。日本に来て１年目は学費・生活費が高くて夜も土日も働きながら懸命に勉強して、学年のトップ３に入る成績となりました。２年生の時は別な奨学金をいただき、３年目に米山奨学生に推薦され、手違いなどから書類提出が間近に迫って、朝の４時までかけて書きました。経済的に大きな支えとなり、また頑張っている自分が認められたのが一番大事なことでした。２０１３年５月１７日に初めて例会に出席したのがこの間のことのようです。近くに就職して住みますので、ぜひまた例会に出席したいと思います。バスハイクで初めて歴史ある宝塚を見てすごく感動しました。昨年ロータリー会員と共に故郷を訪問できてよかったです。両親もたいへん感謝しています。社会人として活躍し、米山奨学生でしたと言えるよう頑張っていきたいと思います。

王玉洪さん

（藤森省作国際奉仕委員長、朝倉英仁直前会長、平林明会長から王玉洪さんへ“はなむけの言葉”をお贈りしました。）

藤森省作委員長

朝倉英仁直前会長

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