2.278回例会  2003.7.25(金)  No.2169

司会 宮坂 寛副SAA
ゲスト・ビジター 霧ヶ峰ネットワーク 代表熊田章子さん、副代表栗原雅博さん
出席報告 本日78.57% 12名欠席 前回訂正89.29% 6名欠席 
ラッキーナンバー No.34 小林恭一君

ニコニコボックス 小口雄三君 母の葬儀の折りには、多くの方々にご会葬いただき、また受付を担当していただき誠にありがとうございました。本来なら出席をしお礼を申し上げなければならないところですが、出張につき失礼させていただきます。山田銀治朗君 五味茂喜さんよりお酒を解禁されました。小林恭一君、ラッキーナンバーに当たって。

会長告知 森幸俊会長 本日も小川村の話題です。小川村の豊かな自然を守るためのユニークな手立てを紹介します。信濃毎日新聞の創刊130周年対談で映画監督の降旗康男さんとバレリーナの宮内まり子さんが対談していて、信州のイメージは「自然が豊か、アルプスの町、空気がきれいな町、信州の味といえばおやきとそば」と語っていました。おやき発祥の地は小川村で山村地の食文化と思います。今から7年前ロサンゼルスで行われたジャパンフェスティバルでおやきを紹介したところ、おやきは山菜豊かでヘルシーな食物として好評を得ました。また、小川村は空気のきれいな所で小川天文台があり全国から天体観測に人が集まります。と同時にアルプスの町で蓮華岳や鹿島槍ヶ岳など白馬の峰々が一望できる風光明媚な所です。このような小川村に最近山菜採りに車で大勢の人が来ます。そこで小川村の人はこの自然を守ろうと山林野保全条例を制定しました。この条例は地主以外の皆さんが小川村で営利目的で山菜を採ると、村長は禁止命令また現状復帰を命令できると言う厳しくてユニークな条例です。村は看板を立てるなどして啓蒙しています。人が入ってはいけませんと言うだけでは自然は守れません。そこにいる皆さんが保護をする手立てを考えないと自然は守れません。

幹事報告 藤森和敏幹事 麻薬、覚せい剤、大麻、シンナーの乱用撲滅の国連資金募金箱を再度廻しますのでご協力お願いします。海外クラブとの提携の件はクラブ親善委員会中心にやっていくことが理事会で決まりました。細かい事はこれからで都度皆さんにお知らせします。

委員会報告 小松茂ロータリー情報委員長 3分間情報として三井章義さんに中央の情報をお願いします。ビチャイ直前RI会長の語録「ロータリーは感動を共有する事から始まる。今こそロータリーの原点に戻る時である。職を通じて社会に貢献できる質の高いロータリアンになる。ロータリーはクラブが唯一の原点である。ロータリーは数の多さでは決らない、いかに質の高いロータリアンがいるかで決まる」。2004年5月23日〜26日の大阪国際大会は海外から15,000人、日本から25,000人の計4万人参加を目標。以前の東京大会では3万人弱が参加。千玄室さんが2005年7月1日からのRI会長に立候補。山田銀治朗プログラム委員長 8月例会予定を配布。卓話を募集しますので希望者は申し出てください。古屋了ローターアクト委員長 諏訪よいてこにローターアクトが出すバザーへのご協力ありがとうございました。 

卓話 霧ヶ峰ネットワーク副代表栗原雅博さん テーマは霧ヶ峰の風景とその保全。霧ヶ峰の草原の現状ですが、八島ヶ原湿原から蝶々深山方面を撮った1970年と1995年の風景写真や航空写真を見るとかなり樹林が増えています。霧ヶ峰がなぜ草原であったかと言うと江戸前期に薪や草を刈り野火が入り草原が維持されてきました。農業の機械化で牛馬が必要でなくなったため採草されず森林化してきていると言うことです。白樺湖側野火付けは柏原財産区の皆さんにより継続されていて貴重な存在です。松の枝で掃くように火を止め、萱で火を広げ、ぱちぱちと音を立てて一気に真っ黒になります。霧ヶ峰は亜高山帯なので高山植物もあり阿蘇の草原よりも生物種は豊富です。自然の価値を決めるのは生態系だけでなく人の心と感動であると思います。草原を保全することで感動する霧ヶ峰を守り貴重な生態系を守ります。自然から発生する物だけを利用し、毎年利用できるように保っておくと言う、人と自然との共生を概念だけでなく実体験として諏訪の人々は持っていると思います。



慈愛の種を播きましょう


  


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