riemblem International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2617回例会 2010.11.26(金)  No.2508


職場訪問例会 諏訪赤十字病院

司  会  玉本広人 副SAA

会長告知 折井俊美会長

 今日は職場訪問例会ということで諏訪赤十字病院を訪問しました。
 医療現場ということで会員の皆さんの関心も高く大勢の皆さんに参加していただき感謝いたします。
 諏訪赤十字病院は私たちの健康を守っていただく地域の基幹病院として新しい技術を積極的に取り入れて地域医療に取り組まれています。 小口院長先生にはお忙しいところありがとうございます。しっかり学んで帰りたいと思います。よろしくお願いします。


幹事報告 古屋了幹事
本日例会開催に際しまして、小口先生をはじめ職員の皆さんにお世話になり、厚く御礼申し上げます。
2名の新入会員の申請に対して、ご異議がありませんでしたので所定の手続きに入ります。
入会は12月初めになる予定です。

委員会報告 親睦委員会
12月24日忘年例会があります。ご家族お揃いでお出かけください。

職場訪問例会 朝倉社会奉仕委員長
 お忙しい時間にも関わらず小口院長さんはじめ担当医師、職員の皆さんよろしくお願いします。 これから3班に分かれて院内を見学いたします。

@外来化学療法室―放射線治療大型医療機器  
 患者さんの病気に合わせてビームを照射して治療し、実際の治療時間は4〜5分で終了します。位置を確認して正確に照射します。 X線治療ですので痛みや感覚はありません。治療の回数は病気によって異なり10回〜40回程度ですが、患者さんによっても異なります。
 8割位の方が通院治療をされています。すべての癌が放射線治療の対象となり、乳癌とか前立腺癌が症例の数としては多いです。
 この医療機器は最新鋭で県内でも国内でも導入は少ないと思います。アメリカ製で本体だけで約3.5億円程度になります。現在35人 位の方が治療を受けています。

素材
放射線治療大型医療機器の見学
A救急救命センター
 諏訪地域の救急医療を担っています。年間救急医療の対象者は救急車で3千台弱、患者さんで1万数 千人の救急患者さんに対応しています。

B画像センター
 高度な医療機器として画像を見ながら診断を行うCT(コンピュータ断層撮影法)とMRI(磁気共 鳴画像法)があります。CTはX線で、MRIは磁気を使って撮影した像をコンピュータを使って解析します。基本は輪切りの状態ですが 縦横斜めあらゆる方向からマルチに対応できます。目的によって検査方法を使い分けます。どうしても両方必要な場合もあります。疾病に よって同じ部位でも使い分ける事があります。購入費用は約1.5億円、諏訪日赤には1台しかありません。

C薬剤庫
 医薬品の適正な管理を目的に、現在約1,200種類の薬剤を扱っており、製剤作業は無菌室で行いま す。外来は院外処方となっています。

D災害時拠点病院備蓄庫
 中越沖地震への医師・看護師を派遣しました。常時救護資材や医薬品の備蓄を行っています。御柱祭の 時も延べ100人以上の協力をしました。

E作業療法室
 平均在院日数が14日という短期間ですので、ある程度のリハビリを行い、家庭に帰って同様なリハビ リができるように支援します。骨折や脳卒中の患者さんはここだけでは完結しません。

F病院屋上
 病院の職員も患者さんも滅多にこの病院の屋上に上がる事は出来ません。私たちも多分これが最初で 最後であろうと記念撮影をしました。

小口医院長による講話
 諏訪日赤病院の起源を辿ると明治13年に組合率高島病院として開院したことに端を発し、130年 の歴史の流れの中で現在、全体で455床、医師97人看護師485人の規模で運営しています。
 病院が急性期病院として生き残るためには、経営基盤が安定していることが必要です。現在経営状態は安定してきていますが、諏訪地域 で超急性期病院にならないと生き残ることが難しく、そのためには2025年までには平均在院日数を10日位までの水準にしなければな りません。
 将来に亘って諏訪日赤病院は当然、諏訪市の市民病院的役割は果たしていかなければなりません。課題は人材確保、資質の向上、財務体 質の改善です。理想としては「選ばれる病院」を目指し、そのために大学病院との提携や地元企業との医療機器の開発等、医療産業を育て ることなど、そういうところに当病院も参加したいと思います。長期的には超(高度)急性期病院を目指すもので、人材確保、ぜい弱な 財務体質の改善等があります。
 今回、4階建ての新病棟が15億円で建設着工の運びとなりました。1階に癌患者の外来化学療法室を、2階3階に検診センターを設置 します。
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小口医院長
 現在の検診センターのところにICUの病床を4床から8床にして、救命救急センター及び手術室の充実を図ります。
 大きな課題の一つとして駐車場の確保等、土地がないことです。


職場訪問例会アルバム
<諏訪赤十字病院>



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ロータリーソング斉唱
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38名の会員が参加しました


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朝倉社会奉仕委員長挨拶
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折井会長から小口医院長にお礼


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放射線治療大型医療機器<VARIAN>
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災害時拠点病院備蓄庫


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屋上で記念撮影(1班のみでスミマセン)
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小口医院長による講話


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ドクターによる医療機器の説明
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胃カメラ検診の仕組み


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動脈瘤の治療法「グラフト」の説明
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熱心に聞き入る会員

小口医院長、職員・スタッフの皆さん、大変お世話になりました。


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