riemblem International District 2600 諏訪ロータリークラブ週報

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2559回例会 2009.08.28(金)  No.2450


司   会     長田 司副SAA
出席報告      本日76.59% 53名中17名欠席 前回訂正88.46% 53名中7名欠席
          前々回訂正 86.53%53名中8名欠席
ゲストビジター   米山奨学生 張国紅様
ラッキーナンバー  NO,31 太田啓君

ニコニコボックス
藤森和敏君
 納涼例会、安川ガバナー及びスタッフ慰労会多数のご出席感謝、親睦委員会の皆様お疲れ様でした。
太田信夫君
 長く欠席申し訳ありませんでした。中日も終わりました。今後出席に励みます。
細川昭八君、中島伸一君、小松茂君
 勤続賞を頂いて。
八幡一成君
 諏訪湖の公魚漁が開始されました。豊漁を期待して。
宮島康君
 先週末都市対抗野球の応援に行ってきました。我NTT信越野球クラブは惜しくも4‐6で敗退。応援ありがとうございました。
古屋了君
 本日早退します。
折井俊美君
 先週の納涼例会で風船のパーフォーマーのSionさんに助手を指名され感激しました。
太田啓君
 ラッキーナンバーに当って。

会長告知  藤森和敏会長
 先週の納涼例会は多くの会員、ご家族の皆様とともに楽しく過ごせました。関口委員長はじめ親睦委員会の皆様ありがとうございました。
 今日は、会員増強並びに拡大月間にて、日本、世界の最近のロータリアンの動向について数字でお話します。
 昨年の4月末と今年の4月末の会員数の比較は、2600地区57クラブで44人の会員減(2291人が2247人)。日本では、97630人が94720人(2910人減)となり、2316クラブが2309クラブ(7クラブ減)となった。世界では、昨年2月末と今年の2月末の会員数の比較は、1216964人が1219102人(2138人の増、日本0なら5000人増)、32814クラブが33234クラブ(420クラブ増)となっています。
 因みに国別のロータリアン数は、アメリカ38万、インド9.2万(現在は日本以上?)、ブラジル5万、イギリス4.8万、韓国3.4万、オーストラリア3.4万、フランス3.3万となっています。来週の例会は、会員増強、職業分類、会員選考3委員会担当です。よろしくお願いいたします。

幹事報告 八幡一成幹事
 張国紅さん、ようこそ諏訪へおいでいただきました。後ほど卓話をお願いします。
@9月度のRCレート94円。米山梅吉記念館より館報が来ています。回覧中です。賛助会員を募集中です。対応は個人でお願いします。
A2009〜10年度RI会長代理が決定しました。2830地区(青森県)島村○○(よしさく?)君です。地区大会に出席されます。
B商工会議所より、リニア中央新幹線早期建設推進大会inSUWA10月15日(木)於茅野市民館への動員要請がありました。多数の参加をお願いします。

クラブフォーラム
米山奨学金委員長、細川昭八委員長
 米山奨学生の張国紅を紹介します。中国語で発音するとチャングーフォンさんだそうです。河北省石家荘市の出身で、華北省医科大学で講師をお勤めになり、この4年前より信州大学の博士課程にて加齢生物学、アルツハイマーを起こす物質の研究を行い、論文を提出済みでこの10月にはドクターになれるとのことです。

張国紅様講演:
 私の発表テーマは、中国と日本の体験です。
 私は、信州大学医学部大学院4年生で今年10月に終了します。私は、2005年8月に来日、10月より博士課程にて加齢生物学分野の樋口研究室に4年間の研究生生活を送りました。樋口研究室で老化促進に関する研究をしています。
 私のテーマは、老化促進マウスに発症する大腸炎に関する遺伝子を探すことです。この研究により人の潰瘍性大腸炎の発症の過程解明、予防、治療法の開発の可能性があります。
 なぜ日本、信州大学を選んだかですが、私は中国の河北省医科大学で10年間講師を務めました。中国では、大学の講師は授業を教えながら研究をしなければなりません。私は、授業については自信がありますが研究の経験が不十分だと思いました。信州大学では、最先端の研究が行われ、河北省医科大学からも多くの先輩が留学しました。彼らは、帰国後指導者として活躍しているからです。
 一方中国では、一人っ子政策により社会の高齢化が進行し始め、健康で自立した老後を過ごすために、老化予防の治療法の開発が急務です。それで世界一の長寿、世界一の健康寿命の長野県の信州大学に研究に来ました。将来日本での成果を中国で新しい薬や治療法の開発に貢献したいと考えています。ひいては、中国の科学の発展、また中国と日本の文化の交流に貢献したいと思います。
 日本についてどんな印象を持っているかと言うならば、まず日本のきれいな環境のことです。小さな街でも、公共施設でもどんなところでもきれいで清潔になっています。掃除する人もいません。ゴミを捨てる人も大騒ぎする人もいません。中国では、街や公共施設には掃除をする人が多く見られますがどこもそんなに清潔になっていません。どこにその差があるのかと考えると、生活習慣の違いが原因だと思います。日本人は、自分のゴミを自分でちゃんと片付けるが、中国では外ではゴミは専門に掃除をする人が片付けます。将来帰国したら、日本のよい生活習慣を家族や生徒に伝え身近なところから広げたいです。
 日本人は、親切で優しく真面目で仕事に一生懸命です。松本の公民館で日本語の勉強をしました。そこの多くのボランティアーの先生方は、自分の時間や生活を犠牲にして日本語を教えてくれたり、自宅への招待やご馳走してくれました。感動、また感謝しています。このような活動をする日本人が大勢います。将来私もその様な組織を通じて日中友好に力を尽くしたいです。去年私も中国語を松本中央公民館で教えました。皆さんの熱心さと協力で楽しい教室でした。
 日本では、大学の先生方の勤勉さと繊細さを強く感じました。日本の学生たちは楽しい生活を過ごしていると思います。授業のほかに音楽、美術、スポーツなどをしますが、中国ではそれは少ないです。中国の小中学生は、教科書の学習をするのに大変忙しいです。現在一人っ子政策から子供を難関大学へ進学させたいと受験戦争が過熱化しています。大学進学が成功へのパスポートと言われます。将来の生活の質を左右するものかも知れません。多くの学生は学校の勉強の他に、休日に公民館のようなところで更に勉強します。両親は一人っ子を大切にして、自分の不十分なところを子供に完璧にしようと望みます。私の両親も子供の勉強のことしか考えませんでした。私は今学習以外の例えば音楽とか美術とか全て駄目です。私は日本人が、楽に自分の気持ちを表現できるのがとても羨ましいです。私は経済的に余裕が出来ましたので、子供に幼稚園から様々な余暇時間を利用した音楽、絵画、ダンスの教室に入れました。小学校では勉強が大変になり、ダンス以外はやめました。ピアノは父親が好きなので習わせています。
 進学競争で中国の学生の負担は、非常に多いです。学習時間の負担は、日本の方が少ないです。中国は、宿題が多く、授業時間も長いです。近年中国では、外国語教育が重視されています。私の娘は幼稚園から英語を習っています。外国人講師も増えています。日本語教育は、主に大学に設置されています。2002年から日本語能力試験が実施されて毎年3万人が受験し、更に発展しています。
 大学生は、1990年代まで就職は国の分配により決められていて、政府機関や大手国有企業への就職が国から保障されていましたので入学後勉強を頑張りませんでした。ここ数年大学の募集人数が急激に増加し、多くの人が大学進学するようになり、相互選択制度が取り入れられ、企業は学生を、学生は企業を選択できます。しかし、大学生が増えて、全ての学生が仕事を得ることが出来ません。現在大学生は、自分の専門の能力を高めています。私は、今後中国の教育制度がよくなることを望んでいます。
 私は、日本と中国の両方で生活でき、両国の文化を調べることができることが可能です。出来ればこの二つの国に何か役立つことが出来たらと言う思いが、ずっと心中に在ります。これから博士学位をとり、中国に帰り、この経験を皆に伝えたいと思っています。
 日本留学の体験は、私には一生の宝物であり、これからも感謝の気持ちを忘れずに、前向きに生きて生きたいと思います。


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