お正月とは、ただ年が改まる時というのではなく、年神を迎える節目の行事となってきました。柳田国男によると、1年を守護する神、
農作を守護する田の神、家を守護する祖霊の3つを一つの神として信仰した素朴な民間神が年神だとされます。
今も残る正月の様々な風習は年神を迎えるためのものです。年末に正月の飾り付けをします。門松は太い青竹と松を組み合わせ根元を藁
で飾ります、年神を家に迎えるための依代の意味があります。鏡餅は、室町時代ころから、もともと神に供えていたお餅を、神聖な力を持
つと考えられていた鏡をかたどって丸い形となったそうです。しめ飾りは、神を祭る神聖な場所であることを示すために玄関に飾ります。
しめ縄は新しい藁で作ります。新しい藁には古い
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折井会長 新年挨拶
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年の不浄を払う意味があり、橙には「代々繁盛」の意味が、ウラジロには「裏が暗くならないように」、おなじみの
昆布は「よろこんぶ」ということで、全体で一家の幸せを願ったものです。正月の飾りは年末27日か28日までに行います。29日は
「苦」を避けて行わず、31日は一夜飾りになるので行いません。松の内だけ飾り8日朝に片付けるのが一般的です。
今年がよい年になることを願って新年のご挨拶といたします。
幹事報告 古屋了幹事
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第2600地区職業奉仕委員会から「私の職業奉仕」tpいう事例集がきておりますので回覧します。
当クラブの三澤職業奉仕委員会委員長の記事もありますのでご覧ください。 |
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献血の推進啓発ティッシュをいただいております。廊下のダンボール箱の中に有りますので一人十個
お持ち帰りください。 |
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2月4日の例会についてまるみつさんで行う予定で職業委員会の方で計画をしておりましたが、今回
太田社長さんから連絡があり、その例会をお受けできなくなりましたとのことですので、計画を変更しぬのはんにて行うこととしました。
三井会員のお骨折りで下諏訪在住の歴史郷土史家の先生のお話を計画しております。 |
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書き損じはがきについてボックスを用意しましたので1月中にご協力ください。 |
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1月のロータリーレートは1ドル84円です。 |
委員会報告
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プログラム委員会 平林明委員長
一月の例会の予定ですが、本日7日は新年例会です。14日はロータリー理解推進月間にあたりますの
でロータリー情報委員会にお願いします。21日は山田諏訪市長に卓話をしていただきます。28日は世界理解月間ということで下諏訪
出身の国立コソボフィルハーモニーの指揮者である柳澤さんに卓話をしていただきます。2月4日は先程紹介があったとおり、ぬのはんで
行います。 |
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会報委員会 原委員
毎週お送りしている葉書ですが委託している印刷所の機械の故障及び担当者が入院されたため、12月
10日の葉書の刷りが悪く、訂正版をお送りしてあります。12月17日分と12月24日分はそろそろお手元に届く頃だと思います。
ご連絡かたがたお詫び申し上げます。 |
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三井章義君
今月後のロータリーの友の17ページに「よみがえった幻の算額」という題で記事を書かせていただき
ました。本来は長野東ロータリークラブ会員の宮崎一治君が書くべき記事なのですが本人が書かないということですので代わって記事にし
ました。 |
年頭あいさつ 古屋了幹事
本年は兎年で、兎年生まれの方は3人いらっしゃいますが、代表して藤森貞雄会員に72年間のよもやま話をしていただきます。
卓話 藤森貞雄会員
あらためまして新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
一月一日の生まれですが、何故そうなったのか親に尋ねたところ当時は徴兵制度があり召集ということを考えますと生まれてすぐひとつ、
翌日二歳になるので召集が早くなるからということらしいのですが、実際は12月31日の午後2時頃生まれたそうで、私の実家は商家で
したので、31日というのは非常に忙しい日で、大福帳や判取り帳などを売っていたので書き入れ時でもあり、大変だったのではないでし
ょうか。
藤森貞雄会員による卓話 |
そういった商家で育ってきたのですが、商売の方は地場ではそこそこの商いが出来ていたと聞いております。このたび年頭の挨拶として
卓話の依頼がありましたが、卓越した話を出来るわけではないからお断りしたいと申し上げたら、卓上の話をしてくれれば良いのだからと
いうことでしたので、趣味の話でもさせてもらおうかということになった次第です。
私の趣味は、「仕事」と「クラシック音楽」です。「仕事」が趣味と言うのは、今や名誉職に祭り上げられてしまっているのですが仕事
を取り上げられると生活が出来なくなるので、今は本業と違ったまったく別の分野の仕事をしているということです。趣味だから軽い気持
ちでできるというのが要因だとおもっています。
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その次が「クラシック音楽」ですが、小学校の頃から音楽が好きだったので、自然にその道に入ってきたという経過です。小学校・中学
校で合唱コンクールがあると必ず受け持たされたのは低音部でした。その道の先に「クラシック音楽」があったわけですが、その当時はま
だLPレコードは無く、12インチのSPレコードで針の雑音込みで聞いていたというのが実態です。一番最初に聞いたのがヨハンシュト
ラウスの皇帝円舞曲でしたが非常にすばらしい曲であるということが印象に残っています。高校に入ると生物・化学・物理の先生達が同じ
ような趣味をもっており更に興味を増していきましたが、先生達と一緒に聞いたのはシンフォニーやオペラでした。
学校を卒業した後、商家の常で丁稚奉公にでましたが、最初に紙のことを勉強し、その後セールスに出ました。紙を売っている先は印刷
屋さんが多いわけですが、印刷屋さんに行くと、あらゆるポスターやパンフレット或いは入場券といったものがありましたが、名古屋の印
刷所に行ったところ、コンサートのポスターや切符が沢山あったので、この切符はどうするのかと尋ねたところ、誰も貰い手が無いので不
要だということでしたので、そういうことならば頂けませんかと話したところ、それからは毎月無料の入場券が貰えることになり、沢山の
コンサートを聞き歩くことができました。沢山コンサートを聞きましたが私が一番好きだった指揮者は「カラヤン」です。
4年間の丁稚奉公から帰ってきて家業を手伝う時も従来の顧客でなく、新規開拓をしなければならないということで、その頃から新規開
拓に目覚めていたようです。桐朋学園を卒業されてブザンソン指揮者コンクールで優勝した小澤征爾に注目していたのですが、彼はカラヤ
ンの門下生で小澤さんも良いなと思っていました。昭和46年小澤さんが諏訪に来て指揮をするということになりまして、それは諏訪交響
楽団を指揮するということでしたので、聴きにいきましたところ、演目が以前カラヤンが指揮したのを聴いて感銘を受けていた曲と同じ曲
だったので感激しました。小澤さんが地方の交響楽団の指揮をするというのはこれまで2回だけですが、2回とも諏訪交響楽団でした。
2回目の演奏会はセイコーエプソンの体育館で行われましたが、安川会員の奥様の計らいでリハーサルを聞くことができました。小澤さん
のCDを持っておりましたのでそれにサインをいただくことができました。それ以来小澤さんのとりこになっております。
私の希望するところは「カーネギーホール」「ウィーン楽友協会」「ウィーン国立歌劇場」「パリのオペラ座」「イタリアのスカラ座」
で聞き歩けたら良いだろうなと思っておりましたが、今のところ残すは2か所となりました。
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